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内藤陽介 Yosuke NAITO
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 ゲヴァラ、成人の頃
2018-01-08 Mon 18:20
 きょう(8日)は成人の日です。というわけで、こんな切手を持ってきてみました。(画像はクリックで拡大されます)

      キューバ・ゲヴァラ生誕80年(17歳と自転車)

 これは、2008年にキューバが発行したチェ・ゲヴァラ生誕80年の記念切手のうち、青年時代のゲヴァラを取り上げた85センターヴォ切手で、左側には1945年に撮影された17歳のゲヴァラの写真が、右側には1950年1月に撮影された21歳のゲヴァラの写真が取り上げられています。成人年齢は国によってさまざまで、日本の20歳は世界的に見ると遅い方だとされていますが、アルゼンチンの成人年齢はそれよりも遅い21歳です。したがって、この切手に取り上げられた右側の写真は、成人後間もない頃のゲヴァラの写真といってよいでしょう。

 1928年6月14日、ロサリオ(ブエノスアイレスの北西350キロ、パラナ川右岸の都市)の裕福な家庭に生まれたゲヴァラは、1948年、喘息の持病を抱える身として、アレルギー研究を志し、ブエノスアイレス大学医学部に入学しました。

 在学中の1949年末、自転車にクッチオーラのモーターを取り付け、アルゼンチン各地を放浪しながらその合間に医学生としての試験勉強をすることを思い立ち、1950年の元日、両親の家があったコルドバ(ブエノスアイレスからは西北西700キロに位置する都市)を出発しました。その際、出立の記録として、コルドバ市内の病院の前で、帽子をかぶり、サングラスをかけ、革のコートを着て自転車にまたがる写真を撮影しました。今回ご紹介の切手に取り上げられているのは、その写真です。
 
 この時の旅行は、大半は自らペダルを漕ぎ、時々モーターを使って移動しながら、途中、木陰で試験勉強をするというスタイルで、アルゼンチン北部の4500キロを走破し、ブエノスアイレスに戻るというものでした。この時の経験から、翌1951年、友人のアルベルト・グラナードとともに、1台のオートバイ、ポデローサ号を使って、後に“モーターサイクル・ダイアリーズ”で知られることになる南米大陸縦断1万2000キロの旅につながり、それが、革命家ゲヴァラの原点となります。

 さて、ことし(2018年)6月は、ゲヴァラの生誕90年にあたっているため、この機会をとらえ、ゲヴァラに関する書籍を今春刊行すべく、現在、作業を進めています。このため、これからしばらくはゲヴァラ関連の記事が多くなるかもしれませんが、どうかお付き合いください。また、書籍の正式なタイトルや刊行日など、詳細が決まりましたら、このブログでもご案内いたしますので、よろしくお願いします。 

      
★★ 10日(水) TOKYO FM/JFN “クロノス”に内藤が登場 !★★

 1月10日(水)07:20~ 東京FMの朝のワイド番組「クロノス」に内藤がゲスト出演します。よろしかったら、ぜひお聞きください。

 
★★ NHKラジオ第1放送 “切手でひも解く世界の歴史” 次回は11日!★★

 1月11日(木)16:05~  NHKラジオ第1放送で、内藤が出演する「切手でひも解く世界の歴史」の第14回が放送予定です。今回は、年明け最初ということで、世界で最初に犬の切手を発行したニューファンドランドについてお話する予定です。なお、番組の詳細はこちらをご覧ください。


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