内藤陽介 Yosuke NAITO
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 米空母レキシントン発見
2018-03-07 Wed 01:30
 米マイクロソフトの共同創業者ポール・アレン氏が率いる探査チームは、5日(米国時間・日本時間6日)、オーストラリア東沖の海底で、太平洋戦争初期に旧日本軍との海戦で沈没した米空母“レキシントン”の船体を発見したと発表しました。というわけで、きょうはこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

      軍事郵便絵葉書・レキシントン撃沈

 これは、先の大戦中の日本の軍事郵便用絵葉書のうち、村上松次郎の“米航母レキシントン號撃沈”を取り上げた1枚です。村上は、1897年、東京生まれ。竹内鶴之助に師事して洋画を学び、戦艦などの海洋画を数多く残しました。戦後は『キンダーブック』などで活動し、1962年に亡くなりました。

 レキシントンは、もともと巡洋戦艦(CC-1)として1921年1月8日にマサチューセッツ州クインシーのフォアリバー造船株式会社によって起工されました。しかし、ワシントン海軍軍縮条約に基づき、巡洋戦艦としての工事は中止され、1922年7月1日に航空母艦(CV-2)に艦種変更され、1925年10月3日に進水。1927年12月14日に就役し、米太平洋艦隊に配属されました。全長270mは同型艦のサラトガ(CV-3)と並び、完成当時世界最大の空母で、“レディ・レックス”の愛称で呼ばれています。

 真珠湾攻撃のあった1941年12月7日(米国時間)、レキシントンは海兵隊の航空機を真珠湾からミッドウェイへ輸送中であったため攻撃を逃れ、12月13日、真珠湾に帰港しました。

 1942年1月11日、レキシントンは真珠湾を出撃してニューブリテン島ラバウルの攻撃へ向かったものの、日本軍機の攻撃を受けてラバウル攻撃を断念。3月10日にはオーエンスタンレー山脈を超えてサラモアとラエを攻撃し、同26日、真珠湾に帰投しています。

 1942年の珊瑚海海戦では、5月7日、ヨークタウンの攻撃隊とともに日本の空母祥鳳を撃沈。翌8日には空母翔鶴も撃沈しましたが、日本軍機の攻撃を受けて火災が発生。一旦は鎮火に成功したものの、艦内に気化・充満した航空用ガソリンが引火して爆発が発生し、自力航行が不可能となって漂流を始めたため、総員退去命令の後、駆逐艦フェルプスによって自沈処分されました。


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