内藤陽介 Yosuke NAITO
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 リニア新幹線のルート発表
2013-09-18 Wed 17:03
 JR東海は、きょう(18日)、2027年の開業を目指す東京(品川)=名古屋間のリニア中央新幹線の詳細な走行ルートや中間駅の位置を公表しました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

       リニアモーターカー

 これは、1987年4月1日、JR発足にあわせて発行された“新鉄道事業体制発足”の記念切手のうち、“近未来の乗り物”としてリニアモーターカーを描いた1枚です。

 リニアモーターカーは、車両に電磁石を備え、軌道側にも電磁石や鉄板などの設備を並べることによって、それらの間の反発力と吸引力により進む仕組みになっています。

 1934年にドイツのヘルマン・ケンペルが磁気浮上鉄道の基本特許を取得し、1960年代以降、各国で本格的な研究が始まりました。わが国でも、1963年から鉄道総合技術研究所を中心に研究が始まり、1972年に国鉄が日本の鉄道100年を記念して超伝導リニアであるML100の試験走行を公開しています。

 今回ご紹介の切手に取り上げられているのは、当時、宮崎浮上式鉄道実験センターで製作中だったMLU002型(MLは磁気浮上を意味するmagnetic Levitationの略、Uは線路に相当するガイドウェイの断面がU字型であることを、002は実用型実験車の2号機を意味する)の完成予想図です。この形式の車両は、1987年に1両だけ試作されたもので、両端を流線形状とし、客室スペースも広く取り入れ44人分の座席(実用時には連結して70-80人乗りとなることを想定)を確保していました。国鉄時代最後の実験車として貴重な存在でしたが、1991年10月、実験走行中に補助車輪のゴムタイヤがパンクし車輪がロックしたまま走行し、車輪と軌道との摩擦で発火。焼失してしまったため、現在は残っていません。
 
 なお、今回ご紹介の切手を含む昭和末期の記念特殊切手については、拙著『昭和終焉の時代』でも詳しく解説しておりますので、機会がありましたら、ぜひご覧いただけると幸いです。


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