内藤陽介 Yosuke NAITO
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 アウシュヴィッツ博物館でミストが物議
2015-09-01 Tue 23:45
 第2次世界大戦中のアウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所の跡地に設けられたアウシュビッツ博物館が、暑さ対策のため、入り口付近にミストを散布する設備を取り付けたところ、「ガス室での虐殺に使われた『シャワー』を連想させる」として物議を醸しているそうです。というわけで、きょうはこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

      アウシュヴィッツ葉書(ヒンデンブルク)

 これは、1942年2月2日、アウシュヴィッツ強制収容所からポーランド南部のホジュフ(当時はドイツ占領下でドイツ名ケーニヒスヒュッテ)宛に差し出された葉書で、印刷されている収容所名が“Konzentrationslager Auschwitz”となっています。アウシュヴィッツの収容者専用の葉書には、このほか“Konz.-Lager Auschwitz”と省略形の表示となっているモノもあります。

 1939年9月、ポーランドに侵攻したナチス・ドイツは、1940年5月、ポーランド南部のオシフイエンチム(ドイツ語名アウシュヴィッツ)郊外の旧ポーランド軍兵営をアウシュヴィッツ第1強制収容所として、犯罪常習者とポーランド人政治犯の収容を始めました。その後、ブジェジンカ(ドイツ語名ビルケナウ)に第2、モノヴィッツに第3収容所が設置され、1945年1月27日にソ連軍が解放するまでの間に、100万人のユダヤ人と、25万人以上の非ユダヤ人が計3ヶ所の“アウシュヴィッツ強制収容所”で犠牲になりました。

 収容者の通信には専用の封筒・便箋・葉書が使用されていましたが、外部から差し入れられるなどして、通常の葉書等が用いられることもありました。その後、戦況の悪化に伴い、封筒と便箋が一体となったレターシートが使われるようになります。

 さて、以前も少し書きましたが、現在、“アウシュヴィッツ”を題材にした拙著を刊行すべく準備を進めています。同書の中では、今回ご紹介しているような収容所関連の様々なマテリアルだけでなく、そもそも、オシフィエンチムないしはアウシュヴィッツとはどういう場所だったのかという点についても、歴史的に遡って、関連するマテリアルをいろいろと読み解いていく予定です。詳細が決まりましたら、このブログでもいろいろご案内いたしますので、よろしくお願いいたします。


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