内藤陽介 Yosuke NAITO
http://yosukenaito.blog40.fc2.com/
World Wide Weblog
 ジバンシィの切手
2018-03-13 Tue 00:22
 フランスのブランド、ジバンシィ(Givenchy)の創業者でデザイナーのユベール・ド・ジバンシィ氏(以下、敬称略)が、今月10日に亡くなっていたことが、きのう(12日)、明らかになりました。享年91歳。謹んでご冥福をお祈りしつつ、きょうはこの切手をご紹介します。(画像はクリックで拡大されます)

      フランス・ジバンシー

 これは、2007年のヴァレンタイン用にフランスが発行した切手で、ジバンシィがデザインを担当しています。フランスでは1999年からハート形のバレンタイン切手を発行していますが、翌2000年にイヴ・サンローランを原画作者として起用したのを皮切りに、毎年、有名デザイナーが原画制作を担当しています。ジバンシィは、その8番目、2007年の切手を担当したというわけです。

 さて、ユベール・ド・ジバンシィは、1927年2月21日、ボーヴェ生まれ。父親は公爵の称号を持つ貴族の家系の出身でしたが、
2歳の時に死別し、以後、タペストリー工場を経営する祖父に育てられました。

 17 歳の時にパリに出て、見習いとしてクチュールメゾンに入社。ジャック・ファトで働きながら、エコール・デ・ボザール(国立高等美術学校)でデザインを学び、1946年にはロベール・ピゲ、1947年にはリュシアン・ルロンでの勤務を経て、同年後半にエルザ・スキャパレリに入社しました。その後まもなく、ヴァンドーム広場にあるスキャパレリ ブティックのアーティスティック・ディレクターに就任します。

 1951年、24歳での初コレクションでは資金の制約もあり、コットン素材のシンプルなドレスやブラウスを発表して注目を集め、翌1952年2月、パリ8区のアルフレッド・ド・ヴィニ通りに自らの名を冠したメゾン“ジバンシィ”を設立しました。

 1953年夏、女優オードリー・ヘップバーンと知り合い、翌1954年、彼女の主演映画『麗しのサブリナ』の衣装を担当したことで世界的な知名度を獲得し、1955年、“自由なライン”として発表したウエストもヒップもないシュミーズドレスは“革命的な衣装”として反響を呼びました。

 1995年にデザイナーを引退するまでの間に発表された作品のうち、歴史の教科書などにも登場するものとしては、1961年の映画「ティファニーで朝食を」でヘプバーンが着ている黒いドレスのほか、1963年のケネディ米大統領の葬儀の際にケネディ家の女性たちが着ていた喪服などがあります。
 

★★ 内藤陽介の最新刊 『パレスチナ現代史 岩のドームの郵便学』 ★★

      パレスチナ現代史・表紙 本体2500円+税

 【出版元より】
 中東100 年の混迷を読み解く! 
 世界遺産、エルサレムの“岩のドーム”に関連した郵便資料分析という独自の視点から、複雑な情勢をわかりやすく解説。郵便学者による待望の通史!

 本書のご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。
スポンサーサイト

別窓 | フランス:第5共和政 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
<< 泰国郵便学(53) | 郵便学者・内藤陽介のブログ |  石垣市長選、現職・中山氏3選>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
| 郵便学者・内藤陽介のブログ |
copyright © 2006 郵便学者・内藤陽介のブログ all rights reserved. template by [ALT-DESIGN@clip].
/