内藤陽介 Yosuke NAITO
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 小さな世界のお菓子たち:アイスクリームの切手
2017-07-09 Sun 08:34
 大手製菓メーカー(株)ロッテの季刊広報誌『Shall we Lotte(シャル ウィ ロッテ)』の第35号(2017年春号)ができあがりました。僕の連載「小さな世界のお菓子たち」では、今回は、こんな切手を取り上げました。(画像はクリックで拡大されます)

      ノルウェー・動物園(チンパンジー)

 これは、2016年にノルウェーが2016年に発行した“ディレパルク50年”の記念切手のうち、2段重ねのアイスクリームを持つチンパンジー(動物公園のイメージ)を描く1枚です。切手は、目打の型抜きをしたシール式で、国内向けの基本料金用(無額面の永久保証)となっています。

 北欧のノルウェーでは、アイスクリームは“イース(is)”と言い、コーン・タイプのアイスクリームはクローネイース、ソフトクリームはソフトイースと呼ばれています。

 このうち、コーン・タイプのクローネイースは、もともとは“王冠アイス”の意味です。これは、このタイプのアイスクリームを初めて売り出したメーカーの商標が王冠だったことによるものですが、現在では、メーカーを問わず、コーン・タイプのアイスクリームはこの名でよばれることになりました。なお、ノルウェーでは、通常、アイスクリームのコーンの内側にはチョコレートがコーティングされています。

 切手の題材となったディレパルケンは、ノルウェー南部の港湾都市、クリスティアンサンの中心部から東に11キロほどの場所にある動物公園とアミューズメント・パークの複合施設で、1966年6月26日にオープンしました。

 動物公園では、オオカミ、ヤマネコ、クズリ、トラ、ライオン、チーター、チンパンジー、シマウマ、オランウータンなど148種の動物を自然に近い状態で飼育しており、レクリエーション施設と組み合わせた構造になっています。60ヘクタールの敷地内には、このほか、ノルウェーを代表する児童文学作家、トールビョルン・エグネルの作品に登場する架空の町“カルダモン・タウン”を再現したアトラクションや、1995年にオープンした“キャプテン・サベルトゥース(同名の海賊を主人公としたノルウェーの人気ドラマ)”のテーマ・パークなどもあります。

 毎年7月、クリスティアンサンではノルウェー最大の音楽祭“クアルト祭”が開催されるため、これとあわせてディレパルクを訪れる観光客は100万人にもなるのだとか。ちなみに、切手に描かれたチンパンジーが着ているTシャツに入っている“ユリウス”は、7月生まれの人に多い名前です。ディレパルクの人出のピークが7月になることを意識してのデザインなのでしょうが、なかなか芸が細かいですね。


 ★★★ 全日本切手展のご案内  ★★★ 

 7月15-17日(土ー月・祝) 東京・錦糸町のすみだ産業会館で全日本切手展(全日展)ならびにオーストラリア切手展が開催されます。詳細は、主催団体の一つである全日本郵趣連合のサイトのほか、全日本切手展のフェイスブック・サイト(どなたでもご覧になれます)にて、随時、情報をアップしていきますので、よろしくお願いいたします。

      全日展2017ポスター

 *画像は全日展実行委員会が制作したチラシです。クリックで拡大してご覧ください。

 ことしは、香港“返還”20周年ということで、内藤も昨年(2016年)、ニューヨークの世界切手展<NEW YORK 2016>で金賞を受賞した“A History of Hong Kong(香港の歴史)”をチャンピオンクラスに出品します。また、会期中、16日(日)15:30~、展示解説も行いますので、皆様よろしくお願いします。


 ★★★ 内藤陽介 『朝鮮戦争』(えにし書房) 重版出来! ★★★ 

      朝鮮戦争表紙(実物からスキャン) 本体2000円+税

 【出版元より】
 「韓国/北朝鮮」の出発点を正しく知る!
 日本からの解放と、それに連なる朝鮮戦争の苦難の道のりを知らずして、隣国との関係改善はあり得ない。ハングルに訳された韓国現代史の著作もある著者が、日本の敗戦と朝鮮戦争の勃発から休戦までの経緯をポスタルメディア(郵便資料)という独自の切り口から詳細に解説。解放後も日本統治時代の切手や葉書が使われた郵便事情の実態、軍事郵便、北朝鮮のトホホ切手、記念切手発行の裏事情などがむしろ雄弁に歴史を物語る。退屈な通史より面白く、わかりやすい内容でありながら、朝鮮戦争の基本図書ともなりうる充実の内容。

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