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内藤陽介 Yosuke NAITO
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 チェコの赤鬼
2018-02-03 Sat 11:31
 きょう(3日)は節分です。というわけで、例年どおり、鬼に関連する切手の中から、この1枚です。(画像はクリックで拡大されます)

      チェコ・赤鬼

 これは、1981年7月2日にチェコスロヴァキアが発行したアマテュア人形劇団フェスティバルの記念切手で、左側に赤鬼の姿をした悪魔のあやつり人形が描かれています。ちなみに、チェコでは、毎年12月6日の“聖ミクラーシュの日(聖ニコラスの日に相当)”前日の5日、悪魔(に扮した人)が子供たちの家を周り、“よい子”にしていたかどうかを尋ね、「はい」と返事をして歌を歌えた子にはキャンディーなどのお菓子を配り、「いいえ」と答えた子どもには、ジャガイモや石炭が与えられるという風習があります。

 第一次大戦以前、チェコとスロヴァキアの地はハプスブルク帝国の支配下に置かれていましたが、ハプスブルク帝国は公の場でのチェコ語の使用を禁じていました。ただし、例外として、庶民の娯楽である人形劇だけはチェコ語での上演が認められていたため、チェコ人にとっての人形劇は、単なる娯楽ではなく、母国語を絶やさぬための“文化の命綱”として、また、公には許されぬ体制批判の手段として、重要な意味を持っていました。

 チェコの人形劇は、19世紀前半には名手コペツキーが出現し、1930年以降、スクパ率いるプロの人形劇団の活動により芸術として完成。現在、プラハだけでも数十軒の人形劇場があるなど、伝統文化として定着しています。

 さて、ことし(2018年)は1918年のチェコスロヴァキア独立ならびにミュシャがデザインしたプラハ城切手発行から100周年、1993年のチェコ・スロヴァキア分離から25周年にあたっており、8月にはプラハで世界切手展も予定されています。これにあわせて、7月20-22日に東京・錦糸町のすみだ産業会館で開催予定の全日本切手展2018でも、プラハ城切手の特別展示を行う予定です。同展の詳細につきましては、今後、このブログでもご案内していきますので、よろしくお願いします。


★★ NHKラジオ第1放送 “切手でひも解く世界の歴史” 次回は8日!★★

 2月8日(木)16:05~  NHKラジオ第1放送で、内藤が出演する「切手でひも解く世界の歴史」の第15回が放送予定です。今回は、平昌五輪の開幕前日ということで、平昌のある江原道にちなみ、金剛山の切手についてお話する予定です。なお、番組の詳細はこちらをご覧ください。


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