内藤陽介 Yosuke NAITO
http://yosukenaito.blog40.fc2.com/
World Wide Weblog
 世界漫郵記:リオデジャネイロ⑧
2016-10-05 Wed 10:06
 ご報告が遅くなりましたが、『キュリオマガジン』2016年10月号が発行されました。僕の連載「郵便学者の世界漫郵記」は前回に続き、リオデジャネイロ篇の第8回目。今回は、リオの東西のメインストリート、プレジデンチ・ヴァルガス通りにフォーカスをあてました。その記事の中から、この1点をご紹介します。(以下、画像はクリックで拡大されます)

      カンデラリア教会(2007)

 これは、2007年に発行されたカンデラリア教会の切手です。

 カンデラリア教会はリオ最古の教会で、プレジデンチ・ヴァルガス通りの東端近くに中洲のようなかたちで位置しています。

 1609年、カンデラリア号に乗って航海していたスペイン人たちが嵐に見舞われて沈没寸前の状況に追い込まれましたが、彼らは、カナリア諸島の守護者で船名と同じカンデラリアの聖母に祈りつづけ、リオデジャネイロに漂着することができました。この故事にちなみ、1630年、グアナバラ湾に近いリオの地に、カンデラリアの聖母に捧げる小さな礼拝堂が建立されます。これが、現在のカンデラリア教会のルーツとなりました。

 1775年にはポルトガル人のフランシスコ・ジョアン・ロシオを責任者として大規模な州改築工事が始まり、1811年、現在のファサード部分が完成。摂政ドン・ジョアン隣席の下、落成式典が行われます。ただし、建物本体の工事はその後も続けられ、リスボン産の石材を用いたドームの屋根が最終的に完成したのは、1877年のことでした。

 一方、教会の内装は、1878年にバロック様式から新古典主義とネオ・ルネッサンス様式に改修されましたが、その際、ジョアン・ゼフェリーノ・ダ・コスタらにより、聖母マリアと彼女の美徳(「慎重さ」、「慈愛」、「信仰」、「希望」、「正義」、「節制」、「毅然とした姿勢」)を表現した天井のフレスコ画が制作されました。(下の画像です)

      カンデラリア教会・天井画

 ちなみに、プレジデンチ・ヴァルガス通りとカンデラリア教会については、拙著『リオデジャネイロ歴史紀行』でも詳しくご説明しておりますので、機会がありましたら、ぜひお手にとってご覧いただけると幸いです。なお、雑誌『キュリオマガジン』の「郵便学者の世界漫郵記:リオデジャネイロ篇」も、同書に収録しきれなかった内容を加えて、年内いっぱい連載を続けていく予定ですので、よろしくお願いいたします。


★★★ 講座のご案内 ★★★

 ・毎日文化センター
 それぞれ、1日講座をやりますので、よろしくお願いします。(詳細は講座名をクリックしてご覧ください)

 10月11日(火) 19:00-20:30 リオデジャネイロ歴史紀行
 11月17日(木) 10:30-12:00 ユダヤとアメリカ 
  

★★★ ブラジル大使館推薦! 内藤陽介の『リオデジャネイロ歴史紀行』  ★★★ 

       リオデジャネイロ歴史紀行(書影) 2700円+税

 【出版元より】
 オリンピック開催地の意外な深さをじっくり紹介
 リオデジャネイロの複雑な歴史や街並みを、切手や葉書、写真等でわかりやすく解説。
 美しい景色とウンチク満載の異色の歴史紀行!
 発売元の特設サイトはこちらです。

 * 8月6日付『東京新聞』「この人」欄で、内藤が『リオデジャネイロ歴史紀行』の著者として取り上げられました!

       リオデジャネイロ歴史紀行(東京新聞)


 ★★ ポストショップオンラインのご案内(PR) ★★

 郵便物の受け取りには欠かせないのが郵便ポストです。世界各国のありとあらゆるデザインよろしくポストを集めた郵便ポストの辞典ポストショップオンラインは海外ブランドから国内製まで、500種類を超える郵便ポストをみることができます。
スポンサーサイト

別窓 | ブラジル:民政移管以降 | コメント:1 | トラックバック:0 | top↑
<< 波斯 | 郵便学者・内藤陽介のブログ |  ノーベル医学生理学賞に大隅良典氏>>
この記事のコメント
#2433 管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2016-10-05 Wed 16:34 | | #[ 内容変更] | ∧top | under∨
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
| 郵便学者・内藤陽介のブログ |
copyright © 2006 郵便学者・内藤陽介のブログ all rights reserved. template by [ALT-DESIGN@clip].
/