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内藤陽介 Yosuke NAITO
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 8歳少女が1500年前の剣を発見
2018-10-06 Sat 14:27
 スウェーデン・ヨンショーピング市のウィーデステン湖で、8歳の少女、サーガ・バネチェクさんが遊んでいたところ、湖の中から発見し、引き抜いた剣が1500年前のモノだったことが確認され、話題になっているそうです。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

      スウェーデン・剣(1997)

 これは、1975年にスウェーデンが発行した“ヴェンデル時代の遺物”の切手のうち、当時の剣の柄と鞘を取り上げた1枚です。

 現在のスウェーデン国家の領域に人々が定住し始めたのは、石室墓などの発掘結果から、氷河の後退後、紀元前1万-前8000年ごろと推定されています。その後、前2000年頃、インド・ヨーロッパ語族が定着。ローマ時代には大陸との交易が盛んに行われるようになり、おもに琥珀や毛皮などが輸出されました。紀元後5-6世紀になると、各地で部族国家が形成されはじめましたが、その中でも、ウプランド地方のスベア人は海上貿易にも進出して繫栄。550年以降、いわゆるヴェンデル時代が始まり、スベア人を中心に多くの部族国家が連合し、スウェーデン国家の原型が形成されました。

 ちなみに、いわゆるヴァイキングの時代は、一般に、793年、北部イングランドのリンデスファーン修道院襲撃事件から始まるとされていますので、ヴェンデル時代の後、ということになります。

 さて、今回話題となった剣が発見された当時、ウィーデステン湖の水位は水不足で著しく低くなっており、湖で遊んでいたサーガさんは、「水中で何かに触れたので、持ち上げてみると剣みたいなものがあった」として、父親に報告。父親は「当初、娘が不思議な形をした棒を拾ったのかと思った」そうですが、その後、父親が友人に詳しく調べてほしいと依頼したところ、約1000年前のヴァイキング時代の遺物ではないかということになり、さらに、地元博物館の専門家が調べたところ、約1500年前のヴェンデル時代に作られた可能性が高いと判断されたそうです。

 その後、今回の剣の発見を受け、博物館や地元の自治体らがウィーデステン湖で発掘作業を行ったところ、3世紀に作られたと思われるブローチが出土。発掘作業は現在も継続されており、今後、他にも湖から古代の遺物が見つかる可能性があるそうです。


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