内藤陽介 Yosuke NAITO
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 建国記念の日
2017-02-11 Sat 13:28
 きょう(11日)は、建国記念の日です。というわけで、例年どおり、建国神話にちなんでこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

     天橋立

 これは、1960年7月15日に発行された日本三景切手の“天橋立”で、観光写真などで定番の成相山(西岸の江尻の後ろ側)の傘松公園から眺めた風景が取り上げられています。

 天橋立は、京都府の北部、若狭湾国定公園の一角にあり、1952年11月に国の特別名勝に指定されました。日本海に面する宮津湾の潮流と風によって運ばれた砂が積もって出来た砂嘴で、西岸の江尻から対岸の文殊まで、南西に2.2 km 突き出しています。

 『丹後国風土記』には、国産み神話の伊射奈芸命(イザナギ)は天に通うために天に通うための“椅(はしご)”として“天椅立(あまのはしだて)”をつくりましたが、命が眠っている間に椅が倒れ、現在の“天橋立”になったとの記述があります。また、『古事記』の国つくりの場面で、イザナギ・イザナミが立っている“天浮橋”は天橋立であるとする伝承もあります。

 なお、この切手は、当初の年間計画で7月の発行とされており、3月中には試刷もつくられ、4月1日に正式な刷色も決定されるなど順調に作業が進められていました。ところが、4月後半になって、突如、郵政省は8月1日に発行の予定であった足摺国定公園切手を7月15日に発行する代わりに、7月15日に発行の予定であった天橋立の発行は8月1日に変更すると発表。しかし、結局、5月に入ると、両切手の発行日は当初の予定通りとすることがあらためて発表されるなど、マネージメント面での混乱が見られました。

 さて、以前から繰り返し書いていることですが、天孫降臨神武東征などの建国神話は、それがそのまま歴史的事実であるとは考えられません。ただし、そういうレベルでいえば、『聖書』の記述にも歴史的事実としては認めがたい部分が多々あるわけで、欧米のキリスト教世界で(信じるか信じないかは別の問題として)『聖書』の物語をたしなみとして国民に教えているのであれば、わが国でも民族の物語=神話としての建国神話を日本人の大半が常識として共有しているのが本来の姿だと僕は思います。

 したがって、僕に言わせれば、歴史の授業ではなく、国語の授業でこそ、小学生のうちから徹底的に記紀神話を教え込むべきだと思うのですが、そういうことを言うと、左巻きの人たちは「戦前の皇国史観が大日本帝国の侵略戦争を支える役割を果たした」などと主張して反対するんでしょうな。困ったものです。


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