内藤陽介 Yosuke NAITO
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 開催御礼
2016-09-24 Sat 10:51
      ブラジル大使館・ペドロ文化担当官

 おかげ様で、きのう(23日)、ブラジル大使館で開催された拙著『リオデジャネイロ歴史紀行』の刊行記念トークイヴェントは、無事、盛況のうちに終了いたしました。ご参加いただいた皆様、ブラジル大使館はじめ開催にあたりご支援いただいた皆様には、この場をお借りして、あらためてお礼申し上げます。(冒頭の画像は、今回のイベントの開催にご尽力いただいたブラジル大使館のペドロ・ブランカンチ文化担当官との2ショットです)

 さて、今回のイベントでは、ブラジル大使館のご厚意で、ご来場の皆様にアサイー・ドリンクをご提供いただきました。そこで、きょうは、そのお礼の意味も込めて、この切手をご紹介したいと思います。(右側に、ご提供いただいたアサイー・ドリンクの画像も貼っておきます)

      ブラジル・アサイー  アサイー・ドリンク

 切手は、1994年4月24日、ドイツ植物学者のカール・フレデリック・フィリップ・フォン・マルティウスの生誕200年を記念して発行されたもので、アサイーの木と実が描かれています。

 アサイー(和名はワカバキャベツヤシ)は、ブラジル・アマゾンが原産のヤシ科の植物で、木の高さは20-30m。ブルーベリーに似た外観の実が枝の間に房状に実り、1本の木には1房3-6kgの実が3-4房の実なります。収穫は、木を切り倒すのではなく、農家の人が木に登り手掴みで実だけを採取します。

 アサイーの実は栄養価が非常に高く、アサイー果実100g中に含まれるポリフェノールは約4.5gで、ココアの約4.5倍、ブルーベリーの約18倍ともいわれています。他にも、鉄分はレバーの3倍で、食物繊維、カルシウムなども豊富です。

 アサイー自体にはほとんど味がないため、ジュース状にした後、牛乳やヨーグルト等の乳製品、バナナやイチゴあるいはそれらの果汁などと混ぜて飲むのが一般的で、ボウルにアサイーのスムージーを入れ、バナナやクラッカーなどとともに“アサイーボウル”として食されることもあります。また、成長点(ハートオブパーム)は、野菜としてサラダなどに利用されています。

 切手の題材となったカール・フリードリヒ・フィリップ・フォン・マルティウスは、1794年4月17日、バイエルン北部のエアランゲンに生まれました。1814年にエルランゲン大学を卒業し、大学の植物園の植物目録を作成。その後も植物学の研究を続け、1817年から行われた、オーストリアのブラジル学術探検に参加します。その範囲は、ブラジル南部、東部を経て、リオデジャネイロからアマゾン川やその支流を遡上し、ブラジル北部のタバティンガにまで及んでいます。

 1820年の帰国後、ミュンヘン植物園に採用され、1826年にミュンヘン大学の植物学の教授に就任。ブラジル植物の専門家として、主著に『ブラジルの新種植物』(Nova Genera et Species Plantarum Brasiliensium, 1823–1832, 3 vols)、『ブラジルの隠花植物図鑑』(Icones selectae Plantarum Cryptogamicarum Brasiliensium, 1827))、『ヤシの自然史』(Historia naturalis palmarum, 1823–1850, 3vols)などがあります。今回ご紹介の切手の図案は、このうちの『ヤシの自然史』から採られたものです。また、植物以外にも、ともにブラジル探検をおこなったヨハン・バプチスト・フォン・スピックスの集めたブラジルの動物の研究も行ったほか、ブラジルの先住民に関する論文もあります。

 なお、切手は“国内宛ファースト・クラス”用の無額面永久保証切手ですが、切手発行時の販売価格は144クルゼイロ・レアルでした。


★★★ 講座のご案内 ★★★

 ・よみうりカルチャー荻窪 「宗教と国際政治」
 10月から毎月第1火曜の15:30より、よみうりカルチャー荻窪(読売・日本テレビ文化センター、TEL 03-3392-8891)で講座「宗教と国際政治」がスタートします。初回は10月4日です。ぜひ、遊びに来てください。詳細は、こちらをご覧いただけると幸いです。

 ・毎日文化センター
 それぞれ、1日講座をやりますので、よろしくお願いします。(詳細は講座名をクリックしてご覧ください)

 10月11日(火) 19:00-20:30 リオデジャネイロ歴史紀行
 11月17日(木) 10:30-12:00 ユダヤとアメリカ 
  

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 【出版元より】
 オリンピック開催地の意外な深さをじっくり紹介
 リオデジャネイロの複雑な歴史や街並みを、切手や葉書、写真等でわかりやすく解説。
 美しい景色とウンチク満載の異色の歴史紀行!
 発売元の特設サイトはこちらです。

 * 8月6日付『東京新聞』「この人」欄で、内藤が『リオデジャネイロ歴史紀行』の著者として取り上げられました!

       リオデジャネイロ歴史紀行(東京新聞)


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