内藤陽介 Yosuke NAITO
http://yosukenaito.blog40.fc2.com/
World Wide Weblog
 中国茶の日
2017-07-08 Sat 15:52
 きょうは、中国語の七(チー)と日本語の八(や)で“ちゃ(茶)”の語呂合わせとなることから、2007年にNPO法人日本中国茶協会が制定した“中国茶の日”だそうです。ことし(2017年)は、1997年の同協会の創立から20周年、記念日の制定から10周年という節目の年でもありますので、きょうは、こんな切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

      香港・フラッグスタッフハウス

 これは、1987年4月23日、英領時代の香港で発行された“香港舊日風貌”の切手のうち、現在は“茶具文物館”となっている“フラッグスタッフハウス(英軍総司令官邸)”の建設当初のようすを描いた絵画が取り上げられています。

 南京条約の調印を受けて、英国の香港駐屯軍は、1842年、銅鑼灣西側、湾仔の間の谷地に駐屯地を設けました。しかし、この地はもともと沼地で、マラリアの流行で多くの死者が出たため、1845年までに駐屯軍は現在の金鐘駅の近く、香港公園の場所に移転します。ちなみに、旧駐屯地の跡地は、縁起直しの意味を込めて“ハッピーヴァレー”と改称され、その一部が墓地となったほか、競馬場も設けられました。 

 こうして、1846年、今回ご紹介の切手に描かれた建物が、フラッグスタッフハウスとして完成します。その最初の主は1843-48年に総督代理を務めたジョージ・チャールズ・ダギュラーで、完成後間もないフラッグハウスを描いたブルースの水彩画の画題も“ダギュラー邸”の文言がしっかり入っています。

 1932年、フラッグスタッフハウスは、司令部機能を除いた純然たる住居として三軍司令官邸となり、日本の占領時代には日本海軍の提督が利用したほか、第二次大戦後も1978年まで英香港軍司令官の官邸として用いられていました。

 その後、フラッグスタッフハウスの建物は、老朽化により、司令官の官邸としての役割を終えますが、その白亜の建物はギリシャ復興様式の歴史的建造物として保存され、1984年以降は、旧羅桂祥コレクションを中心に茶具や茶文化の資料を展示する茶具文物館として一般に公開されています。

 さて、7月15-17日(土-月・祝)に東京・錦糸町のすみだ産業会館全日本切手展(全日展)が開催されますが、ことしは、香港“返還”20周年ということで、僕も昨年(2016年)、ニューヨークの世界切手展<NEW YORK 2016>で金賞を受賞した“A History of Hong Kong(香港の歴史)”をチャンピオンクラスに出品します。また、会期中の16日(日)15:00からは、出品者として作品の解説も行いますので、是非、遊びに来てください。
  

 ★★★ 全日本切手展のご案内  ★★★ 

 7月15-17日(土ー月・祝) 東京・錦糸町のすみだ産業会館で全日本切手展(全日展)ならびにオーストラリア切手展が開催されます。詳細は、主催団体の一つである全日本郵趣連合のサイトのほか、全日本切手展のフェイスブック・サイト(どなたでもご覧になれます)にて、随時、情報をアップしていきますので、よろしくお願いいたします。

      全日展2017ポスター

 *画像は全日展実行委員会が制作したチラシです。クリックで拡大してご覧ください。

 ことしは、香港“返還”20周年ということで、内藤も昨年(2016年)、ニューヨークの世界切手展<NEW YORK 2016>で金賞を受賞した“A History of Hong Kong(香港の歴史)”をチャンピオンクラスに出品します。よろしかったら、ぜひ会場にてご覧ください。


 ★★★ 内藤陽介 『朝鮮戦争』(えにし書房) 重版出来! ★★★ 

      朝鮮戦争表紙(実物からスキャン) 本体2000円+税

 【出版元より】
 「韓国/北朝鮮」の出発点を正しく知る!
 日本からの解放と、それに連なる朝鮮戦争の苦難の道のりを知らずして、隣国との関係改善はあり得ない。ハングルに訳された韓国現代史の著作もある著者が、日本の敗戦と朝鮮戦争の勃発から休戦までの経緯をポスタルメディア(郵便資料)という独自の切り口から詳細に解説。解放後も日本統治時代の切手や葉書が使われた郵便事情の実態、軍事郵便、北朝鮮のトホホ切手、記念切手発行の裏事情などがむしろ雄弁に歴史を物語る。退屈な通史より面白く、わかりやすい内容でありながら、朝鮮戦争の基本図書ともなりうる充実の内容。

 本書のご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。
スポンサーサイト

別窓 | 香港:1945~1997 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
<< 小さな世界のお菓子たち:アイスクリームの切手 | 郵便学者・内藤陽介のブログ |  “七七事変”80周年>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
| 郵便学者・内藤陽介のブログ |
copyright © 2006 郵便学者・内藤陽介のブログ all rights reserved. template by [ALT-DESIGN@clip].
/