内藤陽介 Yosuke NAITO
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 世界の国々:ポーランド
2015-01-21 Wed 14:18
 アシェット・コレクションズ・ジャパンの週刊『世界の切手コレクション』2015年1月21日号が、先週刊行されました。僕が担当しているメイン特集「世界の国々」のコーナーは、今回はポーランドを取り上げました。その記事の中から、こんなモノをご紹介します。(画像はクリックで拡大されます)

      ポーランド・独立加刷

 これは、1918年、独立直後のポーランドで発行された暫定加刷切手です。

 1795年、ポーランドの地はロシア帝国、プロイセン王国、オーストリア帝国により分割され、外国人の支配下に置かれることになりました。その後、19世紀には何度か独立を求める革命が起こりましたが、ことごとく鎮圧されてしまいます。

 1914年、第一次世界大戦が勃発し、ロシアとドイツ・オーストリアが戦うことになると、1915年5月、ドイツ・オーストリアは中部ポーランドに駐留していたロシア軍に大攻勢を仕掛け、9月までにはポーランドとリトアニアからロシア軍を駆逐。これに伴い、旧ロシア領ポーランドの地域では、ドイツ切手に加刷した占領切手が使用されるようになります。

 1918年11月、第一次世界大戦が終結すると、大戦中に革命で帝政が倒れたロシア敗戦国のドイツ、オーストリアから領土が割譲され、ポーランドは再独立を果たしました。これを受けて、第一次大戦中、ドイツ軍占領下で使用されていた切手の“ドイツ帝国(DEUTSCHES REICH)”、“ワルシャワ総督府(Gen.-Gouv. Warschau:Geneal Gouvernement Warschau)の文字を抹消し、“ポーランド郵政(Poczia Polska)”の文字を加刷した暫定切手が発行されています。

 さて、『世界の切手コレクション』1月21日号の「世界の国々」では、第二次大戦期のポーランドの概要と、アウシュヴィッツ収容所についての2本の長文コラムのほか、日章旗の描かれたマリエンヴェルダーの切手キュリー夫人やショパン、伝統的なイースターやウォッカのズブロッカで有名なヨーロッパバイソンの切手などもご紹介しております。機会がありましたら、ぜひ、書店などで実物を手に取ってご覧いただけると幸いです。

 なお、本日発売の1月28日号では、「世界の国々」はアフリカのチャドを特集していますが、こちらについては、来週水曜日に、このブログでもご紹介する予定です。 


 ★★★ イベント「みんなで絵手紙」(2月8日)のご案内 ★★★

      狛江絵手紙チラシ・表     狛江絵手紙チラシ・裏

 2月8日(日) 10:00-17:00に東京・狛江のエコルマホールにて開催のイベント「みんなで絵手紙 見て、知って、書いて、楽しもう」のトークイベントに内藤陽介が登場します。内藤の出番は13:30-14:15。「切手と絵・手紙」と題してお話しする予定です。是非、遊びに来てください。主宰者サイトはこちら。画像をクリックしていただくと、チラシの拡大画像がごらんになれます。


 ★★★ 講座「切手と郵便物に刻まれた“終戦”」(2月20日)のご案内 ★★★ 

       ミズーリの消印

 2月20日13:00~14:30、愛知県名古屋市の栄中日文化センターで、「切手と郵便物に刻まれた“終戦”」と題する講座を行います。

 2015年は第二次世界大戦の終戦から70周年にあたります。終戦の年の1945年はあらゆる意味で社会が激変した年ですが、その影響は切手や郵便物にもさまざまな痕跡を残しています。今回の講座では、当時の切手や郵便物を読み解いていくことで、一般の歴史書では見落とされがちな終戦の諸相を、具体的なモノの手触りとともに明らかにしてみたいと思っています。

 詳細は、こちらをご覧ください。(画像は、日本の降伏文書調印が行われた米軍艦ミズーリ号から降伏文書調印日に差し出された郵便物の一部分です) 

 
 ★★★ よみうりカルチャー荻窪の講座のご案内 ★★★

 毎月1回(原則第1火曜日:2月3日、3月3日、3月31日)、よみうりカルチャー(読売・日本テレビ文化センター)荻窪で下記の一般向けの教養講座を担当します。

 ・イスラム世界を知る 時間は15:30-17:00です。

 次回開催は2月3日で、途中参加やお試し見学も可能ですので、ぜひ、お気軽に遊びに来てください。


 ★★★ 内藤陽介の最新刊  『朝鮮戦争』好評発売中! ★★★ 

        朝鮮戦争表紙(実物からスキャン) 本体2000円+税

 【出版元より】
 「韓国/北朝鮮」の出発点を正しく知る!
 日本からの解放と、それに連なる朝鮮戦争の苦難の道のりを知らずして、隣国との関係改善はあり得ない。ハングルに訳された韓国現代史の著作もある著者が、日本の敗戦と朝鮮戦争の勃発から休戦までの経緯をポスタルメディア(郵便資料)という独自の切り口から詳細に解説。解放後も日本統治時代の切手や葉書が使われた郵便事情の実態、軍事郵便、北朝鮮のトホホ切手、記念切手発行の裏事情などがむしろ雄弁に歴史を物語る。退屈な通史より面白く、わかりやすい内容でありながら、朝鮮戦争の基本図書ともなりうる充実の内容。

 本書のご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、アマゾン他、各電子書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。

 *8月24日付『讀賣新聞』、韓国メディア『週刊京郷』8月26日号、8月31日付『夕刊フジ』、『郵趣』10月号、『サンデー毎日』10月5日号で拙著『朝鮮戦争』が紹介されました!


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