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内藤陽介 Yosuke NAITO
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 大日本帝国の終焉:予告編(6)
2005-08-04 Thu 10:04
★★★★ お知らせ! ★★★★

 明日(5日)の早朝6:15頃より、TOKYO-FM(周波数80.0)の6 Sense という番組の電話インタビューを受けることになりました。話題は“戦後60年と郵便”の予定ですが、生放送なので、どう転がるか、やってみないとわかりません。

 聴取可能な地域にお住まいの方で早起きの出来る方、なおかつご興味をお持ちの方は、是非、お聞きいただけると幸いです。


★★★★★★★★★★★★★★

 1945年、戦争に負けた日本は連合国によって占領されました。日本に進駐した“連合軍”の圧倒的多数は米軍でしたが、少数ながら、英本国やオーストラリア、インドやニュージーランドなどの部隊からなる英連邦軍も広島県を中心に進駐していたことは案外知られていないようです。

 この英連邦軍は、1946年10月11日、オーストラリア切手に“BCOF JAPAN 1946”と加刷した切手3種類(1/2ペニー、1ペニー、3ペニー)を発行します。ただ、このときの切手発行はオーストラリア郵政の許可を得ていなかったため、10月13日、加刷切手はいったん発売が停止されます。そして、翌1947年5月8日に、あらためて、先の3種の切手を含む7種の切手が発行され、使用されました。ちなみに、BCOFとは、“British Commonwealth Occupation Forces(英連邦占領軍)”の略です。

 下のカバーは、そのBCOF切手7種を貼ったもので、1948年9月18日にビクトリア州宛に差し出された書留便です。ただし、日本に進駐したことの記念品として作られた色彩の濃いもので、貼られている切手の合計金額は正規の金額を大幅にオーバーしています。

BCOF

 BCOF切手は、1949年3月28日、日本に進駐していた英連邦軍の野戦郵便局が閉鎖されたことで使用が停止されます。

 太平洋戦争は、日本がアメリカ・イギリスと戦った戦争ということになっていますが、その“イギリス”のなかには、いわゆる英本国だけではなく、オーストラリアやニュージーランドの兵士たちも少なからず含まれおり、彼らは戦後の日本占領にも関与していたことは見落とされがちです。

 しっかりと“JAPAN”の文字が入ったBCOFの切手は、そうした見落とされがちな歴史の一こまを語る資料といえるのです。

 さて、今度の土・日曜日、8月6・7日に東京・大手町のていぱーく(逓信総合博物館)で開催のサマーペックス では、このカバーを含めて、終戦前後の日本の状況をたどった作品「大日本帝国の終焉」を展示する予定です。両日とも、14:30からは展示の簡単な解説も行いますので、是非、お運びいただけると幸いです。
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