内藤陽介 Yosuke NAITO
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 新年快樂 吉祥如意
2017-01-28 Sat 06:52
 きょう(28日)は旧正月・春節です。というわけで、酉年の正式なスタートですから、ストレートにこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

      中国年賀封緘葉書2017(部分)

 これは、昨年12月に中国で発行された2017年用のくじ付き封緘年賀はがきの絵面です。昨年の南寧で開催のアジア国際切手展<CHINA 2016>に参加した際、審査員長の焦暁光さんから頂戴しました。ステーショナリとしての全体像はこんな感じで、印面には夜明けを告げる鶏が描かれています。

      中国年賀レターシート2017

 さて、後漢末の応劭(204年没)がまとめた『風俗通義』には、蛇身人首の神“女媧”が六畜を造り、次いで人間を造ったという創造神話が記録されています。

 世界の初め、天は混沌、地は泥の塊で、女媧は水を混ぜて泥をこねて遊び、最初に鶏を作りました。女媧の作った鶏が一鳴きすると天門が開き、日月星辰が一斉に飛び出したとされています。その後、女媧は・羊・の順に、毎日ひとつずつ、計六畜をつくり、それらを管理するため、7日目に人間を作り、鶏には時を司る役割が与えられました。

 また、中国の伝統的な世界観では、日中が人間の世界であるのに対して、夜間は悪鬼の支配する世界とされており、夜明けを告げる鶏の声(1日の始まりだけでなく、元旦を告げるのも鶏の役割とされたため、元日のことを鶏日、元旦を鶏旦と呼ぶこともあります)は、鬼の世界から人間の世界への変転を象徴するもの、悪鬼避けとして尊重されました。また、大鶏が大吉と同じ発音だったこともあり、鶏は吉祥の動物とみなされていました。

 今回ご紹介の封緘葉書では、鶏に乗った子供が冠を手に持っていますが、もともと、トサカ(鶏冠)のある鶏は冠のある人、すなわち科挙に受かった官僚の象徴でもありました。したがって、鶏の上に冠(の子供)というモチーフは“官の上に官を加える”として、立身出世を象徴する意味があります。まぁ、僕自身はいまさら官途に就くということはないでしょうが、多少はこの絵にあやかって、拙著がもう少し売れて、貧乏物書きからは脱却したいものですな。


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