内藤陽介 Yosuke NAITO
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 マラカナン・スタジアムの切手
2014-07-13 Sun 22:55
 早いもので、6月12日(現地時間)に始まったサッカーの第20回ワールドカップ(W杯)ブラジル大会も、明朝の決勝戦で閉幕します。というわけで、決勝戦の舞台となるリオデジャネイロのマラカナン・スタジアムの切手をご紹介します。(画像はクリックで拡大されます)

      ブラジル・マラカナンスタジアム     マラカナン・スタジアム遠景

 これは、1950年6月24日、同年のW杯ブラジル大会に際して開催国のブラジルが発行した記念切手で、完成後まもないマラカナン・スタジアム(ポルトガル語ではエスタジオ・ド・マラカナン)が取り上げられています。右側には、昨年11月のリオ訪問時、キリスト像で有名なコルコヴァードの丘から撮影したスタジアム全景の写真を貼っておきました。

 1946年、1950年のワールドカップ開催を決めたブラジルは、大会の決勝戦会場として、世界最大のサッカースタジアムをリオデジャネイロ近郊に建設します。これが、マラカナン・スタジアムで、当初の収容人員は20万人でしたが、1992年のブラジル全国選手権決勝に際してスタンド落下事故が発生したことから、現在は全席椅子席となり、約8万人に削減されました。まぁ、それでも、世界最大規模のサッカー競技場であることには違いないのですが。

 1950年のW杯では、決勝に進出したブラジル代表が、決勝戦でウルグアイに1対2と惜敗。このことは“マラカナンの悲劇”としてブラジル国民の間で長らく語り継がれており、今回のW杯では、マラカナン・スタジアムでの決勝戦で勝利を収めて開催国として優勝するというのがブラジル国民の悲願となっていました。実際、昨年11月に僕が訪ねた時点では、スタジアムの前に「マラカナン 1950・2014」との文字とスタジアムのイラストが入った巨大な幕が掲げられており(下の画像)、あらためて、64年越しの雪辱にかける彼らの意気込みを感じたことを思い出します。

      マラカナン・スタジアム前

 残念ながら、今大会では、ブラジル代表は準決勝のドイツ戦で1対7の大敗を喫してしまいましたので、開催国としてマラカナン・スタジアムで優勝するという悲願の達成は、また次の機会に、ということになりました。とはいえ、今回が64年ぶりの開催ですから、次回のブラジル開催もそれと似たような年月を経てからということになると、おそらく、僕はこの世にいないでしょう。

 なお、ブラジルW杯はまもなく終了してしまいますが、2年後の2016年には、マラカナン・スタジアムをメイン会場として、リオデジャネイロ五輪の開催が予定されています。今年初めの時点では、今夏刊行の予定で計画していたブラジル本の企画も、結局、現時点では日の目を見ないままになっていますので、気持ちを切り替え、2年後を目指して準備を進めることにしますかね。


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       中日・講座チラシ    中日・講座記事

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