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内藤陽介 Yosuke NAITO
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 フィリピン行きは中止
2006-12-10 Sun 00:45
 フィリピン政府が、日本を含むアジア、オセアニアの計16ヵ国首脳が参加する「第2回東アジアサミット」など、セブ島で11~13日に予定していた一連の首脳会議の延期を発表しました。表向きの理由は“台風による悪天候と重なるため”ということになっていますが、会議をねらったテロ計画があったためとも、はたまた、おおらかなフィリピン人のことゆえ、メイン会場として建設していたセブ国際会議場の完成がついに間に合わなかったためとも言われており、真相は藪の中です。

 われらが安倍首相も、8日深夜にフィリピン入りしたものの、肝心の会議が亡くなったため、9日にアロヨ大統領と会談しただけで早々に帰国するのだとか…。

 というわけで、今日はこんなモノを持ってきてみました。(画像はクリックで拡大されます)

フィリピン宛返戻カバー

 これは、太平洋戦争開戦から間もない1942年2月21日、アメリカからマニラ宛に差し出されたカバー(封筒)ですが、開戦によりフィリピンが戦場となり、フィリピン宛の郵便物の取扱いが停止されたため、差出人に返戻されたものです。カバーには、そのことを示す“RETURN TO SENDER SERVICE SUSPENDED”の紫色の印が押されています。また、鉛筆の書き込みによると、このカバーは4月27日に返送されたことになっています。

 貼られている切手の1枚は高射砲を描く国防宣伝の切手ですし、おされている消印にも戦時貯金や戦時公債の宣伝文が入っており、戦時色の色濃く漂ってくるカバーといってよいでしょう。

 一般に戦争が勃発すると、紛争地域宛の郵便サービスは停止されてしまうわけですが、太平洋戦争の場合、戦場となったエリアがきわめて広いため、あらゆる地域宛の郵便物が配達不能で差出人戻しとなっています。そのうち主なものだけでも一通り集めてみたら面白いだろうと思いたって、いくつかのサンプルは集めてみたのですが、なかなか数が増えません。まだまだ“日暮れて道遠し”といったところです。
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