内藤陽介 Yosuke NAITO
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 グレナダ独立40年
2014-02-07 Fri 13:50
 1974年2月7日にカリブ海の島国グレナダが独立してから、ちょうど40年になりました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

       グレナダ・独立記念小型シート

 これは、1974年8月19日にグレナダで発行された独立記念切手の小型シートです。小型シートはグレナダの国章を描く2ドル切手(額面のドルは米ドルとペッグした東カリブドル。現在のレートは1米ドル=2.70東カリブ・ドルの固定)1枚を収め、周囲には同国の地図と国旗が描かれています。

 カリブ海南部、ベネズエラの対岸にある島国のグレナダは、1498年にコロンブスが“発見”しました。島の名前は、ザクロを意味するスペイン語のグラナダに由来します。1650年、グレナダ本島はフランスの植民地となり、綿花、コーヒーとともに、カカオのプランテーション栽培が始まります。その後、1762年に英領となり、第二次大戦後の1974年に独立しました。

 国家としてのグレナダは、シート余白の地図が示すように、グレナダ本島と北隣のセントヴィンセント・グレナディーンとの間にあるグレナディーン諸島のうちロンデ島・カリアク島・プティトマルティニーク島(及び周辺の小島)から構成されており、グレナディーン諸島に属する島は属領の扱いとして、独立以前の1973年12月23日から、本島とは別の“グレナダ・グレナディーン”名義の切手も発行されています。ちなみに、セントヴィンセントの場合は、グレナディーン諸島も属領ではなく、セントヴィンセント本島と同列の扱いですので、切手は“セントヴィンセント・グレナディーンズ”の国名表示で一括して発行されています。

 国旗は1974年の独立に伴い制定されたもので、赤は国民の熱情と勇気および独立を、黄は太陽の光と国土および富を、緑は肥えた土地と農業に加えて繁栄を示し、左側の緑の部分には、特産品としてのナツメグの実が描かれています。

 一方、切手に取り上げられた国章は、独立以前の1973年12月6日に制定されたもので、金の十字で四分割された赤と緑の盾(シールド)の左側にはアルマジロとトウモロコシが、右側には国鳥のグレナダバトとバナナが描かれています。金の十字が交わる部分にはコロンブスの乗ったサンタ・マリア号が描かれていますが、独立以前の植民地としての紋章はこの船だけを描くものでした。また、盾の下にはグランド・エタング湖が描かれており、その下には“Ever Conscious of God We Aspire, Build and Advance as One People(神の御心のままに、一人の民として打ち立て、進む)”との文言が入っています。

 さて、ことしは、わが国とカリブ共同体(旧英領を中心にカリブの14か国1地域が加盟)の事務レベル協議開始後20年が経過した年であるとともに、ジャマイカならびにトリニダード・トバゴとの国交樹立50周年にもあたることから、“日・カリブ交流年”とされています。8月1-3日、東京・墨田区で開催が予定されている<全日本切手展2014>でも、これにちなみ、特別企画としてカリブ切手展を併催の予定です。今後も、同展の事前プロモーションを兼ね、機会を見つけてカリブ共同体加盟諸国・地域の切手をご紹介していきたいと考えておりますので、よろしくお付き合いください。


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