内藤陽介 Yosuke NAITO
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 世界の国々:エクアドル
2017-05-16 Tue 10:59
 
 ご報告がすっかり遅くなりましたが、アシェット・コレクションズ・ジャパンの週刊『世界の切手コレクション』2017年5月10日号が発行されました。僕が担当したメイン特集「世界の国々」のコーナーは、今回はエクアドルの特集(2回目)です。その記事の中から、この1点をご紹介します。(画像はクリックで拡大されます)

      エクアドル・パナマ帽

 これは2011年に発行された“エクアドルの輸出品”の切手のうち、パナマ帽を取り上げた1枚です。

 パナマ帽は、パナマソウとも呼ばれる植物、パハ・トキージャの葉の内側を細かく裂いた紐を編んで作られた帽子です。その和名からしばしば誤解されていますが、パハ・トキージャは、地名のパナマとは無関係で、エクアドルでしか育ちません。

 パナマ帽の原型は、エクアドル西部、太平洋に面したマナビ県の先住民がパハ・トキージャを編んでかぶっていた帽子で、これが、16世紀以降、スペインの植民地支配下で西洋風にアレンジされ、現在のようなパナマ帽ができあがりました。その後、赤道直下の日差しを避ける帽子として時代と共に現地での需要が増加し、1900年のパリ万博で紹介されたのを機に、広く全世界に広まります。特に、1914年のパナマ運河完成時に、記念式典に出席したセオドア・ルーズベルト元大統領がこの帽子を着用し、以後、“パナマ・ハット”の名称が広まりました。

 さて、『世界の切手コレクション』5月10日号の「世界の国々」では、ガラパゴス島についての長文コラムのほか、特産品のカカオ、インカ皇帝アタワルパ、“エクアドルのピカソ”とも称されるオスワルド・グアヤサミンの人間教会切手などもご紹介しております。機会がありましたら、ぜひ、書店などで実物を手に取ってご覧いただけると幸いです。

 なお、「世界の国々」の僕の担当回ですが、今回のエクアドルの次は、5月10日に発売された5月17日号でのモザンビークの特集(2回目)になります。こちらについては、発行日の5月17日以降、このブログでもご紹介する予定です。
       

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 【出版元より】
 「韓国/北朝鮮」の出発点を正しく知る!
 日本からの解放と、それに連なる朝鮮戦争の苦難の道のりを知らずして、隣国との関係改善はあり得ない。ハングルに訳された韓国現代史の著作もある著者が、日本の敗戦と朝鮮戦争の勃発から休戦までの経緯をポスタルメディア(郵便資料)という独自の切り口から詳細に解説。解放後も日本統治時代の切手や葉書が使われた郵便事情の実態、軍事郵便、北朝鮮のトホホ切手、記念切手発行の裏事情などがむしろ雄弁に歴史を物語る。退屈な通史より面白く、わかりやすい内容でありながら、朝鮮戦争の基本図書ともなりうる充実の内容。

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