内藤陽介 Yosuke NAITO
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 リンネ300年
2007-05-23 Wed 00:40
 今日(5月23日)はスウェーデンの生物学者で“分類学の祖”と呼ばれるカール・フォン・リンネの生誕300周年で、わが国の両陛下も、出身地のスウェーデンで行われるセレモニーにご出席なさるそうです。というわけで、今日はこの1枚を持ってきてみました。(画像はクリックで拡大されます)

スウェーデン王立科学アカデミー200年

 これは、1939年6月2日、スウェーデン王立科学アカデミー200年を記念して発行された切手の1枚で、リンネの肖像が描かれています。

 現在、生物の学名は、属名と種小名の2語のラテン語で表す二名法(または二命名法)によって付けられていますが、これは、ボーアン兄弟の考案した方法をリンネが体系化し、普及させたものです。また、それまでに知られていた動植物についての情報を整理して分類表を作り、生物分類を体系化したこと、種・綱・目・属という分類単位を設け、それらを階層的に位置づけたこと、なども“分類学の祖”としての彼の重要な業績と考えられています。

 余談ですが、ハゼの研究に熱心に取り組まれている今上陛下は、皇太子時代の1980年、“魚類学への貢献”ということでロンドン・リンネ協会の外国会員に名を連ねており(現在は名誉会員)、そのことが、今回のリンネ300年でのご訪欧につながったものと考えられます。

 ちなみに、切手発行の名目となったスウェーデン王立科学アカデミーは、1739年にフレデリック1世が設立したスウェーデン王立アカデミーの1つで、自然科学と数学の発展を目的とした活動を行っています。ノーベル物理学賞・化学賞・経済学賞の受賞者を選考する委員会は同アカデミーの所属ですが、リンネの生物学は入っていません。もっとも、リンネ本人はノーベル賞の創設以前の人ですから、どう頑張ってみたところで、ノーベル賞のもらいようがなかったわけですが…。
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この記事のコメント
#662 北方の強国スエーデン
の重々しさが伝わってくるのが、凹版印刷を主とするかの国の切手ですね。この切手もそうした雰囲気が伝わってきます。
 余談になりますが、スエーデン切手に興味を持った20年くらい前、未使用の切手が結構高かったことに驚きました。スエーデンでは公共料金が高いんでしょうか?
2007-05-23 Wed 22:35 | URL | muraki #-[ 内容変更] | ∧top | under∨
 muraki様

 基本的に、北欧の国は公共料金のみならず物価がバカ高いですよね。これも、例の高福祉政策の影響(日本の消費税に当る付加価値税が高い)だと聞いたことがあります。
2007-05-26 Sat 08:07 | URL | 内藤陽介 #-[ 内容変更] | ∧top | under∨
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