内藤陽介 Yosuke NAITO
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 本日、トークやります。
2018-04-21 Sat 01:09
 かねてご案内の通り、本日(21日)12:30より、東京・浅草で開催のスタンプショウ会場内で、5月刊行予定の拙著『チェ・ゲバラとキューバ革命』の事前プロモーションのトークイベントを行います。というわけで、その予告編として、この切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます。なお、イベントの詳細は主催者HPをご覧ください)

      キューバ・サロンデマヨ

 これは、1967年7月にキューバで発行された“サロン・ド・マヨ美術展”の記念シートで、同展の目玉とされた「クーバ・コレクティヴァ」が取り上げられています。この作品の左方にはゲバラの肖像が描かれており(下に拡大画像を貼っておきます)、これが、ゲバラ切手としては最初の1枚となりました。なお、ゲバラは1967年10月にボリヴィア山中で殺害されていますので、この切手は、ゲバラの生前に発行された唯一の肖像切手でもあります。

      キューバ・サロンデマヨ(部分)

 サロン・ド・マヨ美術展は、『レヴォルシオン』紙の元編集長で著述家のカルロス・フランキが中心となって開催したもので、イヴェント名はドイツ占領下のパリで、反ナチス派の芸術家たちが創設した“5月サロン”を意識しています。パブロ・ピカソ、ホアン・ミロ、アレクサンダー・カルダー、ルネ・ポルトカッレロ、ウィルフレド・ラム等、当代一流の芸術家の作品が展示されたほか、キューバを拠点に活動をする若手芸術家を集め、支援することも目的の一つであったため、展覧会に参加した芸術家の中には、主催者側から滞在費その他の支援を受け、会期の数週間前からハバナに滞在して作品を制作するケースもありました。

 切手に取り上げられた「クーバ・コレクティヴァ」は、中央の円をウィルフレド・ラムが描き、その周囲に渦巻き状に他の画家たちの作品を加えていくことで作られた合作壁画で、その全体は横10m、縦5mという巨大なものです。

 ちなみに、ゲバラの肖像として一番有名な「英雄的ゲリラ」は、革命後の1960年3月5日、前日にハバナ港で起きた爆発事件の犠牲者追悼集会で、『レヴォルシオン』誌の写真記者、アルベルト・コルダが撮影した写真をトリミングしたものです。

 当初、コルダの写真は一般に公開されませんでしたが、1967年、イタリアの編集者ジャンジャコモ・フェルトリネッリが焼き増しを譲り受け、同年10月のゲバラ処刑後、ポスターにして販売。さらに、キューバ政府主催の追悼集会で巨大な遺影として掲げられたほか、没後1周年の追悼切手等にも取り上げられて、いちやく有名になり、反体制のシンボルとして世界中で多くの複製が作られました。

 今回のトークでは、波乱に満ちたゲバラの生涯をたどるとともに、彼の死後、彼の肖像がどのような形で全世界に流布し、どのようなイメージで語られてきたのかという点についても、お話ししたいと考えています。ぜひ、1人でも多くの方にご参加いただけると幸いです。


★★★ トークイベントのご案内 ★★★

 4月21日(土)12:30より、東京・浅草で開催のスタンプショウ会場内で、5月刊行予定の拙著『チェ・ゲバラとキューバ革命』の事前プロモーションのトークイベントを行います。よろしかったら、ぜひ遊びに来てください。なお、詳細は主催者HPをご覧いただけると幸いです。

      ゲバラ本・仮書影

(画像は書影のイメージです。刊行時には若干の変更の可能性があります) 


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