内藤陽介 Yosuke NAITO
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 モザンビーク到着
2010-11-02 Tue 05:53
 現地時間の1日15:00頃、無事にモザンビークの首都・マプトに到着しました。というわけで、きょうはこの1枚です。(画像はクリックで拡大されます)

         モザンビーク航空
 
 これは、1935年に発行されたモザンビーク会社の航空切手で、モザンビーク第二の都市ベイラ上空を飛ぶ飛行機が描かれています。

 ヴァスコ・ダ・ガマの航海以来、現在のモザンビーク沿岸はポルトガルのインド洋進出の重要な拠点となっていましたが、内陸の開発はながらく放置されていました。

 列強諸国によるアフリカの分割が進む中で、1891年、ポルトガルは英仏資本のモザンビーク会社にモザンビーク中央部の行政権を与え、本格的な開発に乗り出します。同社には警察権や徴税権、通貨発行権や郵便事業権などが与えられ、鉄道の建設や鉱山の開発、農場経営などがすすめられましたが、司法権はポルトガルのモザンビーク政庁が保持し、裁判所の運営経費などは同社が負担していました。

 切手に取り上げられたベイラは、モザンビーク会社領の中心地で、南北ローデシアやニヤサランドからの農産物・鉱産物の積み出し港として繁栄し、現在でもマプト(旧ロレンソマルケス)に次ぐモザンビーク第2の都市となっています。ちなみに、今回、飛行機の窓から写したマプトの街並みはこんな感じでしたが、切手に取り上げられた現在はベイラも似たような雰囲気になってるんでしょうかねぇ。

         マプト上空

 さて、今後の予定としては、4日に南アに再入国してダーバンに向かいますので、モザンビーク滞在は都合3日間です。ヴァスコ・ダ・ガマゆかりのモザンビーク島へ行くのは日程的に無理なのですが、マプトはかつてロレンソマルケスと呼ばれ、郵便史の世界では重要な港湾都市ですから、それなりに、いろいろと興味深い体験ができるのではないかと期待しています。


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 <JOBURG 2010>終了しました
2010-11-01 Mon 12:50
 先月27日に始まったアジア国際切手展<JOBURG 2010>は、きのう(31日)、無事に終了しました。今回の切手展でお世話になった皆様には、あらためて、お礼申し上げます。なお、この後、ヨハネスブルグを発って取材のためモザンビークとダーバン、ケープ・タウンをまわり、8月にヨハネスブルグから出国。9日に帰国の予定です。というわけで、きょうはこんな切手を持ってきました。

         バスコダガマ生誕300年(モザンビーク)

 これは、1969年に当時はモザンビークで発行された“ヴァスコ・ダ・ガマ生誕500年”の記念切手で、ガマが開拓した喜望峰をまわってインドへ向かうルートの地図が描かれています。きょうから約1週間のモザンビーク→ダーバン→ケープ・タウンというルートは、ガマのインド行きとは逆回りですが、いずれも彼にゆかりの土地ですので、今の僕の気分にぴったりの1枚となりました。

 ガマは、1469年頃、ポルトガルのシーネス生まれ。1497年7月8日、ポルトガル国王マヌエル1世の命を受け、インド航路を開拓すべく4隻の艦隊を率いてリスボンを出航しました。同年11月22日、アフリカ南端の喜望峰を通過し、モザンビークに到達。さらに、1498年5月20日、インド南西のカリカットに到達し、インド航路の開拓に成功しました。ガマの艦隊は多くの犠牲者を出しながらも1499年9月、ポルトガルに帰還。さらに、1502年と1524年に第2次、第3次のインド航海を行いましたが、第3次航海でゴアに到着後、ガマ本人はマラリアに感染し、1524年12月24日、同地で客死しています。

 1969年のガマの生誕500年に際してポルトガルの7植民地では、それぞれ1種ずつ、計7種セットの記念切手を発行しました。原画作者は、7種ともJ. デ・モウラです。今回の切手はその1枚で、リスボンからインドにいたるガマの航路を示す地図が示されています。

 さて、国際切手展のスケジュールとしては、10月初めにリスボンで開催されたのち、今回のヨハネスブルグ展があり、来年早々にはデリーで展覧会が開催されることになっていますから、現在の国名でのポルトガル→南アフリカ→インドという順番と地図のルートが重なっているのが今回の記事のがミソですかね。ちなみに、僕自身は、来年2月のインド展には出品者として参加する予定です。そのときは、ゴアやカリカットなども訪ねてみたいと思っています。

 なお、移動先によっては、ネット接続できないなどの理由により、ブログの更新が滞る可能性も無きにしも非ずですが、その際はどうかご容赦ください。

* 2010年10月に頂戴した拍手の数の多かった記事のベスト3は以下のとおりです。ありがとうございました。
 1位(25票):恭喜 恭喜
 2位(13票):中国のデモ
 3位(8票):国勢調査

 
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