内藤陽介 Yosuke NAITO
http://yosukenaito.blog40.fc2.com/
World Wide Weblog
 マダガスカルと海賊
2015-05-08 Fri 15:39
 米探検家らのチームが、きのう(7日)、マダガスカル沖の沈没船の中から、17世紀のスコットランド出身の海賊ウィリアム・キッド(通称キャプテン・キッド)のものとされる銀の延べ棒を発見したと発表しました。というわけで、マダガスカルと海賊と言えば、この1枚でしょうか。(画像はクリックで拡大されます)

       ジャン・ラボルド

 これは、仏領時代のマダガスカルで発行されたジャン・ラボルド没後60周年の切手です。

 ジャン・ラボルドは、1805年、フランスのオーシュ生まれ。1831年、海賊とも商人とも、どちらともつかない船団に加わり(彼が“元海賊”とも呼ばれるのはこのためです)、1831年、インドに向かう航海の途中、マダガスカル沖で遭難しました。

 19世紀初頭のマダガスカルでは、1810年にメリナ族がメリナ王国を建国し、ラダマ1世の下、英国の支援を受けて近代化政策が進められていました。しかし、ラダマ1世は1828年に亡くなり、ラボルドが漂着した時点では女王ラナヴァルナ1世(ラダマ1世の后で、王の死後、王位を継承)の治世下にありました。

 ラボルドは、女王に召し抱えられて、銃器や弾薬・煉瓦や石鹸などを造る工房を経営しただけでなく、王国の政治にも深く関与し、1878年に亡くなるまで、マダガスカルで過ごすことになります。その後、英仏によるアフリカ分割が進行する過程で、1896年、フランスは、イギリスのザンジバル領有を認める代わりにマダガスカルを領有しました。

 ラボルドの遺産として有名なのは、1870年、首都アンタナナリボ北郊のアンブヒマンガの丘の要塞内に建設された女王ラナヴァルナ2世(ラナヴァルナ1世のいとこ)の王宮です。この王宮は、独立後ながらく荒れるがままになっていましたが、2005年に復元され、現在では世界遺産にも登録されています。


 ★★★ 内藤陽介の最新刊  『日の本切手 美女かるた』  好評発売中! ★★★ 

       日の本切手 美女かるた・表紙 税込2160円

 4月8日付の『夕刊フジ』に書評が掲載されました!

 【出版元より】
 “日の本”の切手は美女揃い!
  ページをめくれば日本切手48人の美女たちがお目見え!
 <解説・戦後記念切手>全8巻の完成から5年。その著者・内藤陽介が、こんどは記念切手の枠にとらわれず、日本切手と“美女”の関係を縦横無尽に読み解くコラム集です。切手を“かるた”になぞらえ、いろは48文字のそれぞれで始まる48本を収録。様々なジャンルの美女切手を取り上げています。

 出版元のサイトはこちら、内容のサンプルはこちらでご覧になれます。ネット書店でのご購入は、アマゾンboox storee-honhontoYASASIA紀伊國屋書店セブンネットブックサービス丸善&ジュンク堂ヨドバシcom.楽天ブックスをご利用ください。


 ★★★ ポストショップオンラインのご案内(PR) ★★★

 郵便物の受け取りには欠かせないのが郵便ポストです。世界各国のありとあらゆるデザインポストを集めた郵便ポストの辞典ポストショップオンラインは海外ブランドから国内製まで、500種類を超える郵便ポストをみることができます。
スポンサーサイト

別窓 | マダガスカル | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
<< 対独戦勝70年 | 郵便学者・内藤陽介のブログ |  世界の国々:ドミニカ国>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
| 郵便学者・内藤陽介のブログ |
copyright © 2006 郵便学者・内藤陽介のブログ all rights reserved. template by [ALT-DESIGN@clip].
/