内藤陽介 Yosuke NAITO
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 インドで大規模な脱線事故
2016-11-21 Mon 12:41
 きのう(20日)、インド北部インド北部のウッタル・プラデーシュ州カンプール近郊で20日未明、急行列車が脱線し、この記事を書いている時点で、少なくとも120人が死亡、220人以上が負傷する大惨事となりました。在インド日本大使館によれば、日本人を含め外国人が死傷したとの情報はないそうです。というわけで、亡くなられた方々のご冥福と負傷者の方の一日も早い回復をお祈りしつつ、この切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

      インド・鉄道100年

 これは、1953年4月16日にインドで発行された鉄道100年の記念切手で、1853年の創業時の蒸気機関車と、1953年の機関車が並べて描かれています。

 インドはアジア最古の鉄道国で、1853年、ボンベイ(現ムンバイ)=ターネー間の約40km で開業しました。鉄道建設の主目的は、綿花・石炭・紅茶の輸送で、建設に際して英植民地当局は在地のインド人を酷使したため、民族運動などで破壊の対象にされたこともありました。

 独立後の1951年以降、インドの全鉄道は国有化され、現在はインド政府の鉄道省の監督下に置かれています。その総延長は6万3327キロ(米に次いで世界5位)、駅の数は6909にも及び、1日あたりの乗客は約1800万人、貨物は200万トンというのも相当な規模で、160万人が働いています。

 その一方で、インフラの不備や老朽化などから鉄道事故が頻発。ムンバイでは1日に平均10人が鉄道の事故で亡くなっており、2013年のインド全体での鉄道事故での死者数は3506人を記録しましたが、その後も状況はほとんど改善されていません。インドの鉄道事故の大半は人為的ミスによるものが大半で、今回の事故についても、詳細は不明ながら、線路が損壊していたとの情報もあり、そうだとすると、またしても杜撰な管理が大事故を招いたということになります。

 昨年(2015年)12月、インド政府はムンバイとアーメダバードを結ぶ高速鉄道の建設に日本の新幹線システムを導入することで日本政府と合意。今月11日の安倍=モディ会談で、2016年中に設計を完成させ、2018年着工、2023年に開業というスケジュールが決められたことは記憶に新しいところです。この合意を機に、日本側は、インド国鉄の他の路線にも日本の鉄道技術の採用を働きかけていくそうですが、その際には、ぜひ、日本が誇る鉄道の安全性についても、そのノウハウがインド側に伝わると良いですね。


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