内藤陽介 Yosuke NAITO
http://yosukenaito.blog40.fc2.com/
World Wide Weblog
 モルディヴ独立50年
2015-07-26 Sun 11:12
 インド洋の島国、モルディヴが1965年7月26日に独立してから、きょうでちょうど50年です。というわけで、きょうはこの切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

      モルディヴ・1909年

 これは、1909年に発行されたモルディヴ最初の正刷切手で、マーレのミナレット(モスク付属の尖塔)が描かれています。

 現在のモルディヴ国家を構成している環礁には、もともと、太陽崇拝を行っていた先住民のレディンが住んでいましたが、いまから約2000年前にセイロン(現スリランカ)と南インドから仏教徒が移住してきたと言われています。

 その後、長らくこの地は仏教の影響下にありましたが、1153年にイスラムが伝来してイスラム化し、その後はイスラム系の地方君主であるスルターンの支配下に置かれることになった。アラブの著名な旅行家であったイブン・バットゥータも、1343-44年の10ヵ月間、この地に官僚として勤務しました。

 インド洋航海の要衝であるがゆえに、いわゆる大航海時代が始まると、列強諸国はモルディヴに目をつけるようになり、1558-73年にはポルトガル人がマーレを占領。さらに、1645年から1796年まで、モルディヴのスルターン王国はオランダによって保護国化されています。

 1877年、英領インド帝国を成立させ、インド亜大陸を掌中に収めた英国は、1887年、モルディヴを保護国化し、コロンボ(セイロン=現スリランカ)の総督府がスルターンを通じて住民を支配・監督する体制が整えられました。

 これを受けて、1906年9月9日、英国はモルディヴに近代郵便制度を導入します。当時、モルディヴは英領セイロンの管轄下に置かれており、通貨も共通のものであったこともあり、モルディヴ最初の切手は英領セイロン切手に“MALDIVES”の文字を加刷したものでしたが、1909年、今回ご紹介の正刷切手が発行されました。

 切手に取り上げられたミナレットは、モルディヴの首都・マーレのジュムア・モスク(1656年建立)に属するもので、1675年に建立されました。白亜の塔に青い文字でコーランの文言が記されているほか、モスク内には、1153年にイスラムが伝えられて、人々が改宗した際の様子を記録した木彫も残されています。


 ★★★ 内藤陽介の最新刊  『日の本切手 美女かるた』  好評発売中! ★★★ 

        税込2160円

 4月8日付の『夕刊フジ』に書評が掲載されました!

 【出版元より】
 “日の本”の切手は美女揃い!
  ページをめくれば日本切手48人の美女たちがお目見え!
 <解説・戦後記念切手>全8巻の完成から5年。その著者・内藤陽介が、こんどは記念切手の枠にとらわれず、日本切手と“美女”の関係を縦横無尽に読み解くコラム集です。切手を“かるた”になぞらえ、いろは48文字のそれぞれで始まる48本を収録。様々なジャンルの美女切手を取り上げています。

 出版元のサイトはこちら、内容のサンプルはこちらでご覧になれます。ネット書店でのご購入は、アマゾンboox storee-honhontoYASASIA紀伊國屋書店セブンネットブックサービス丸善&ジュンク堂ヨドバシcom.楽天ブックスをご利用ください。


 ★★★ ポストショップオンラインのご案内(PR) ★★★

 郵便物の受け取りには欠かせないのが郵便ポストです。世界各国のありとあらゆるデザインポストを集めた郵便ポストの辞典ポストショップオンラインは海外ブランドから国内製まで、500種類を超える郵便ポストをみることができます。
スポンサーサイト

別窓 | モルディヴ | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
<< ちすじの黒髪 | 郵便学者・内藤陽介のブログ |  鶴見俊輔と逆コース>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
| 郵便学者・内藤陽介のブログ |
copyright © 2006 郵便学者・内藤陽介のブログ all rights reserved. template by [ALT-DESIGN@clip].
/