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内藤陽介 Yosuke NAITO
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 元始祭
2019-01-03 Thu 09:47
 きょう(3日)は、宮中では皇位の元始を寿ぐため、年初の大祭として天皇陛下の御親祭により奉仕される元始祭の日です。といいうわけで、この切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

      高千穂峰(1968)

 これは、1968年11月20日、「霧島屋久国立公園」の1枚として発行された“高千穂の峰”の切手です。

 高千穂峰は鹿児島県と宮崎県の県境に位置し、天皇家の祖先(天照大神の孫)である瓊瓊杵尊が天照大神の命を受けて、高天原(天津神々の住む天上界。天香具山で祭祀が行われ、神々は稲田をつくり、機織女たちは織殿に奉仕しているとされています)から地上に降臨したとされる場所として知られています。山頂に立てられている青銅製の天逆鉾は、瓊瓊杵尊が降臨したときに峰に突き立てたとされるもので、山岳信仰の舞台となりました。きょうの元始祭は、これを由来として、明治3年1月3日 (旧暦)、明治天皇が神祇官八神殿に八神・天神地祇・歴代の皇霊を鎮祭したのが最初です。

 ちなみに、天孫降臨にまつわる観光スポットとしては、現在では、峰そのものよりも、霧島山の中岳と御鉢との間にある谷間の高千穂河原の方がポピュラーかもしれません。高千穂河原にはかつて霧島神宮があり(噴火により焼失したため、のち移転・再建)、その場所は古宮址と呼ばれています。古宮址には、1940年の紀元2600年記念事業の一環として“天孫降臨神籬斎場”がつくられ、1958年には駐車場も整備されました。また、毎年11月10日には、天孫降臨の道標として火を焚いて瓊瓊杵尊を迎えた故事にちなみ、天孫降臨御神火祭も催されています。

 さて、何度でも繰り返して書きますが、天孫降臨神話は、それがそのまま歴史的事実であるとは考えられませんが、そういうレベルでいえば、『聖書』の記述にも歴史的事実としては認めがたいものが多々あるわけで、欧米のキリスト教世界で(信じるか信じないかは別の問題として)『聖書』の物語をたしなみとして国民に教えているのであれば、わが国でも民族の物語としての記紀神話を日本人の大半が常識として共有しているのが本来の姿でしょう。

 したがって、僕に言わせれば、歴史の授業ではなく、国語の授業で、小学生のうちから徹底的に記紀神話を教え込むべきだと思うのですが、そういうことを言うと、左巻きの人たちは「戦前の皇国史観が大日本帝国の侵略戦争を支える役割を果たした」と主張して反対するんでしょうな。


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