FC2ブログ
内藤陽介 Yosuke NAITO
http://yosukenaito.blog40.fc2.com/
World Wide Weblog
 ゲバラ忌
2019-10-09 Wed 02:25
 きょう(9日)は、1967年10月9日に亡くなったチェ・ゲバラの命日です。というわけで、この1年以内にキューバが発行したゲバラ切手の中から、この1枚を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

      キューバ・『オリーヴグリーン』60年

 これは、2019年4月9日にキューバで発行された“『ベルデ・オリーボ』誌60周年”の記念切手で、同紙のカミーロ・シエンフエゴスを表紙にした号と、ゲバラの横顔を表紙にした号、それに軍の機関誌として銃を並べて構成したデザインになっています。

 『ベルデ・オリーボ』誌は、キューバ革命軍の機関誌として、キューバ革命直後の1959年4月10日に創刊されました。誌名は革命軍の軍服の色(オリーブ・グリーン)にちなむもので、創刊当初はタブロイド判8頁でしたが、その後16頁になり、1959年末には週刊となりました。その後、1988年から1990年11月までは月刊誌となり、現在は隔月刊となっています。

 ゲバラは“狙撃兵”のペンネームで『ベルデ・オリーボ』に精力的に寄稿しており、彼の主著の一つで、ゲリラ時代の体験をもとに書かれた『ゲリラ戦争』も、『ベルデ・オリーボ』に寄稿した論説がもとになっています。

 『ゲリラ戦争』は、冒頭、「人民の勢力は政府軍に対する戦闘に勝利できる。革命の条件が熟すまで待ってはならない。蜂起の核(フォコ)がその条件を作り出す。そしてラテンアメリカにおいて武装闘争の場は基本的には農村でなければならない」と述べて、革命の初期段階においては、まず何よりも行動を起こして“核”を作ることが重要だとする“フォコ理論”を展開していますが、『ゲリラ戦争』の出版後も、『ベルデ・オリーボ』はフォコ理論を宣伝するための重要な媒体でした。
 
 ちなみに、ゲバラと彼のフォコ理論については、拙著『チェ・ゲバラとキューバ革命』でもご説明しておりますので、機会がありましたら、ぜひお手に取ってご覧いただけると幸いです。


★★ 講座のご案内 ★★

 10月からの各種講座のご案内です。詳細については、各講座名をクリックしてご覧ください。

・よみうりカルチャー 荻窪
 宗教と国際政治
 毎月第1火曜日 15:30~17:00
 11/5、12/3、1/7、2/4、3/3(1回のみのお試し受講も可)

・武蔵野大学生涯学習秋講座
 飛脚から郵便へ―郵便制度の父 前島密没後100年―
 2019年10月13日(日) 
 (【連続講座】伝統文化を考える“大江戸の復元” 第十弾 全7回)

 切手と浮世絵
 2019年10月31日 ー11月21日 (毎週木曜・4回)


★★ 内藤陽介の最新刊 『チェ・ゲバラとキューバ革命』 好評発売中!★★

      チェ・ゲバラとキューバ革命 表紙カバー 本体3900円+税
 
 【出版元より】
 盟友フィデル・カストロのバティスタ政権下での登場の背景から、“エルネスト時代”の運命的な出会い、モーターサイクル・ダイアリーズの旅、カストロとの劇的な邂逅、キューバ革命の詳細と広島訪問を含めたゲバラの外遊、国連での伝説的な演説、最期までを郵便資料でたどる。冷戦期、世界各国でのゲバラ関連郵便資料を駆使することで、今まで知られて来なかったゲバラの全貌を明らかする。

 本書のご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。
スポンサーサイト




別窓 | キューバ:ディアスカネル以降 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
<< ノーベル化学賞に吉野彰氏ら | 郵便学者・内藤陽介のブログ |  ラージャパクサの弟、大統領選出馬>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
| 郵便学者・内藤陽介のブログ |
copyright © 2006 郵便学者・内藤陽介のブログ all rights reserved. template by [ALT-DESIGN@clip].
/