内藤陽介 Yosuke NAITO
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 英領南極で郵便局員募集
2015-02-26 Thu 22:03
 英国の南極遺産トラストが、英領南極のポート・ロックロイ基地に期間限定で勤務する“郵便局員”の募集広告を自らのウェブサイトに掲載したところ、応募者約1000人が殺到し、サイトへの接続が一時不可能となるほどの反響を呼んだそうです。というわけで、今日はこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

       英領南極 ポート・ロックロイ

 これは、2001年に発行された英領南極の切手で、ポート・ロックロイ基地が取り上げられています。

 英国による南極地域の領有の主張は、1819年2月19日、ウィリアム・スミスがサウス・シェトランド諸島を発見し、領有宣言を行ったのが最初です。翌1820年には英探検隊によりグレアムランドが、ついで1821年にはサウス・オークニー諸島が発見されました。

 ポート・ロックロイは、もともとは、英領フォークランドの一部であるパーマー諸島のヴィンケ島の北西岸に位置する湾で、1904年、フランスのジャン・バプチスト・シャルコットひきいる探検隊によって発見されました。地名は、探検隊を支援していたフランスの政治家エドゥアルド・ロックロイににちなむもので、1911年から1931年まで、港湾として用いられていました。

 第二次大戦中の1943年、湾内の小島ゴージャー島に英国はナチスドイツのUボート監視基地として、ポート・ロックロイ基地を設けました。戦後、基地の主な任務は観測作業となり、1957-58年の国際地球観測年でも英国の拠点となりましたが、1962年に閉鎖されました。そのご、1996年、ポート・ロックロイ基地は観光資源として再興され、英国の南極遺産トラストが運営する博物館と郵便局が設けられ、観光地化されています。

 博物館と郵便局には夏の間だけ2人の係員が常駐していますが、今回の募集はそのうちの1名で契約期間は今年11月初旬から翌年の3月半ばまで。勤務条件としては、「月給は1100英ポンド(約20万3500円)、水道・電話もなくインターネットの使用も不可能で、通信は無線のみ。数千匹のペンギンだけが日ごろの“友”となる」とされていますが、たしかに、今回ご紹介の切手にはそんな雰囲気がよく表れていますな。


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