内藤陽介 Yosuke NAITO
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 ミャンマーで大地震
2016-08-25 Thu 10:40
 きのう(24日)、イタリア中部ペルージャ付近でマグニテュード6.2、ミャンマーでもマグニテュード6.8の大地震が発生し、いずれも大きな被害が出ています。このうち、イタリアに関しては日本のメディアでも盛んに報じられていますが、ミャンマーについては報道があまりないようですので、きょうはこの1枚を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

      ミャンマー・パガン遺跡(2012)

 これは、2012年10月1日、ミャンマーが発行した第2回TELSOM-ATRC指導者研修の記念切手で、今回の地震で大きな被害が出たバガン(パガンとも)遺跡が取り上げられています。ちなみに、切手の発行名目となったTELSOMは“電気通信・情報産業高級実務者会合”、ATRCは“ASEANテレコム規制委員会”の欧文略称です。

 切手に取り上げられたバガン遺跡は、ミャンマー中央部、マンダレー地方域のエーヤワディー川(イラワジ川)中流域の東岸の平野部一帯にあり、カンボジアのアンコール遺跡、インドネシアのボロブドゥールとともに、世界三大仏教遺跡のひとつとされています。

 ビルマ最初の統一王朝とされるバガン朝のアノーヤター王は、1057年、南方のモン族のタトゥン王国の都モッタマを制圧し、パーリ語で書かれた三蔵の経典を取り戻したほか、仏教僧や職人を王都バガンに招来して上座部仏教の国教化を進めました。この結果、バガンは仏教研究の国際的な中心地となり、1287年にフビライと対立して王朝が滅ぼされるまでの間に、3000を超える仏塔のほか、数多くの寺院等が建立されました。

 さて、今回のミャンマーの地震ですが、震源はバガンの約30キロ南にある町チャウク近郊で、震源の深さは84キロで、タイのバンコクやインドのコルカタでも揺れが確認されたそうです。また、この記事を書いている時点で、少なくとも3人の死亡が確認され、200基近くの仏塔が損壊したとミャンマー政府は発表しています。今回ご紹介の切手には、バガン遺跡中最大の寺院とされるダマヤンヂー寺院が大きく取り上げられていますが、同寺院を含め、切手に描かれている仏塔などにも被害が出ているかもしれません。

 イタリア・ミャンマー両国の地震で亡くなられた方のご冥福をお祈りし、被災者の方には心よりお見舞い申し上げるとともに、被災地の復旧・復興が一日も早く進むことをお祈りしております。


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