内藤陽介 Yosuke NAITO
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 トリニタリオ種のカカオ
2014-02-14 Fri 13:34
 きょうはバレンタインデーです。というわけで、チョコレート関連のネタということで、カカオを取り上げた切手の中からこの1枚を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

       トリニダード・カカオ(

 これは、2010年にトリニダード・トバゴで発行されたトリニタリオ種のカカオの切手です。

 スペインのコルテスがアステカからカカオ豆とチョコレート飲料を作る道具を持ち帰り、スペイン国王に献上したのは1519年のことでしたが、ほどなく、砂糖や香辛料を加えたショコラトル(チョコレート)は貴族たちの愛好するところとなりました。このため、1498年、コロンブスによって“発見”されたばかりのトリニダード島にも1525年にカカオの苗が持ち込まれ、翌1526年から本格的なプランテーション栽培が開始されています。

 当初、トリニダード島で栽培されていたカカオはクリオーロ種のものでしたが、カカオ農園がハリケーンのため壊滅。このため、南米のアマゾン川、オリノコ川源流地域を原産とするフォラステロ種のカカオを持ち込んで農園の復旧が図られました。その際、フォラステロ種と、ハリケーンで生き残ったクリオーロ種の間で自然交配が起こって生まれたのがトリニタリオ種です。トリニタリオ種はトリニダード島で育成されたことからこの名がつけられましたが、2つの種の長所を受け継ぎ、病気に対する体制も強かったため、カリブ海のカカオ農園で急速に広まっていきます。

 トリニタリオ種のカカオは、“アロマ・カカオ”と呼ばれるほど香が芳醇で、ニューヨーク市場では普通のカカオ豆の2倍以上の値段で取引されており、高級チョコレートの材料に用いられています。

 さて、ことしは、わが国とカリブ共同体(旧英領を中心にカリブの14か国1地域が加盟)の事務レベル協議開始後20年が経過した年であるとともに、ジャマイカならびにトリニダード・トバゴとの国交樹立50周年にもあたることから、“日・カリブ交流年”とされています。8月1-3日、東京・墨田区で開催が予定されている<全日本切手展2014>でも、これにちなみ、特別企画としてカリブ切手展を併催の予定です。今後も、同展の事前プロモーションを兼ね、機会を見つけてカリブ共同体加盟諸国・地域の切手をご紹介していきたいと考えておりますので、よろしくお付き合いください。
  

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