内藤陽介 Yosuke NAITO
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 きょうからJTPC展です
2016-01-17 Sun 02:37
 きょう(17日)午後1時から、東京・目白の切手の博物館で第7回テーマティク出品者の会(JTPC:Japan Thematic Philatelists Club)の切手展がスタートします。今回は、花卉園芸を題材とした作品を御出品の嘉ノ海暁子さんの御尽力で、きょうと19日(火)の2日間、下のデザインのような小型印が使用されます。(以下、画像はクリックで拡大されます)

      JTPC切手展・小型印(2016)

 JTPCは、テーマティクならびにオープン・クラスでの競争切手展への出品を目指す収集家の集まりで、毎年、全国規模の切手展が開催される際には作品の合評会を行うほか、年に1度、切手展出品のリハーサルないしは活動成果の報告を兼ねて会としての切手展を開催しています。今回の展覧会は、昨年に続き7回目の開催で、本日午後3時頃からは、展示作品の解説も行います。入場は無料ですので、ぜひ、遊びに来てください。(詳細はこちらをご覧ください)

 さて、今回のJTPC展には、僕も、昨年(2015年)11月に香港で開催された<HONG KONG 2015>に出品した“A History of Hong Kong”を展示しているのですが、その作品の中で、園芸品種の花に関連するマテリアルとして、以下のようなものも含まれています。

       文革・スローガンカバー(香港→台山)  

 これは、1966年9月19日、香港から中国・広東省の台山宛のカバーで、中国側に到着後、毛沢東(主義)をたたえるスローガンの印が押されています。このスローガン印の左側に、白抜きの“忠”の字のあるハートの下に、ヒマワリの花がデザインされているのがミソです。(下に、そのスローガン印の部分をトリミングして貼っておきます)

       文革スローガン・部分(香港→台山)

 中国大陸では、1958年の大躍進政策が惨憺たる失敗に終わり、その責任を取って毛沢東は国家主席を退き、劉少奇・鄧小平らによって経済再建が図られていました。しかし、これを社会主義建設の後退として巻き返しを狙う毛は、1966年5月、プロレタリアート文化大革命(以下、文革)を発動。同年8月10日には、文革についての初めての系統的な正式文書である「プロレタリアート文化大革命についての決定(通称:16ヶ条)」が採択され、さらに、9月には華僑への宣伝を担当する“文化宣伝隊”を設立されて、香港もその工作対象とされることになりました。

 このあたりの事情については、拙著『香港歴史漫郵記』でも詳しくご説明しておりますが、今日から開催のJTPC展に出品している僕の作品でも、文革が香港にもたらした影響についても2リーフ分のスペースを割いており、今回ご紹介のカバーのほかにも、いろいろと興味深いマテリアルの実物を展示しておりますので、ぜひご覧いただけると幸いです。
 

 ★★★ 展示イベントのご案内 ★★★

 第7回テーマティク出品者の会切手展 1月17-20日(日ー水。ただし、18日は休館)
 於・切手の博物館(東京・目白)

 テーマティク出品者の会は、テーマティクならびにオープン・クラスでの競争展への出品を目指す収集家の集まりで、毎年、全国規模の切手展が開催される際には作品の合評会を行うほか、年に1度、切手展出品のリハーサルないしは活動成果の報告を兼ねて会としての切手展を開催しています。僕も、昨年の香港展に出品した香港の歴史のコレクションを展示します。入場は無料ですので、ぜひ、遊びに来てください。(詳細はこちらをご覧ください)

 ★★★ 内藤陽介の新刊  『ペニー・ブラック物語』 のご案内 ★★★ 

       ペニーブラック表紙 2350円+税

 【出版元より】
 若く美しい女王の横顔に恋しよう!
 世界最初の切手
 欲しくないですか/知りたくないですか

 世界最初の切手“ペニー・ブラック”…名前は聞いたことがあっても、詳しくは知らないという収集家も多いはず。本書はペニー・ブラックとその背景にある歴史物語を豊富なビジュアル図版でわかりやすく解説。これからペニー・ブラックを手に入れたい人向けに、入手のポイントなどを説明した収集ガイドもついた充実の内容です。

 発売元の特設サイトはこちら。ページのサンプルもご覧いただけます。

 ★★★ 内藤陽介の新刊  『アウシュヴィッツの手紙』 のご案内 ★★★ 

       アウシュヴィッツの手紙・表紙 2000円+税

 【出版元より】
 アウシュヴィッツ強制収容所の実態を、主に収容者の手紙の解析を通して明らかにする郵便学の成果! 手紙以外にも様々なポスタルメディア(郵便資料)から、意外に知られていない収容所の歴史をわかりやすく解説。

 出版元のサイトはこちら。各書店へのリンクもあります。

 インターネット放送「チャンネルくらら」にて、本書の内容をご紹介しております。よろしかったら、こちらをクリックしたご覧ください。

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