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内藤陽介 Yosuke NAITO
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 韓国カルト、フィジーで400人監禁暴行
2018-08-03 Fri 04:26
 韓国の警察当局は、1日、南太平洋のフィジーで信者約400人を監禁し、儀式と称して暴行していたとして、カルト教団“グレースロード教会”の創始者、シン・オクジュほか3人の教団指導者が仁川国際空港に到着したところを逮捕しました。というわけで、フィジーに関連して、この切手です。(画像はクリックで拡大されます)

      フィジー・エクスプレス(1ペニー)

 これは、1870年にフィジー・エクスプレス社が発行した1ペニー切手です。

 1860年代までのフィジー諸島では、1858年に英領事館がきわめて限定的な郵便サーヴィスを抵抗したものの、長らく英植民地当局による郵便制度は実施されておらず、主としてシドニーを往来する商船などに託して、不定期に手紙が送られているだけでした。

 こうした状況の下、1869年9月、オヴァラウ島のレヴカで新聞『フィジー・タイムス』を創刊したG.L.グリフィスは、かつての領事館郵便の制度では、新聞の配達には、あまりにも信頼性に乏しいと考え、1870年11月、『フィジー・タイムス』の配達を行うとともに、一般の郵便需要を満たすことを目的として“フィジー・タイムス・エクスプレス”を創業しました。

 フィジー・タイムス・エクスプレスの郵便取扱所は、1870年11月1日の創業時で9ヵ所でしたが、同年11月5日と1871年2月8日にはそれぞれ2ヵ所、6月14日には1ヵ所が新たに設置され、最終的に14ヵ所が設けられました。その内訳は、レヴカの本局のほか、ヴィティ・レヴ島に6ヵ所、ヴァヌア・レヴ島に4ヵ所、タヴェウニ島に2ヵ所、カンダヴ島とヴァヌア・バラヴュー島に各1ヵ所でした。

 フィジー・タイムス・エクスプレスの切手は、グリフィスの新聞印刷所で印刷され、シートは6×4の24面です。ただし、シートの中には異なった額面が混在しています。すなわち、最初のシート構成は、横1段の6枚ごとに額面が異なっており、上から6ペンス、1シリング、1ペニー、3ペンスとなっていました。その後、2回目のシート構成は、上の3段は最初と同じですが、最下段の左3枚が3ペンス、右3枚が9ペンスという構成に変更されています。

 フィジー・タイムス・エクスプレスの経営は順調で、利用者も次第に増加していきましたが、そのことを不快に思った英植民地当局はこれを廃止させるべく、郵便局長を任命し、官営郵便に乗り出します。これを受けて、フィジー・タイムス・エクスプレスの郵便事業も1872年には終焉を迎えました。


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