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内藤陽介 Yosuke NAITO
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 『郵趣』今月の表紙:米国ツェッペリン切手
2006-05-26 Fri 19:41
 相互リンクをお願いしている切手市場 副管理人のひとりごとを拝見していたら、僕がアメリカ行きでバタバタしている間に『郵趣』6月号が出来上がっていたようです。

 で、僕自身はまだ雑誌の現物を見ていないのですが、例によって表紙の切手について簡単なコラムを書いていますので、ちょっと補足しながら、このブログでもご紹介してみましょう。(画像はクリックで拡大されます)

ツェッペリン

 1930年5月、ドイツの飛行船グラーフ・ツェッペリン号はドイツのフリードリヒスハーフェンとアメリカ大陸を結ぶ最初の周遊飛行を行いました。これにあわせて、米国郵政は飛行船に搭載する郵便物に貼付するための航空切手3種類を発行しました。これが、米国航空切手の名品として名高い“ツェッペリン切手”です。

 切手は、65セント(米国から欧州までの葉書の片道料金)、1ドル30セント(片道の書状料金および葉書の周遊料金)、2ドル60セント(書状の周遊料金)の3種類。順に、大西洋上を東へ進む飛行船、大西洋を挟む地図と飛行船、地球を背景に西側へ向かう飛行船、が描かれていますが、僕の個人的な好みでは、画像に取り上げた2ドル60セントが一番できが良いように思います。

 3種の切手の発行枚数は各100万枚。1930年4月19日にワシントンDC局と郵趣代理部でのみ売り出されましたが、同21日から全米各地の郵便局でも発売されました。また、郵便局での発売期間は6月7日までだったものの、郵趣代理部では6月30日まで申込を受け付けています。ただし、売れ残り在庫は全て破棄されましたので、現実に市中に出回った数量は100万枚を下回っています。

 ちなみに、アメリカ郵政は、1933年にツェッペリン飛行船が飛来した時にも同様の切手を発行していますが、こちらは“Baby Zeppelin”と呼ばれているのがなんとなくカワイイですね。

 さて、今回は3種のツェッペリン切手のうち、2ドル60セントのみを画像で取り上げましたが、残りの2種類も拡大版の迫力ある写真を見てみたいという方は、是非、『郵趣』6月号を手にとってご覧いただけると幸いです。
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この記事のコメント
「ゴルゴ13」の72巻(だったかな?)は「アクロバティックス」で宙返り切手が表紙になっています。幸せなアメリカの金持ち家族の光景としておやがこどもにツェッペリン切手を買い与える場面がでてきます。
州知事をめざすレベルの上流家庭ですけど、うーん、わたしだったら中学生の息子に買い与えるかなあ、などと思います。(わたしの息子はまだ2歳なのであくまで仮定の問題ですが)
2006-05-30 Tue 01:38 | URL | 岡本 哲 #mQop/nM.[ 内容変更] | ∧top | under∨
 岡本哲様
 >>おやがこどもにツェッペリン切手を買い与える場面
 うーん、すごい親ですねぇ。子供の頃、「月に雁」を買ってもらいたくって散々ごねて、父親から「中学の受験に受かったら買ってやる」という現地を取り付けましたが、結局、入試に落っこちて計画が水の泡になったことを思い出しました。

2006-06-07 Wed 07:45 | URL | 内藤陽介 #-[ 内容変更] | ∧top | under∨
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