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内藤陽介 Yosuke NAITO
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 フィジーのオオウナギ
2017-07-25 Tue 10:45
 きょう(25日)は土用の丑の日です。というわけで、ウナギの切手のなかから、この1枚を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

      フィジー・オオウナギ

 これは、2008年にフィジーが発行したオオウナギの切手です。

 オオウナギは、ウナギ目ウナギ科に属する魚で、わが国で一般に食されるニホンウナギとは同属別種です。今回ご紹介のフィジーを含む太平洋とインド洋の熱帯・亜熱帯域を中心に、ウナギ科全18種類のうちで最も広い地域に分布しており、国内では利根川より西側、長崎県より南側の暖流に面した地域に生息していますが、和歌山県田辺市・白浜町富田川流域、徳島県海陽町母川流域、長崎県長崎市樺島の3ヵ所では国の天然記念物に指定されています。なお、南西諸島では、ニホンウナギよりもポピュラーな存在です。

 その名の通り、最大で全長2m・体重20kg にも達する大型のウナギで、胴回りは丸太ののように太く、背中側は黄褐色の地に黒褐色のまだら模様があるのが特徴です。鹿児島県南部や南西諸島、台湾などでは食用や強壮剤にもされることがありますが、味の面ではニホンウナギより劣るとされています。

 ちなみに、フィジーでは、ウナギにまつわる以下のような伝説があるそうです。

 ベンガ島(フィジー最大のビチレブ島の南12km の地点にある小島)に住むサワウ族の漁師、ツイは、ある日、島の奥の小川で巨オオウナギを釣りあげました。喜ぶツイに、オオウナギは自らが神の化身であると告げたうえで、「助けてくれたら火の上を歩けるようにしてやろう」と申し出ます。

 オオウナギのいうことが真実なら助けてやろうとツイがいうと、オオウナギはその場に穴を掘り、石を入れて火を放ったうえで、その上を歩くよう、ツイを促します。これを受けて、ついは石の上を歩きましたが、全く火傷を負いませんでした。

 これが、フィジーにおける火渡りの行の起源とされており、以後、神の霊力を授かったとされるツイの直系の子孫は、火渡りの儀式を司る聖職者“ベテ”として、火渡りの行を継承しているそうです。

 僕などは、ウナギが目の前で火を焚いていたら、そのまま、身を開いて串にさし、焼いて食ってしまうしまうような気がします。もっとも、そういう心掛けだから、火の上を歩く能力もないまま、酷暑の中でぐったりとした日々を過ごしているわけですが。
 

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