内藤陽介 Yosuke NAITO
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 年賀状の戦後史(電子版)
2014-06-10 Tue 10:01
 このたび、拙著『年賀状の戦後史』が電子書籍として配信開始となりました。つきましては、日頃、このブログを閲覧していただいている皆様に、配信開始のご挨拶申し上げます。(画像は表紙カバーのイメージ。クリックで拡大されます)

      年賀状の戦後史(帯つき)

 インターネットや携帯電話の普及により、郵便の利用が急速に減少しつつある現在なお、年賀状だけは郵便を利用するという人も少なくありません。本書では、年賀状に欠かすことのできない年賀はがきと年賀切手に焦点を当て、1945年の終戦から東日本大震災のあった2011年までの歩みをたどることによって、そこから戦後日本と日本人の歴史的な変遷をたどろうとしたもので、具体的には、以下のようなエピソードも含まれています。

くじ付きのお年玉葉書は、終戦直後の焼け跡で安否確認の手段として考案された
・テレビ時代の幕開けと1等賞品の抽選をめぐる信じられないミスとは
・ドラマ『南極物語』とゆかりの深い年賀切手とは
・“おらがふるさと”の郷土玩具と年賀切手と政治の関係
・年賀状を人質に取った労組の年末闘争とは
・プリントゴッコからワープロ専用機を経てパソコンへ
 …家庭のインフラ整備に果たした年賀状の役割とは
・大王製紙前会長が社長時代に謝罪した再生紙偽造事件とは

 このほかにも、昭和・戦後時代を中心に、人々の記憶に残る年賀はがきと年賀切手の数々を、関連図版とともに詳しく解説しております。

 これから暑くなる時期に“年賀状”でもなかろうとお叱りを受けそうですが、作品そのものは季節を越えて残っていくものですので、いずれ違和感はなくなるのではないかと思います。ちなみに、山下達郎の「クリスマス・イブ」は、当初、1983年6月8日に発売されたアルバム『MELODIES』の1曲として発表されたものですが、現在、そのことをとやかく言う人はなくなりました。

 毎年、11-12月になると、この本に絡んで放送メディアの仕事を頂戴するのですが、その際、年に一度必ずお会いする某局のディレクターの方からは「山下達郎の『クリスマス・イブ』と内藤さんの『年賀状~』が来ると、年末になったという実感がわきますね」とお世辞を言っていただくのが恒例となりました。(今年の年末も、同じ言葉をかけていただけると嬉しいのですが…)

 すでに発表から30年以上という超ロングセラーの「クリスマス・イブ」に比べると、僕の『年賀状の戦後史』はようやくその1割程度でしかないのですが、ともかくも、今回の電子化によって、本としての寿命が大幅に伸びることになったのは著者として素直に喜んでいます。

 なお、新書の電子書籍という性格上、誤記などの修正個所は最小限で図版もモノクロのままですが、電子書籍の特性を生かし、拡大してご覧いただけるようになっております。

 電子書籍は、まだまだ、著者・出版社ともに手探りの状態が続いている分野ですので、今後ともよろしくご指導・ご支援いただけると幸いです。


 ★★ 講座「切手を通して学ぶ世界史:第一次世界大戦から100年 」のご案内 ★★ 

       中日・講座チラシ    中日・講座記事

 7月18日・8月29日・9月19日の3回、愛知県名古屋市の栄中日文化センターで、第一次大戦100年の企画として、「切手を通して学ぶ世界史」と題する講座を行います。

 講座では、ヨーロッパ、中東、日本とアジアの3つの地域に分けて、切手や絵葉書という具体的なモノの手触りを感じながら、フツーとはちょっと違った視点で第一次世界大戦の歴史とその現代における意味を読み解きます。

 詳細は、こちらをご覧ください。

 * 左の画像は講座のポスター、右は講座の内容を紹介した5月20日付『中日新聞』夕刊の記事です。どちらもクリックで拡大されますので、よろしかったらご覧ください。
 

 ★★★ 『年賀状の戦後史』が電子版になりました! ★★★

  日本人は「年賀状」に何を託してきたのか?
  「年賀状」から見える新しい戦後史!

      年賀状の戦後史(帯つき) 

   角川oneテーマ21 本体720円~

 アマゾン紀伊国屋書店ウェブストアなどで、6月10日から配信が開始されました。よろしくお願いします。


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