内藤陽介 Yosuke NAITO
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 参議院60年
2007-05-19 Sat 01:00
 明日(20日)で、参議院創設(1947年5月20日の第1回国会開会)から60周年ということで、昨日(18日)、記念の祝賀会が開かれたのだそうです。というわけで、今日はこんなものを持ってきてみました。(画像はクリックで拡大されます)

参議院差出のカバー

 これは、1947年の参議院発足後まもなく、参議院の事務局から議員宛に差し出された封筒です。旧貴族院の封筒の“貴族院”の部部を抹消して、参議院の印を押しているところが、占領下の物不足の時代を象徴していて興味深いと思います。

 宛名の岡本愛祐は1894年、京都府生まれ。1920年に東京帝国大学法学部を卒業し、1923~27年には皇太子時代から即位後間もない昭和天皇の侍従をつとめました。その後、帝室林野局長官を経て、1947年の第1回参議院選挙に当選。1953年まで議員を務めた後、(財)日本消防協会の会長となりました。軟式テニスの普及に尽力したことでも知られています。

 岡本が議員を務めていた初期の参議院は、山本有三をはじめとする無所属議員の緑風会が存在感を示すなど、“良識の府、熟慮の府”としての意義も十分にあったわけですが、現状といえば…。

 安倍首相は今度の参院選の争点の一つに憲法改正問題を取り上げるようですが、いっそ、9条の問題だけではなく、“衆議院のカーボンコピー”とか“盲腸”と揶揄されている参議院そのものの存廃も、議論の俎上に載せても良いのではないかと考えるのは僕だけでしょうかねぇ。
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この記事のコメント
#652 歴史的なマテリアル
ですね。
 もし出来るのでしたら、歴代参議院長、著名議員の封筒等のマテリアルでまとめられたら、一般の興味ある人にも理解されやすいリーフになるかもしれませんね。
 (一院制についてですが、全体主義国の場合多く一院制を採ってきた国が多いようです。二院制で政権から過度の圧力をコントロール出来れば理想ですが。)
2007-05-19 Sat 22:32 | URL | muraki #-[ 内容変更] | ∧top | under∨
 muraki様

 かつて、総理大臣経験者の書簡(選挙向けの印刷のモノばかりですが)を集めて本を作ろうとしたことがありますが、なかなか、勘所が集まらず、実現には至っていません。

 教科書的にいうと、2院制はチェック機能と激変緩和のために有効ということなのですが、日本の現状を見るとどうもねぇ・・・とついつい思ってしまいます。
2007-05-22 Tue 20:23 | URL | 内藤陽介 #-[ 内容変更] | ∧top | under∨
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