2023-06-05 Mon 02:57
日本で(というよりもアジアで)最も高価な切手として知られる“龍500文逆刷”が、おととい(3日)、スイス・ジュネーヴで開催されたデヴィッド・フェルドマン社のオークションに出品され、540万ユーロ(手数料込。約8億1000万円)で落札されました。というわけで、その切手の画像(クリックで拡大されます)をご紹介します。
![]() 明治4年3月1日(1871年4月20日)、日本の近代郵便創業に際して、48文・100文・200文・500文の4種の切手が発行されました。これらの切手は、向かい合う二匹の龍を描いた枠の部分と中央の額面表示の二色刷りになっていましたが、500文に関しては、額面部分が逆刷になったエラーが存在しています。理論上、このエラーは40枚(1シート)存在するはずですが、実際には現在までに今回ご紹介の1点しか確認されておらず、日本で最も高価な切手として有名です。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。なお、内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 また、この500文逆刷を含む“龍切手”の概要については、拙著『切手でたどる郵便創業150年の歴史vol.1 戦前編』でもご説明しておりますので、機会がありましたら、ぜひお手に取ってご覧いただけると幸いです。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 6月9日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から8時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」と「日本郵便150年の歴史」の2種類の講座をやっています。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『現代日中関係史 第2部 1972-2022』 好評発売中!★ ![]() 2022年11月に刊行された「第1部1945-1972」の続編で、日中国交”正常化”以降の1972年から2022年までの半世紀の、さまざまな思惑が絡まり合う日中関係の諸問題を、切手とともに紐解いていきます。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 スポンサーサイト
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