内藤陽介 Yosuke NAITO
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 式年遷宮・遷御の儀(内宮)
2013-10-02 Wed 10:00
 伊勢神宮の式年遷宮のメイン行事ともいうべき内宮の“遷御の儀”が、今夜20時ごろから行われます。というわけで、きょうはこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

       伊勢神宮式年遷宮(遷御の儀・絵葉書)

 これは、1929年の“神宮式年遷宮”に際して逓信省が発行した絵葉書で、“遷御の儀”の場面が描かれています。なお、この時発行された記念切手や絵葉書で伊勢神宮ではなく単に“神宮”となっているのは、神道の世界では、単に“神宮”というと三重県伊勢の大神宮(いわゆる伊勢神宮)のことをいうためです。

 神宮は内宮と外宮に分かれており、内宮の皇大神宮には皇室の祖先とされる天照大神が、外宮の豊受大神宮には五穀の神である豊受大神が祀られていいます。この両宮では、7世紀末の持統天皇の時代から、おおむね20年ごとに新しく社殿をつくり、御神体を奉遷する儀式が行われてきました。これが、いわゆる式年遷宮です。

 式年遷宮が行われるのは、正殿をはじめとする神宮の建物が、塗装していない白木を地面に突き刺した掘立柱も萱葺屋根の構造となっているため、耐用年数が短いためです。ただし、20年ごとというサイクルは、江戸時代以前には必ずしも守られていたわけではなく、戦乱により100年以上も遷宮が行われなかったこともあります。

 今夜行われる“遷御の儀”は、御神体を旧殿から新殿へ遷す儀式で、筆頭宮家の当主である秋篠宮殿下が皇族代表として参列され、同じ時間、陛下は皇居で神宮に向かって拝礼する“遙拝の儀”をなさるそうです。なお、今夜の“遷御の儀”は内宮の儀式ですが、外宮では5日に“遷御の儀”が行われる予定です。

 実際の儀式は夜間に行われ、照明もほとんどないため、肉眼では何をやっているのかわからないというのが実態でしょうが、地元の三重テレビとテレビ神奈川、千葉テレビ、KBS京都、サンテレビ、テレビ和歌山、奈良テレビ、岐阜放送の8局では、19時30分から、五十鈴川のほとりにカメラを構え、森の向こうで執り行われている祭典の様子を実況中継するほか、実際の“遷御の儀”も20分~30分後に放送予定だそうです。

 本来ならNHKあたりがきっちり生中継しても良いように思うのですが、新聞のテレビ欄を見ると、19時30分からはいつも通り「クローズアップ現代」(お題は“医療ビッグデータ”だとか)をやって、その後もきっちりフツーの番組を放送、21時からのニュースで「神秘の映像をいち早く」放送するということのようです。まぁ、視聴率が取れないといわれればそれまでなんですが、我が家でも千葉テレビとテレビ神奈川は視聴可能ですので、今夜はそちらで今回ご紹介の絵葉書に描かれた光景を拝ませてもらうとしますかね。


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