内藤陽介 Yosuke NAITO
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 建設の風景:男女平等の現場
2007-06-11 Mon 00:47
 (財)建設業振興基金の機関誌『建設業しんこう』の6月号が出来上がりました。僕が担当している連載「切手に描かれた建設の風景」では、今月号はこんなモノを取り上げてみました。(画像はクリックで拡大されます)

スウェーデン・国際婦人年

 これは、1975年にスウェーデンが発行した国際婦人年の切手です。

 1972年の国連総会は、1975年を“国際婦人年”とする決議を採択しました。これは、国連の「婦人の地位委員会」が過去に得た結果を再検討する時期として、「男女平等の促進、経済・社会・文化の発展への婦人の参加、国際友好と協力への婦人の貢献」をテーマとして、活動を広く世界に呼びかけていくために設けられたものでした。

 この国際婦人年の中心的な行事として、1975年6月23日にはメキシコで国際婦人年世界会議が開催されたほか、各国でも多彩な催しが行われ、わが国を含めて多くの国で記念切手も発行されています。

 今回ご紹介するのは、そうした国際婦人年の記念切手のうち、スウェーデンが発行したもので、建設現場で男性と一緒にヘルメットをかぶり、図面を見ている女性が取り上げられています。洋の東西を問わず、力仕事の建設現場はどうしても男社会になってしまうものですが、そうした現場で力強く働く女性の姿こそ、男女の平等ないしは共同参画という理念を体現するものというのがデザイナーの主張なのでしょう。

 なお、わが国で発行された国際婦人年の記念切手に関しては、今年3月に刊行の拙著『沖縄・高松塚の時代』で詳しくご説明しておりますので、よろしかったら、ご覧いただけると幸いです。
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この記事のコメント
#717 男女が共に働く姿が
切手に現れると言うことは、「男女が平等である」というアピールになっているようです。ただ、北朝鮮の場合男女平等を謳った切手が多いのですが、脱北者の手記によると家事は一切女性がして、男性は何もしないそうです。(韓国も同様の傾向があるようです。)
 切手に現れるのは、時として「理想型」の表現の場合もあるようです。
2007-06-11 Mon 22:18 | URL | muraki #-[ 内容変更] | ∧top | under∨
 muraki様

 韓国・北朝鮮の場合は、制度や理念はともかく、現在でも儒教的な価値観が根強く残っていますので、“男女平等”ということが感覚的に理解できない人が多いようですね。ちなみに、10年位前だったと思いますが、韓国で働いている女性に「お父さんもしくはご主人が失業したらどうしますか?」という質問をしたところ、「自分も仕事をやめる。お父さん(やご主人)よりも収入が多いのは申し訳ないから」という答が一番多かったそうです。そういうところで“操”を立てられても、男としては困ってしまうのですが・・・。
2007-06-16 Sat 09:38 | URL | 内藤陽介 #-[ 内容変更] | ∧top | under∨
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