内藤陽介 Yosuke NAITO
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 世界の国々:ネパール
2015-04-15 Wed 09:47
 アシェット・コレクションズ・ジャパンの週刊『世界の切手コレクション』2015年4月15日号が、先週刊行されました。僕が担当しているメイン特集「世界の国々」のコーナーは、今回はネパールを取り上げています。その記事の中から、この1枚をご紹介します。(画像はクリックで拡大されます)

        ネパール・クマリ

 これは、クマリの少女を取り上げた1975年の切手です。

 クマリはネパールでは“生きる女神”とされる存在で、ネパールの守護神である女神タレジュやアルナプルナの生まれ変わりとして、ネワール族の仏教徒の家で満月に生まれた少女の中から選ばれます。ネパール国内の村々に住むローカル・クマリと、カトマンドゥのクマリの館に住む国王もひれ伏すロイヤル・クマリがありますが、今回ご紹介の切手に取り上げられたものを含め、一般にクマリというと、ロイヤル・クマリのことを指しています。

 人々に幸運をもたらす存在として信仰の対象となり、人々の病気の治療、願望を叶える祈願を行うほか、インドラ・ジャトラの祭りでは、山車に乗りカトマンドゥの町を巡り人々の繁栄と成功の力を与え、王制時代には国王がクマリの元を訪ね跪き祝福のティカを受けていました。

 切手に見られるような赤い化粧が施され、クマリの館の中で外界から隔離された生活を送っていますが、初潮を迎えると、霊力を失ったと見なされ、次のクマリと交代。その後は、毎月7500ネパール・ルピーの恩給を受けながら、普通の女性として生活することになります。

 さて、 『世界の切手コレクション』4月15日号の「世界の国々」では、2008年の王制廃止に至るまでのネパール近現代史について概観した長文コラムのほか、釈迦生誕の地ルンビニー世界最高峰のエヴェレスト日本人が初登頂したマナスル、釈迦生誕の地ルンビニー、最後の国王ギャネンドラの切手などもご紹介しております。機会がありましたら、ぜひ、書店などで実物を手に取ってご覧いただけると幸いです。

 なお、本日発売の4月22日号では、「世界の国々」はサンマリノを特集していますが、こちらについては、来週、このブログでもご紹介する予定です。


 ★★★ イベントのご案内 ★★★

 ・4月25日(土) 11:00-12:00 スタンプショウ
 於 東京都立産業貿易センター台東館(浅草) 特設会場
 出版記念のトークを行います。入場は完全に無料ですので、ぜひ、遊びに来てください。スタンプショウについての詳細はこちらをご覧ください。


 ★★★ 内藤陽介の最新刊  『日の本切手 美女かるた』 発売! ★★★ 

         日の本切手 美女かるた・表紙 税込2160円

 4月8日付の『夕刊フジ』書評が掲載されました!

 【出版元より】
 “日の本”の切手は美女揃い!
  ページをめくれば日本切手48人の美女たちがお目見え!
 <解説・戦後記念切手>全8巻の完成から5年。その著者・内藤陽介が、こんどは記念切手の枠にとらわれず、日本切手と“美女”の関係を縦横無尽に読み解くコラム集です。切手を“かるた”になぞらえ、いろは48文字のそれぞれで始まる48本を収録。様々なジャンルの美女切手を取り上げています。

 出版元のサイトはこちら、内容のサンプルはこちらでご覧になれます。ネット書店でのご購入は、アマゾンboox storee-honhontoYASASIA紀伊國屋書店セブンネットブックサービス丸善&ジュンク堂ヨドバシcom.楽天ブックスをご利用ください。


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