内藤陽介 Yosuke NAITO
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 南極で1兆トン以上の氷山分離
2017-07-13 Thu 11:25
 地球温暖化の影響を調べている英国の研究プロジェクト“MIDAS”のチームは、昨日(12日)、南極のラーセンC棚氷から、観測史上最大級となる1兆トン以上の氷山“A68”が分離したと発表しました。といわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

      英領南極・カール・ラーセン

 これは、1973年に英領南極が発行したカール・ラーセンの切手です。

 カール・ラーセンは、1860年、ノルウェーのオストレ・ハルセン生まれ。1892年から1894年にかけて、捕鯨船ジェイソン号を率いて南緯68度10分まで、グレアムランド(南極半島の先端側)東岸を航行。その過程で、1893年12月、巨大な棚氷を発見しました。これが、今回、巨大氷山が分離したラーセン棚氷です。ちなみに、棚氷を発見したラーセンは、そのうえでスキーを楽しんだことから、南極で初めてスキーをした人物にもなりました。

 棚氷は、南極大陸を覆う氷床が海に押し出されてできたもので、ラーセン棚氷はロンギング岬からハースト島の南までの間に広がる巨大なものです。もともとは、A・B・Cの3つに分かれていましたが、このうち、ラーセンA棚氷は1995年に、ラーセンB棚氷は2002年に崩壊し、最北に残されたラーセンC棚氷も亀裂の拡大が進んでいます。

 今回、ラーセンC棚氷からA68は、厚さ200-600m、面積は三重県とほぼ同じ約5800平方キロ。これにより、ラーセンCの面積の12%以上が失われた計算になります。

 A68は、今回の分離以前からすでに海上にあったため、すぐに海面の上昇に影響を与えるわけではないとみられていますが、世界各国でつくる南極研究科学委員会の研究チームは「将来、氷山の分離はより頻繁に起きるだろう。生態系への影響調査が欠かせない」との声明を出しています。


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      全日展2017ポスター

 *画像は全日展実行委員会が制作したチラシです。クリックで拡大してご覧ください。

 ことしは、香港“返還”20周年ということで、内藤も昨年(2016年)、ニューヨークの世界切手展<NEW YORK 2016>で金賞を受賞した“A History of Hong Kong(香港の歴史)”をチャンピオンクラスに出品します。また、会期中、16日(日)15:30~、展示解説も行いますので、皆様よろしくお願いします。


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