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内藤陽介 Yosuke NAITO
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 ブラジル・ワイン
2013-11-21 Thu 16:05
 きょう(21日)は11月の第3木曜日。いわずと知れたボジョレー・ヌーボーの解禁日です。というわけで、せっかくブラジルにいるので、ブラジル切手の中からワインがらみの1枚を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

       ブラジル・ブドウ祭り

 これは、1954年2月28日、リオグランデ・ド・スル州(南大河州)で開催されたブドウ祭りの記念切手で、ブドウとワインのボトルが描かれています。

 ブラジルは国土の大半が高温多湿の地域にあるため、ブドウ畑の大半では食用ブドウの生産が行われていますが、赤道から外れた最南端の南大河州、特に、アルゼンチンとの国境にも近い高地のセラ・ガウチャ地域は国内のワイン生産の中心地となっています。ちなみに、こちらに来てから、近所のスーパーで買ったワイン(下の画像)にも、しっかり“南大河州”の文字が入っていました。

       ブラジル・ワイン


 南大河州におけるブドウの栽培は、1626年、イエズス会がスペインのブドウ木を持ち込んだのが最初と言われています。18世紀には、アゾレス諸島出身の入植者が、マデイラ諸島とアゾレス諸島からブドウの切穂を持ちこんでいます。

 19世紀後半、イタリア有数のワインの生産地であるヴェネト州からの移民が南大河州に入植。彼らは、20世紀に入ると、セラ・ガウチャ地域で相次いでワイナリーを開業しました。その代表的な例としては、モナコ(1908年開業)、サルトン(1910年開業)、ドレヘル(1910年開業)、アルマンド・ペテロンゴ(1915年開業)などがあります。ただし、1970年代までのブラジル・ワイン生産は質より量を重視しており、世界的にはほとんど無視されていました。

 これに対して、1973年、隣国ウルグアイの名門ワイン農家、カルラウ家がセラ・ガウチャで生産した「シャトー・ラカヴェ」を発売したことで、ブラジル・ワインの評価が見直されるようになり、翌1974年には、米仏伊加の4ヵ国のワイン企業(その中には、かのモエ・エ・シャンドンも含まれています)が南大河州にワイナリーを解説し、ヨーロッパ種のブドウを本格的に移植。以後、ブラジル・ワインは輸出に耐えうる品質へと成長していくことになります。

 まぁ、こちらは南半球なので、残念ながら、現在は新酒の時期ではないのですが、せっかくなので、今晩は、手元の安ワインではなく、値段は少し高くても、ブラジル・ワインのお勧め銘柄を教えてもらって一献といきますかね。


 ★★★  絵葉書と切手でたどる世界遺産歴史散歩  ★★★

 2014年1月11日・18日・2月8日のそれぞれ13:00-15:00、文京学院大学生涯学習センター(東京都文京区)で、「絵葉書と切手でたどる世界遺産歴史散歩」と題する講座をやります。(1月18日は、切手の博物館で開催のミニペックスの解説)

 新たに富士山が登録されて注目を集めるユネスコの世界遺産。 いずれも一度は訪れたい魅力的な場所ばかりですが、実際に旅するのは容易ではありません。そこで、「小さな外交官」とも呼ばれる切手や絵葉書に取り上げられた風景や文化遺産の100年前、50年前の姿と、講師自身が撮影した最近の様子を見比べながら、ちょっと変わった歴史散歩を楽しんでみませんか? 講座を受けるだけで、世界旅行の気分を満喫できることをお約束します。

 詳細はこちら。皆様の御参加を、心よりお待ちしております。


 ★★★ 予算1日2000円のソウル歴史散歩 ★★★   

 毎月1回、よみうりカルチャー(読売・日本テレビ文化センター)荻窪で予算1日2000円のソウル歴史散歩と題する一般向けの教養講座を担当しています。次回開催は12月3日(原則第1火曜日)で、以後、1月7日、2月4日、3月4日に開催の予定です。時間は各回とも13:00~14:30です。講座は途中参加やお試し見学も可能ですので、ぜひ、お気軽に遊びに来てください。


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