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内藤陽介 Yosuke NAITO
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 自由の日
2015-02-01 Sun 23:46
 今日(1日)は、1865年2月1日に米国大統領エイブラハム・リンカーンが奴隷制全廃を定めるアメリカ合衆国憲法修正第13条に署名したことにちなみ、米国では“自由の日”になっています。今年は、リンカーンの署名からちょうど150周年でもありますし、きょうはこの切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

      米・リンカーンの名言

 これは、1960年に米国で発行された“大統領の名言”シリーズのうち、リンカーンの名言である「他人の自由を否定する者は、自らも自由になる資格はない(Those who deny freedom to others deserve it not for themselves.)」を取り上げた1枚です。

 1859年、リンカーンはヘンリー・ピアース主催の トマス・ジェファーソンの誕生日を祝う会に招待されていたものの欠席することになり、4月6日、主催者のピアースに対してその旨を連絡する手紙を送ります。その際、彼はジェファーソンの理念や功績を称える文章を書きましたが、その一節として登場するのが、今回ご紹介した切手の名言です。米国型の民主主義に対する評価は人それぞれでしょうが、そうしたことを越えて、人類普遍の価値観を言い表した言葉であることは間違いないわけで、自由の日(National Freedom Day)にふさわしい一言ではないかと思います。

 さて、イスラム過激派組織“イスラム国”が、けさ(1日早朝)、拘束中のジャーナリスト・後藤健二さんを殺害したとする映像をインターネット上に投稿しました。この動画について日本政府は「信憑性は高い」とみており、事実であれば、まさに許し難い話で、彼らに対しては強い怒りを感じます。

 もちろん、イスラム世界の価値観においては、西洋式の“民主主義”と相いれない部分が少なからずあることは僕も理解しています。しかし、少なくとも、丸腰の民間人ジャーナリストを、いわば身代金目的で誘拐したうえ、最終的に殺害し、さらには、その様子をビデオで全世界に配信するということは、イスラムの教義とは全く無関係の犯罪行為です。誰がどう考えても、決して許容されるものではありません。

 今日ご紹介したリンカーンの言葉の通り、罪のない人々の自由を侵している連中(けっして“イスラム国”には限らないわけですが…)が好き勝手なことをやっていられる事態は、一日も早くピリオドが打たれなければなりませんね。あわせて、このたび非業の死を遂げられた後藤さんのご冥福を心よりお祈りいたします。

 * 第6回テーマティク出品者の会切手展は、本日夕方、無事、終了いたしました。ご来場いただいた皆様ならびに関係者の方々に、この場をお借りしてお礼申し上げます。
    

 ★★★ イベント「みんなで絵手紙」(2月8日)のご案内 ★★★

      狛江絵手紙チラシ・表     狛江絵手紙チラシ・裏

 2月8日(日) 10:00-17:00に東京・狛江のエコルマホールにて開催のイベント「みんなで絵手紙 見て、知って、書いて、楽しもう」のトークイベントに内藤陽介が登場します。内藤の出番は13:30-14:15。「切手と絵・手紙」と題してお話しする予定です。是非、遊びに来てください。主宰者サイトはこちら。画像をクリックしていただくと、チラシの拡大画像がごらんになれます。


 ★★★ 講座「切手と郵便物に刻まれた“終戦”」(2月20日)のご案内 ★★★ 

       ミズーリの消印

 2月20日13:00~14:30、愛知県名古屋市の栄中日文化センターで、「切手と郵便物に刻まれた“終戦”」と題する講座を行います。

 2015年は第二次世界大戦の終戦から70周年にあたります。終戦の年の1945年はあらゆる意味で社会が激変した年ですが、その影響は切手や郵便物にもさまざまな痕跡を残しています。今回の講座では、当時の切手や郵便物を読み解いていくことで、一般の歴史書では見落とされがちな終戦の諸相を、具体的なモノの手触りとともに明らかにしてみたいと思っています。

 詳細は、こちらをご覧ください。(画像は、日本の降伏文書調印が行われた米軍艦ミズーリ号から降伏文書調印日に差し出された郵便物の一部分です) 

 
 ★★★ よみうりカルチャー荻窪の講座のご案内 ★★★

 毎月1回(原則第1火曜日:2月3日、3月3日、3月31日)、よみうりカルチャー(読売・日本テレビ文化センター)荻窪で下記の一般向けの教養講座を担当します。

 ・イスラム世界を知る 時間は15:30-17:00です。

 次回開催は2月3日で、途中参加やお試し見学も可能ですので、ぜひ、お気軽に遊びに来てください。


 ★★★ 内藤陽介の最新刊  『朝鮮戦争』好評発売中! ★★★ 

        朝鮮戦争表紙(実物からスキャン) 本体2000円+税

 【出版元より】
 「韓国/北朝鮮」の出発点を正しく知る!
 日本からの解放と、それに連なる朝鮮戦争の苦難の道のりを知らずして、隣国との関係改善はあり得ない。ハングルに訳された韓国現代史の著作もある著者が、日本の敗戦と朝鮮戦争の勃発から休戦までの経緯をポスタルメディア(郵便資料)という独自の切り口から詳細に解説。解放後も日本統治時代の切手や葉書が使われた郵便事情の実態、軍事郵便、北朝鮮のトホホ切手、記念切手発行の裏事情などがむしろ雄弁に歴史を物語る。退屈な通史より面白く、わかりやすい内容でありながら、朝鮮戦争の基本図書ともなりうる充実の内容。

 本書のご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、アマゾン他、各電子書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。

 *8月24日付『讀賣新聞』、韓国メディア『週刊京郷』8月26日号、8月31日付『夕刊フジ』、『郵趣』10月号、『サンデー毎日』10月5日号で拙著『朝鮮戦争』が紹介されました!


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