内藤陽介 Yosuke NAITO
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 日の本切手 美女かるた
2015-03-20 Fri 18:48
 かねてご案内のとおり、日本郵趣出版から発売予定(奥付上の刊行日は3月25日)の拙著『日の本切手 美女かるた』の現物ができあがりましたので、ご挨拶申し上げます。(画像は表紙カバーのイメージ。クリックで拡大されます)

       日の本切手美女かるた・表紙ブログ用

 『日の本切手 美女かるた』は、明治以来、日本で発行された切手のうち、女性がデザインされたモノを48点選び、いろは47文字(+ん)のそれぞれで始まる読み札をつけた“かるた”形式のエッセイ集です。

 読み札は、冒頭の“い”に関しては、僕が勝手に作った「犬も歩けば女も歩く」ですが、それ以外は、すべて、文学や演劇、歌舞音曲の歌詞、あるいは、それらの作者の証言などから文言を拝借しています。

 “かるた”という語は、もともとはポルトガル語でカードを意味する“carta”に由来していて、初期の頃は、文字通り、カードを使った遊び全般を意味していたそうです。現在のように、読み手が読み札を読んで、床の上などに並べられた取り札の中から、読み札に対応するモノを見つけて取っていくという遊び方は、トランプの神経衰弱の要領で二枚の貝殻をあわせる“貝覆い(貝合わせ)”から派生したと考えられており、元禄年間(1688-1704)に定着したとされています。さらに、幕末の嘉永年間(1848-54)になると、いわゆる“いろはがるた”が関西で生まれ、江戸や尾張にも広まっていきました。

 ところで、小倉百人一首のかるたの取り札は、歌の下の句が書かれているだけですから、ある程度、歌のことを知らないと、全く歯が立ちません。これは、もともと、小倉百人一首のかるたには、百人一首の歌を覚えるための教材としての性質があったためです。また、諺などを読み札とした“いろはがるた”も、もともとは遊びを通じて子供たちに読み札の内容を覚えてもらうことが目的でしたし、第二次大戦後、各地で作られた郷土かるたの類も、子供たちに郷土の文化や歴史を広く知って、覚えてもらうためのものでした。

 そうした伝統を踏まえて、この『日の本切手美女かるた』も、切手を絵札にした“いろはがるた”を作ることで、日本の切手には、日本の文化や歴史、伝統などがさまざまな形で反映されていることを、一人でも多くの方に知っていただきたいと思っております。

 このため、読み札と取り札は、あえて、一件関係のなさそうな組み合わせを中心に選びましたので、両者の意外な関係をつなぐ薀蓄話として、気軽にお読みいただけると幸いです。

 また、自分でいうのも変ですが、書家・原鴻茱先生の書を配したオールカラーの紙面構成はかなり綺麗に仕上がっていると思いますので、今後、書店の店頭などで実物をご覧になりましたら、ぜひ、お手にとってご覧ください。

 なお、本書をご自身の関係するメディアで取り上げたい、または、取り上げることを検討したいという方は、このブログの右側、プロフィール下のメールフォームにてご連絡いただければ資料をお送りいたしますので、よろしくお願いいたします。


 ★★★ よみうりカルチャー荻窪の講座のご案内 ★★★

 毎月1回(原則第1火曜日:3月31日、4月7日、6月2日、7月7日、8月4日、9月1日)、よみうりカルチャー(読売・日本テレビ文化センター)荻窪で下記の一般向けの教養講座を担当します。(下の青い文字をクリックしていただくと、よみうりカルチャーのサイトに飛びます)

 ・イスラム世界を知る 時間は15:30-17:00です。

 次回開催は3月31日で、途中参加やお試し見学も可能ですので、ぜひ、お気軽に遊びに来てください。


 ★★★ 内藤陽介の最新刊  『日の本切手 美女かるた』 3月25日発売! ★★★ 

         日の本切手 美女かるた・表紙 税込2160円

 【出版元より】
 “日の本”の切手は美女揃い!
  ページをめくれば日本切手48人の美女たちがお目見え!
 <解説・戦後記念切手>全8巻の完成から5年。その著者・内藤陽介が、こんどは記念切手の枠にとらわれず、日本切手と“美女”の関係を縦横無尽に読み解くコラム集です。切手を“かるた”になぞらえ、いろは48文字のそれぞれで始まる48本を収録。様々なジャンルの美女切手を取り上げています。

 本書のご注文はこちら(出版元の予約受付サイトです)へ。内容のサンプルはこちらでご覧になれます。


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