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内藤陽介 Yosuke NAITO
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 熊本復興ねぶた
2016-09-03 Sat 11:59
 ことし4月の熊本地震の被災者を励ますため、きょう・あす(3・4日)の両日、青森ねぶた祭の山車が熊本市中央区の熊本城二の丸広場を練り歩く“熊本復興ねぶた”が行われます。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

      ふるさと(青森)・ねぶた祭

 これは、1996年7月23日にふるさと切手(青森県)として発行された“ねぶた祭り”の切手です。

 毎年8月2-7日に青森市で行われる“青森ねぶた祭”は、歴史上の人物や歌舞伎などを題材に巨大な人形を組み立て、その回りをハネト(跳人)と呼ばれる花笠衣装の踊り手が笛や太鼓の囃子に合わせて乱舞する夏祭りで、1980年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。

 今回ご紹介の切手の原画を制作した山谷芳弘は、1936年、青森県西津軽郡柏村(現つがる市)生まれ。北海道教育大学卒業後、教鞭をとるかたわら独学で墨彩・岩彩を学び、津軽の匂いと温もりを感じさせる自由奔放で個性的な独特の絵画世界を確立し、青森県芸術文化報奨、郵政大臣賞、フィナール国際美術展・選考委員会賞などを受賞しました。

 さて、今回の“熊本復興ねぶた”に出陣するのは、ことしのねぶた祭りで、青森市の消防団員らの団体「に組・東芝」が運行した「と唐獅子牡丹」です。

 「纏と唐獅子牡丹」は火消しと獅子を題材に、災厄に立ち向かう力強さを表現したもので、高さ5.5メートル、縦7メートル、横9メートル。8月7日に青森ねぶたが閉幕した後、四分割して大型トレーラー4台で輸送され、8月21日に熊本城に到着し、地震で大きく被災した本丸が間近に見える二の丸公園内で組立作業が行われました。

 なお、運行は3日午後7~9時と4日正午~午後2時の2回で、ハネトには誰でも加われるそうです。被災地の方々の気持ちが少しでも明るくなればいいですね。


★★★ トークイヴェントのご案内 ★★★

 拙著『リオデジャネイロ歴史紀行』の刊行を記念して、東京・青山の駐日ブラジル大使館で下記の通り、トークイヴェントを開催いたします。ぜひ、ご参加ください。

 ・日時 2016年9月23日(金)18:00~20:00(17:30受付開始)
 ・会場 駐日ブラジル大使館 セミナー・ルーム
  〒107-8633 東京都港区北青山2丁目11-12 (地図はこちらをご覧ください)
 ・参加費 無料
 ・定員 30名(申込多数の場合は先着順)

  * 9月16日(金)までに、お名前・ご連絡先・ご所属を明記の上、電子メール、ファックス等で下記宛にお申し込みください。(お送りいただいた個人情報は、大使館へ提出する以外の目的には使用しません)
  申込先 えにし書房(担当・塚田)
  〒102-0074 千代田区九段南2-2-7-北の丸ビル3F
  Tel. 03-6261-4369 Fax. 03-6261-4379
  電子メール info★enishishobo.co.jp (スパム防止のため、★の部分を半角@に変えてご送信ください)

 なお、トークヴェベント終了後、20:30より近隣のブラジルレストラン「イグアス」にて懇親会を予定しております。(イグアスの地図はhttp://tabelog.com/tokyo/A1306/A130603/13048055/ をご覧ください) 
 会費は、『リオデジャネイロ歴史紀行』1冊の代金込みで6500円(書籍不要の場合は5000円)の予定です。参加ご希望の方は、トークイベントお申し込みの際に、その旨、お書き添えください。なお、懇親会のみの御参加も歓迎いたします。


★★★ ブラジル大使館推薦! 内藤陽介の『リオデジャネイロ歴史紀行』  ★★★ 

       リオデジャネイロ歴史紀行(書影) 2700円+税

 【出版元より】
 オリンピック開催地の意外な深さをじっくり紹介
 リオデジャネイロの複雑な歴史や街並みを、切手や葉書、写真等でわかりやすく解説。
 美しい景色とウンチク満載の異色の歴史紀行!
 発売元の特設サイトはこちらです。

 * 8月6日付『東京新聞』「この人」欄で、内藤が『リオデジャネイロ歴史紀行』の著者として取り上げられました!

       リオデジャネイロ歴史紀行(東京新聞)


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 さらば舛添
2016-06-21 Tue 11:18
 一連の公私混同問題の責任を取るとして、東京都の舛添要一知事がきょう(21日)付で辞職します。というわけで、こんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

      地方自治・東京

 これは、ことし(2016年)6月7日に発行された“地方自治法施行60周年記念シリーズ 東京都”(ふるさと切手)のシートです。

 地方自治法施行60周年記念シリーズは、地方自治法施行60周年を記念して、47都道府県ごとの図柄による記念貨幣の発行と連携して2008年から発行されていたもので、今回ご紹介の“東京都”をもって、47都道府県が出そろうことになりました。

 切手に取り上げられている題材は、①東京タワーとレインボーブリッジとユリカモメ、②東海道五拾三次之内 日本橋 朝之景(歌川広重筆)、③髙尾山薬王院飯繩権現堂、④伊豆大島(三原山と椿)、⑤小笠原諸島(南島 扇池)で、シート地の背景は、東京マラソンのスタート場面が取り上げられています。

 この東京マラソンの写真のうち、右下の方にはステージが写っていますが、その上にはスタートの号砲を撃ち終えた直後の舛添と思しき人物の姿が確認できます。(下の画像)まぁ、舛添を直接題材とした切手ではなく、彼はあくまでも写りこんでしまったという性質のものではあるのですが…。

      地方自治・東京(部分)
 
 さて、今回の舛添辞任は、週刊文春の5月5日・12日合併号(4月27日発売)での『告発スクープ 舛添知事 「公用車」で毎週末「温泉地別荘」通い』を発端として、彼の政治資金の使途があまりにも公私混同であることが都民の怒りを買った結果だったわけですが、それ以前にも、彼の都知事としての始政・資質を疑問視する声は少なからずありました。

 すなわち、舛添は元国際政治学者という出自から、“都市外交”を標榜して、2014年2月の知事就任以降、矢継ぎ早に北京、ソウルを都知事として18年ぶりに訪問し、中国の汪洋副首相、韓国の朴槿恵大統領と会談して「外交や安全保障は政府の専管事項だが、都市外交を活発にすることで外交を補完できると感じた」と語っています。しかし、本人も語っているように、外交はあくまでも政府の専管事項であり、友好親善のための儀礼的な訪問以外の目的で外国の首脳にあい、政府の頭越しに、何らかの意思表示をするのは明らかな越権行為です。

 その典型的な事例が、朴大統領との会談で、韓国側の“要請”を受けて、手狭になった韓国人学校の新設に向けた用地確保の協力を舛添が勝手に約束してしまったことでしょう。その結果、ことし3月、舛添は、新宿区内にある旧都立高校跡地を東京韓国学校(新宿区)に有償貸与する方向で韓国側と協議を始める、と突如発表しましたが、このことは多くの都民・国民の強い反発を招きました。その背景には、件の土地が、もともと障碍者の福祉施設として利用すべく準備が進められていたことに加え、新宿区が待機児童対策のため、保育施設への活用を陳情していたという事情があり、都民に犠牲を強いて外国(その相手がどの国であっても、です)に便宜を図るのは明らかに都知事としておかしいのではないかと都民・国民が考えるのは至極当然のことです。

 今回の辞任劇では、“政治と金”の問題にばかり焦点があてられていましたが、この点については、おそらく“違法ではないが(道義的に)不適切”ということで、彼の辞任をもって決着してしまうのではないかと思います。しかし、舛添が掲げてきた“都市外交”なるものが、韓国学校問題に見られるように、都民の利益、さらには日本の国益を犠牲にしてまで(少なくとも結果的に)他国に奉仕する内容となっていなかったかという点については、今後もきちんと精査すべきで、彼の辞任で幕引きにしてはなりません。そのうえで、不正・不法が明らかになれば、“前知事”は“容疑者”ないしは“被告”と呼ばれることになるはずです。


 ★★★ 講座のご案内 ★★★

 下記の通り、各地のよみうりカルチャーで公開講座を行います。ぜひ、ご参加ください。

・イスラムを知る―ISはなぜテロに走るのか
 よみうりカルチャー荻窪 6/26(日) 14:00~15:30
 よみうりカルチャー横浜 7/2(土) 13:00~14:30

・切手でたどる東京五輪とその時代
 よみうりカルチャー荻窪 7/9(土) 13:00~14:30

 詳細につきましては、それぞれの会場・時間をクリックしてご覧いただけると幸いです。


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       ペニーブラック表紙 2350円+税

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 欲しくないですか/知りたくないですか

 世界最初の切手“ペニー・ブラック”…名前は聞いたことがあっても、詳しくは知らないという収集家も多いはず。本書はペニー・ブラックとその背景にある歴史物語を豊富なビジュアル図版でわかりやすく解説。これからペニー・ブラックを手に入れたい人向けに、入手のポイントなどを説明した収集ガイドもついた充実の内容です。

 発売元の特設サイトはこちら。ページのサンプルもご覧いただけます。


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       アウシュヴィッツの手紙・表紙 2000円+税

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 出版元のサイトはこちら。各書店へのリンクもあります。

 インターネット放送「チャンネルくらら」にて、本書の内容をご紹介しております。よろしかったら、こちらをクリックしたご覧ください。


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 “弘前”は日本の地名です!
2016-06-17 Fri 15:13
 中国・江蘇省の個人が中国商標局に対して“弘前”の文字を商標登録申請していることが、きのう(16日)、明らかになりました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

      弘前さくらまつり

 これは、2013年3月22日に“ふるさと切手(青森県)”として発行された「ふるさとの祭 第9集」の切手で、“弘前さくらまつり”が取り上げられています。弘前が日本の地名であることを強調するために、桜との組み合わせの切手をご紹介しました。

 青森県西部の弘前市は、江戸時代に津軽氏が治める弘前藩の城下町として繁栄しました。1611年に完成した弘前城は名城として知られ、城跡を利用して弘前公園が整備されています。同公園はサクラの名所として有名で、毎年、4月23日から5月5日(開花時期によって変動の可能性あり)に開催される“さくらまつり”では、桜のトンネルや日本最古のソメイヨシノ(1882年植栽)、日本最大幹周のソメイヨシノ(約5m15cm)を見に、多くの花見客・観光客が訪れます。今回ご紹介の切手は、その“さくらまつり”を題材としたもので、“シダレザクラと岩木山”および“ソメイヨシノと弘前城天守”の切手が連刷の形式となっています。

 さて、今回の申請は、昨年6月、「コーヒー、茶、菓子、米粉など」の食品を対象に、明朝体表記の“弘前”を商標登録しようとするもので、ことし5月20日付で中国の官報に公告されました。この申請が認められると、リンゴやせんべい等で“弘前”を盛り込んだ商品は類似商標とみなされ、中国に輸出できなくなる恐れがあります。ちなみに、現時点では、弘前市内に“弘前”の語を冠したジャムを中国に輸出している企業が1社あるそうです。

 このため、青森県弘前市は、公告日から3ヶ月以内という中国側のルールに従って、近々、中国政府に登録差し止めを求める異議申し立てを行うほか、「市が対抗して中国で商標登録することで弘前ブランドを守りたい」と説明しています。

 日本の地名に関する中国での商標登録をめぐっては、2002年、廣州の企業が“青森”を申請したものの、県の異議申し立てを中国政府が認め、申請は退けられたということもありますので、弘前市には、ぜひとも頑張って、理不尽な商標登録ゴロを叩き潰していただきたいものです。


 ★★★ 講座のご案内 ★★★

 下記の通り、各地のよみうりカルチャーで公開講座を行います。ぜひ、ご参加ください。

・イスラムを知る―ISはなぜテロに走るのか
 よみうりカルチャー荻窪 6/26(日) 14:00~15:30
 よみうりカルチャー横浜 7/2(土) 13:00~14:30

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 八十八夜
2016-05-01 Sun 12:21
 例年ですと、八十八夜は5月2日ですが、ことし(2016年)は閏年なので、きょう(1日)が八十八夜になります。というわけで、ストレートにこの切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

      ふるさと切手(静岡)・茶摘み

 これは、1997年4月25日に発行されたふるさと切手(静岡県)で、姉さんかぶりで茶摘みに励む女性たちが描かれています。原畫は、浜松出身の版画家、前田守一です。

  「夏も近づく八十八夜」で始まる文部省唱歌の「茶摘」の一節なので誤解されがちですが、茜襷に菅の笠の組み合わせは、茶摘み専用の服装ではなく、もともとは、田植えの日に田の神を迎えるため、水田の一角で苗を田に植える早乙女の服装でした。

 彼女たちは、この日だけは神に奉仕する神聖な存在となり、そのハレの日の衣装として、単衣の長着に赤い襷(茜襷)、白い手ぬぐいと新しい菅笠でした。ほぼ同じ時期に行われる茶摘みも、年に一度のハレの日だったため、早乙女と同じ服装になったものと思われます。

 茜襷は止血効果のある茜草(薬草)で染めた襷で、作業の過程で、傷ついた指先に茜草の成分をすりこむという先人の知恵によるもので、田植えに比べて手先が傷つきやすい茶摘みの場合には、なおさら欠かせないアイテムでした。一方、菅笠は竹ひごを円錐状に組み立てた笠骨に、菅の葉を巻きつけ、最後に糸で縫って仕上げます。

 ところで、早乙女は茜襷に菅の笠のスタイルが一般的ですが、茶摘みの場合、茜襷は必需品でも、菅の笠を用いず、姉さん被りの女性も多かったようで、過去に発行された茶摘みの切手でも、菅笠ではなく、姉さん被りの女性がメインに描かれています。

 じっさい、茶の名産地・京都宇治では、茶の古木を茶摘女の姿に彫り、彩色した“茶の木人形”が江戸時代から作られてきましたが、その考案者の上林清泉以来、人形の主流は、笠を被らず、姉さん被りの姿です。

 もちろん、何をかぶって作業をするかは個人の好みですから、姉さん被りの女性と菅笠の女性が同じ茶畑にいるという構図もありうるわけですが、現実の問題として、菅笠は遮光性・通気性には優れているものの、少し強い風が吹くと、ずり落ちたり、飛ばされたりすることが多いため、穏やかな日の平地での田植えならともかく、山の斜面の作業では使いづらいのではないかと思います。そして、それゆえ、実際の茶摘み風景を元に原画を作成すると、唱歌の「茶摘」とは裏腹に、菅笠ではなく姉さん被りの女性が主流を占めるという結果になったのでしょう。

 ちなみに、文部省唱歌「茶摘」の元ネタの一つと思われる宇治市の茶摘み歌は、「お茶が済んだら早よ帰れよと言うた親より殿が待つ」で始まり、その後しばらくして「竹に雀はしなよくとまれ とめてとまらぬ 色の道」と歌った後、「茜襷に菅の笠」のフレーズが続いており、かなり、艶っぽい内容です。

 なお、このあたりの事情については、拙著『日の本切手 美女かるた』でもまとめておりますので、機会がありましたら、ぜひご覧いただけると幸いです。


 ★★★ 講座のご案内 ★★★

 ・よみうりカルチャー荻窪 「宗教と国際政治」
 4月から毎月第1火曜の15:30より、よみうりカルチャー荻窪(読売・日本テレビ文化センター、TEL 03-3392-8891)で講座「宗教と国際政治」がスタートします。ぜひ、遊びに来てください。詳細は、こちらをご覧いただけると幸いです。
 

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 熊本で大地震
2016-04-15 Fri 11:12
 熊本県熊本地方で、昨夜(14日午後9時26分ごろ)、マグニチュード6.5の地震が発生。15日午前9時現在、最大で震度6強を含む震度1以上の余震が120回にのぼっており、9人が死亡、少なくとも860人が負傷しました。亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災者の方には心よりお見舞い申し上げます。というわけで、きょうはこの1枚です。(画像はクリックで拡大されます)

      熊本城(ふるさと・1989)

 これは、1989年9月29日に発行された“ふるさと切手(熊本県)”で、童画作家・宮沢晴子の描く熊本城が取り上げられています。

 大坂城、名古屋城と並んで日本三名城の一つとされる熊本城は、熊本市北区植木町の中心から南に伸びる舌状台地(京町台地)の尖端、茶臼山丘陵一帯に築かれた平山城で、約98万平方メートル(東京ドーム21個分)の敷地に、大小の天守閣、櫓49、櫓門18、城門29を備えています。

 熊本城のあった場所には、もともと、千葉城、隈本城がありましたが、これを取り込むかたちで、1601年、加藤清正が設計して築城着手し、1607年に完成したのが現在の熊本城の直接のルーツです。

 1632年、清正の子・加藤忠広が改易され、豊前小倉城主だった細川忠利が肥後54万石の領主となり熊本城に入城。以後、熊本城は細川氏の居城となり、幕末までに盛んに改築が行われました。明治維新後は新政府の熊本鎮台が置かれ、これに伴い、建物や石垣、曲輪の撤去や改変が行われますが、西南戦争で一部の建物を残して天守を含む御殿や櫓など主要な建物が焼失します。ただし、1945年7月1日の熊本大空襲では奇跡的に焼失を免れ、1955年、“熊本城跡”として国の特別史跡に指定されました。

 現在の城郭は、1960年の熊本国体開催と築城350年を期に、熊本市が一般からの寄付も募り1億8000万円の費用をかけ修復を行ったもので、天守は鉄筋コンクリート造りで、内部は熊本市立熊本博物館の分館として史料等が展示され、最上階は展望スペースとなっています。

 さて、熊本といえば、2007年にアークホテルで開催された“九州郵趣家”の集いに参加し、地元の方のご案内で熊本城の天守にも上ったことがあります。また、濃霧のため、当初乗るはずだった羽田行きの飛行機が飛ばず、空港近くのエアポートホテルで一泊し、振り替えてもらった飛行機でようやく翌日午後、羽田に戻ってきたのも、いまとなってはいい思い出です。それだけに、今回の地震で熊本空港のある益城郡が大きな被害を受け(空港そのものには、さいわい、大きな被害はなかったそうですが)、熊本城の天守閣の屋根瓦が落ちたり、石垣が崩れたりしているようすを報道で見聞すると、心が痛みます。一日も早く被災地の復旧・復興が進むことを切にお祈りしております。


 ★★★ 講座のご案内 ★★★

 ・よみうりカルチャー荻窪 「宗教と国際政治」
 4月から毎月第1火曜の15:30より、よみうりカルチャー荻窪(読売・日本テレビ文化センター、TEL 03-3392-8891)で講座「宗教と国際政治」がスタートします。ぜひ、遊びに来てください。詳細は、こちらをご覧いただけると幸いです。
 

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 切手で訪ねるふるさとの旅:金沢
2015-06-21 Sun 20:31
 ご報告がすっかり遅くなりましたが、『(郵便局を旅する地域活性マガジン)散歩人』第31号(1号限りの復活)ができあがりました。同誌に掲載の僕の連載「切手で訪ねるふるさとの旅」では、今回は、東北・上越新幹線ゆかりの各県から一つずつ題材を選ぶという構成ですが、そのなかから、きょうはこの切手をご紹介します。(画像はクリックで拡大されます)

      金沢城

 これは、1995年6月1日に発行されたふるさと切手(石川県)で、石川県津幡町出身の日本画家・西藤哲夫の原画により金沢城石川門が描かれています。

 金沢城は、1546年、寺院の尾山御坊(金沢御堂)として建立され、加賀を支配していた本願寺の拠点として用いられていましたが、本願寺の敗退後、城として転用されました。16世紀の終わりに前田利家が入城して整備し、江戸時代を通じて加賀藩前田氏の居城・政庁となります。明治維新後、1881年の火災で城の建造物の多くが消失しましたが、現在でも石川門、三十間長屋、鶴丸倉庫が残り、二の丸菱櫓、橋爪門、玉泉院丸庭園などの立体復元が進んでいます。

 さて、今回の記事では、金沢城・石川門のほか、北陸新幹線、兼六園尾山神社神門、九谷焼、加賀起き上がり、米食いネズミを取り上げました。掲載誌の『散歩人』は各地の郵便局などで入手が可能ですので、御近所でお見かけになりましたら、ぜひお手にとってご覧いただけると幸いです。


 ★★★ 内藤陽介の最新刊  『日の本切手 美女かるた』  好評発売中! ★★★ 

        税込2160円

 4月8日付の『夕刊フジ』に書評が掲載されました!

 【出版元より】
 “日の本”の切手は美女揃い!
  ページをめくれば日本切手48人の美女たちがお目見え!
 <解説・戦後記念切手>全8巻の完成から5年。その著者・内藤陽介が、こんどは記念切手の枠にとらわれず、日本切手と“美女”の関係を縦横無尽に読み解くコラム集です。切手を“かるた”になぞらえ、いろは48文字のそれぞれで始まる48本を収録。様々なジャンルの美女切手を取り上げています。

 出版元のサイトはこちら、内容のサンプルはこちらでご覧になれます。ネット書店でのご購入は、アマゾンboox storee-honhontoYASASIA紀伊國屋書店セブンネットブックサービス丸善&ジュンク堂ヨドバシcom.楽天ブックスをご利用ください。


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 東京駅100年
2014-12-19 Fri 23:33
 JR東京駅が、あす(20日)、開業100年を迎えるのを前に、きょう(19日)、国内外の鉄道関係者を招いての記念セレモニーを開催が行われました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

       東京駅(ふるさと)

 これは、1989年当時の東京駅を描いたふるさと切手(東京都)です。

 日露戦争後の1906年3月、鉄道国有化法が公布されたのに従い、“中央停車場”が必要となりました。このため、1908年、三菱が原(現在の丸の内界隈)の敷地6万5300坪に延べ面積7242坪の駅舎の建築が着工されました。当初、駅舎のデザインは桃山様式の御殿造が予定されていましたが、外国式が良いとの明治天皇の意向でヴィクトリア様式の駅舎が辰野金吾によって設計されました。なお、新駅舎の開業記念式典は、1914年12月、第一次大戦・青島占領の凱旋将軍(神尾光臣中将)を迎えて、盛大に行われています。

 その後、大平洋戦争末期の1945年5月25日、東京駅の駅舎は米軍による空襲で破壊され、終戦後の1947年、開業当初の状態より一回り規模を縮小して修復されました。この時の修復工事は、あくまでも応急措置という位置づけであったため、3つのドーム部分の外壁は修復したものの、焼失の著しかった3階部分は内外壁を取り除いて2階建てに変更。中央ドームは木造小屋組で元の形に復原されたものの、南北両ドームは丸型から台形に変更し、南北ドーム内のホール天井もローマのパンテオンを模したデザインに変更されました。

 今回ご紹介の切手に描かれている駅舎は、このときの“暫定的”な姿のものですが、その後、JR東日本は2007年に東京駅の保存・復元工事を開始。駅舎の空中権を周囲に移転、売却する方法で費用を捻出し、2,012年に丸の内側の赤れんが駅舎の保存・復元工事を終え、話題になったのは記憶に新しいところです。


 ★★★ インターネット放送出演のご案内 ★★★

      チャンネルくらら写真

 毎週水曜日、インターネット放送・チャンネルくららにて、内藤がレギュラー出演する番組「切手で辿る韓国現代史」が配信されています。青字をクリックし、番組を選択していただくとYoutube にて無料でご覧になれますので、よろしかったら、ぜひ、ご覧ください。(画像は収録風景で、右側に座っているのが主宰者の倉山満さんです)

 
 ★★★ よみうりカルチャー荻窪の講座のご案内 ★★★

 毎月1回(原則第1火曜日:1月6日、2月3日、3月3日、3月31日)、よみうりカルチャー(読売・日本テレビ文化センター)荻窪で下記の一般向けの教養講座を担当します。

 ・イスラム世界を知る 時間は15:30-17:00です。

 次回開催は1月6日で、途中参加やお試し見学も可能ですので、ぜひ、お気軽に遊びに来てください。


 ★★★ 内藤陽介の最新刊  『朝鮮戦争』好評発売中! ★★★ 

        朝鮮戦争表紙(実物からスキャン) 本体2000円+税

 【出版元より】
 「韓国/北朝鮮」の出発点を正しく知る!
 日本からの解放と、それに連なる朝鮮戦争の苦難の道のりを知らずして、隣国との関係改善はあり得ない。ハングルに訳された韓国現代史の著作もある著者が、日本の敗戦と朝鮮戦争の勃発から休戦までの経緯をポスタルメディア(郵便資料)という独自の切り口から詳細に解説。解放後も日本統治時代の切手や葉書が使われた郵便事情の実態、軍事郵便、北朝鮮のトホホ切手、記念切手発行の裏事情などがむしろ雄弁に歴史を物語る。退屈な通史より面白く、わかりやすい内容でありながら、朝鮮戦争の基本図書ともなりうる充実の内容。

 本書のご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、アマゾン他、各電子書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。

 *8月24日付『讀賣新聞』、韓国メディア『週刊京郷』8月26日号、8月31日付『夕刊フジ』、『郵趣』10月号、『サンデー毎日』10月5日号で拙著『朝鮮戦争』が紹介されました!


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 いちはらアート× ミックス
2014-04-13 Sun 17:01
 私事ですが、きのう(12日)は、千葉県市原市の小湊鐵道上総牛久駅から養老渓谷駅の間で行われている“中房総国際芸術祭いちはらアート×ミックス”(以下、いちはらアート×ミックス)に行ってきました。というわけで、そのご報告を兼ねて、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

       小湊鐡道

 これは、昨年(2013年)6月25日にふるさと切手として発行された「旅の風景」第18集(千葉)のうち、小湊鐡道と沿線の景勝地“養老の滝”を取り上げた切手です。切手の元になった写真を撮影したのは、左側の小湊鐡道が渡辺直昭、右側の養老の滝が新海良夫です。

 さて、左側の切手に取り上げられている小湊鐵道は、1917年5月19日、日蓮宗の大本山である鴨川市の誕生寺への参拝客の利用を見込んで、五井=安房小湊間の鉄道開通を目指して設立されました。社名は、当初の最終目的地であった安房小湊にちなんでいます。1925年3月7日、五井=里見間での営業を開始し、その後、1926年9月には里見=月崎間が、1928年5月には月崎=上総中野間の39.1キロが開通しました。しかし、上総中野から先、最終目的地とされていた安房小湊までの路線は、昭和恐慌の影響による資金不足や技術上の問題にくわえ、上総中野駅に国鉄木原線(現・いすみ鉄道いすみ線)が接続したことから実現しないままに終わりました。その後、1950年からディーゼル車が導入され、のどかな田園風景の中を走る朱色とクリーム色の車体、レトロな趣の駅舎は古き良きローカル線の風情たっぷりで、鉄道ファンのみならず、幅広い層の人気を集めています。

 今回の“いちはらアート×ミックス”は、昨年春に廃校となった南市原の4つの「小学校を活用したアートプロジェクトを実施することにより、新たな地域のプラットホームを創出し、文化的活動を通じたまちづくりを始め」るというコンセプトの下に行われており、小湊鐡道の鉄道とバスの旅をそれに絡めて楽しむという趣向になっています。そのための企画として、いくつかの車両には、下の画像に示すように、いちはらアート×ミックスのロゴがペイントされていました。(写真は出発地の五井駅で撮影)

       五井駅での小湊鐡道(アート×ミックス車両)

 一方、右側の切手に取り上げられた養老渓谷は、市原市の南部・大多喜町との境にある渓谷で、かつて、ふるさと切手にも“粟又の滝”の秋の風景が取り上げられたことがあります。僕は、鉄道の養老渓谷駅から徒歩圏内の場所にしか行かなかったのですが、それでも、こんな景色を楽しむことができました。

       養老渓谷

 さて、肝心のアートの方ですが、個人的な感想としては、旧里見小学校(IAAES)を会場として展示されていた栗林隆「プリンシパル・オフィス」(かつての校長室をまるごと冷凍した作品・下の画像左)やホアン・スーチェ(黄世傑)「シンセティックワールドの再生2014」(下の画像・右)などが特に印象に残っています。

       プリンシパル・オフィス     黄世傑

 今回は、すべての作品(ただし、パフォーマンス系のイベントを除く)を鑑賞できるチケットと交通チケット(小湊鐵道の列車と会場内を循環する周遊バスの1日乗り放題)が一体になった鑑賞パスポートを手に、全8ヵ所のうち、4カ所を回ってきたのですが、鉄道とバスの本数が決して多くはないこともあり、1日で無理せず回るのはこれが限界かもしれません。いずれにせよ、会期は5月11日まであるので、余裕があれば、今回行きそびれた会場の作品を見に、もう一度、現地を訪れてみるのも悪くないなぁと考えています。


 ★★★ ポスタル・メディアと朝鮮戦争 ★★★

 4月19日(土)14:00から、東京・水道橋の日本大学法学部三崎町キャンパス本館2階 第2会議室(以前ご案内していた会場から変更になりました)にて開催のメディア史研究会月例会にて、昨年(2013年)夏、バンコクで開催された世界切手展<Thailand 2013>に出品した“Korea and the Cold War 1945-1953”の内容を中心に、切手や郵便物などによって朝鮮戦争とその時代を再構成しようとする試みについてお話しします。

 なお、メディア史研究会はまったく自由な研究会で、会員以外の方でも気楽にご参加いただけますので(もちろん、無料)、よろしかったら、ぜひ、遊びに来てください。


 ★★★ 講座「世界紀行~月一回の諸国漫郵」のご案内 ★★★ 

亀戸講座(2014前期)・広告

 東京・江東区亀戸文化センターで、5月から毎月1回、世界旅行の気分で楽しく受講できる紀行講座がスタートします。美しい風景写真とともに、郵便資料や切手から歴史・政治背景を簡単に解説します。受講のお楽しみに、毎回、おすすめの写真からお好きなものを絵葉書にしてプレゼントします!

 詳細は、こちらをご覧ください。


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 日本の兵隊さん、本当にいい仕事をしてくれたよ。
 彼女はしわくちゃの手で、給水塔の脚をペチャペチャ叩きながら、そんな風に説明してくれた。(本文より)

 南方占領時代の郵便資料から、蘭印の戦跡が残る都市をめぐる異色の紀行。
 日本との深いつながりを紹介しながら、意外な「日本」を見つける旅。

 出版元特設ページはこちらです。また、10月17日、東京・新宿の紀伊國屋書店新宿南店で行われた『蘭印戦跡紀行』の刊行記念トークの模様が、YouTubeにアップされました。よろしかったら、こちらをクリックしてご覧ください。


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 郵政博物館オープン
2014-03-01 Sat 11:28
 昨年8月に閉館した逓信総合博物館(ていぱーく)の所蔵品を引き継ぎ、世界の切手33万種や、郵便・通信に関する歴史的資料を集めた郵政博物館が、きょう(1日)、東京都墨田区の東京スカイツリータウン9階にオープンします。こけら落としの特別展示は「―少女たちの憧れ―蕗谷虹児展」で、その目玉は、1997年のふるさと切手(新潟県)に取り上げられた「花嫁」の原画の展示ということなので、きょうはストレートにこの切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

       花嫁・ふるさと切手

 これは、1997年6月18日にふるさと切手(新潟県)として発行された「花嫁」の切手です。

 蕗谷虹児は、1898年、新潟県新発田町(現新発田市)生まれ。母親は新聞記者と駆け落ちし、虹児(本名・一男)を産みましたが、貧困の末、虹児が12歳の時に27歳で亡くなりました。この体験から来る母への追慕の情が、後の後の作風に影響を与えたと言われています。

 その後、新潟市の印刷会社に丁稚奉公をし、絵の勉強をしながら夜学に通っていましたが、1912年、その画才が新潟市長に注目され、上京して日本画家・尾竹竹坡に弟子入りしました。竹坡の下で内弟子修業は5年ほど続きましたが、父親の仕事の関係で樺太へ渡る事になり、それを機に放浪画家の生活を送るようになりました。

 1919年、竹坡門下の兄弟子、戸田海笛を頼って上京。戸田の紹介で日米図案社に入社し、翌1920年、竹久夢二の紹介で、“蕗谷紅児”の筆名で雑誌『少女画報』へ最初の挿絵を掲載します。ちなみに、“虹児”に改名したのは翌1921年のことで、同年、『朝日新聞』に連載の吉屋信子の長編小説『海の極みまで』の挿絵を担当したことで、全国に名を知られるようになりました。以後、『少女画報』『令女界』『少女倶楽部』などの雑誌の表紙絵や挿絵などにより、竹久夢二とともに、大正ロマンを代表する画家としての地位を確立しました。

 代表作とされる「花嫁人形」は、1924年2月、『令女界』に発表した詩画で、後に杉山長谷夫の作曲で童謡にもなりました。

 1925年、挿絵画家としての生活に満足できなくなった蕗谷は、パリへ留学し、苦心の末、サロンへの入選を果たしたものの、1929年の大恐慌の影響で東京の留守宅が経済的に困窮に陥ったため、急遽帰国。借金返済のため、ふたたび挿絵を手掛けるようになり、パリ風のモダンな画風とシャープな画線で人気を集めました。

 その代表的な作品の一つとして、1935年に発表された詩画集『花嫁人形』の「花嫁人形」の部分は、昨日(28日)、郵政博物館のオープンに先立ち行われた内覧会(僕もご招待を受けて、参加してきました)で、非売品として配られた絵葉書にも取り上げられていますので、下にその画像を貼っておきます。

       花嫁人形・絵葉書

 その後、戦時色が強くなると蕗谷の作品は時勢に合わないとして、制作の中止を余儀なくされますが、戦後、制作活動を再開。絵本やアニメーション映画の分野で活躍しました。

 昨日の内覧会では、蕗谷のご子息・龍生氏のご挨拶があり、蕗谷には挿絵画家から“芸術画家”への脱皮を目指したものの経済的理由で挫折したという意識が強くあり、ながらく、自分が「花嫁人形」のイメージで語られることに強い抵抗感を持っていたそうです。ところが、あるとき、酒席でサトウハチローから「詩人たる者、誰もが口ずさめる詩を一つで良いから書きたいと心から願って仕事をしている。君の『花嫁人形』はその一つじゃないか。それが嫌だとはなんという勿体ないことを言うのだ。もっと『花嫁人形』の作者であることに誇りを持たねばならない」と叱責されたことで、「花嫁人形」に対するこだわりもなくなったそうです。

 切手に取り上げられた「花嫁」は、そうした経験を経て1968年に発表された作品です。本来、郵政博物館の展示では撮影は禁止なのですが、昨日は、内覧会ということで特別に許可を得て、その実物の写真を撮影することができましたので、その画像を下に貼っておきます。額装された作品の脇には黒台紙にマウントされた切手が並べられていますので、およその大きさがお分かりいただけると思います。

       花嫁・ふるさと切手(実物)

 ちなみに、「花嫁人形」の歌詞は、幸せなはずの結婚式で花嫁が「なぜ泣くのだろ」というのが作品の肝となっていますが、「花嫁」の実物では、その世界観を表現するため、花嫁の右目から涙がうっすらと一筋こぼれています。(下の画像。クリックで拡大していただくと、なんとか“涙”が見えると思います)

       花嫁・ふるさと切手(部分拡大)

 この涙は、切手の小さな印面では再現できていないので、蕗谷の作品世界を味わうためには、やはり、実際に、5月25日まで郵政博物館開催の「―少女たちの憧れ―蕗谷虹児展」で実物をご覧になることを強くお勧めしたいと思います。


 ★★★ よみうりカルチャー荻窪の講座のご案内 ★★★   

 4月から、毎月1回(第1火曜日:4月1日、6月3日、7月1日、8月5日、9月2日)、よみうりカルチャー(読売・日本テレビ文化センター)荻窪で下記の一般向けの教養講座を担当します。(詳細はそれぞれ講座名をクリックしてください)

 ・朝鮮半島のことを学ぼう 時間は13:00-14:30です。

 ・イスラムを学ぶ 時間は15:50-17:00です。

 初回開催は4月1日で、講座は途中参加やお試し見学も可能ですので、ぜひ、お気軽に遊びに来てください。


 ★★★ 文京生涯カレッジ(第13期)のご案内 ★★★

 文京学院大学が一般向け(=どなたでも受講できます)にさまざまな講師を招いて行う通年の教養講座「文京生涯カレッジ」の第13期が4月15日から始まります。僕も、7月15・22日に「バスコ・ダ・ガマのインドを歩く」、9月9日に「ドバイ歴史紀行」のお題で登場します。詳細はこちらですので、よろしかったら、ぜひご覧ください。


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 出版元特設ページはこちらです。また、10月17日、東京・新宿の紀伊國屋書店新宿南店で行われた『蘭印戦跡紀行』の刊行記念トークの模様が、YouTubeにアップされました。よろしかったら、こちらをクリックしてご覧ください。


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 フリースタイルで小野塚が銅
2014-02-21 Fri 11:14
 ソチ五輪は、きのう(20日)、新種目のフリースタイルスキー女子ハーフパイプが行われ、小野塚彩那が銅メダルを獲得しました。フリースタイルスキーの日本選手の五輪メダルは、2002年のソルトレイクシティ五輪女子モーグルで里谷多英が銅メダルを獲得して以来です。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

       第5回アジア冬季競技大会

 これは、2003年1月24日、ふるさと切手(青森県)として発行された「第5回アジア冬季競技大会」の切手で、大会の開会式・閉会式が行われた青い森アリーナを背景に、ショートトラックスピードスケート男子の選手とフリースタイルスキーの女子選手が描かれています。日本郵便の報道発表では「フリースタイルスキーの女子モーグルの選手」となっていますが、切手には“モーグル”の特徴であるコースの“瘤”は描かれていません。したがって、選手だけではハーフパイプと区別することは困難なのですが、た同大会のフリースタイルスキー競技ではモーグルのみが行われ、ハーフパイプは行われていませんので、当時としては、報道発表にあるような説明でも十分と考えられたのでしょう。

 さて、アジア競技大会は、1951年にインドのニューデリーで第1回大会が開催されて以来、夏季競技大会のみの時代が長く続きましたが、1982年、日本オリンピック委員会 (JOC) が冬季大会の開催をアジアオリンピック評議会に提案。これを受けて、1986年に札幌で第1回大会が行なわれたのが始まりです。その後、わが国では、1990年の第2回大会が札幌で、2003年の第5回大会が青森県で開催されています。

 今回ご紹介の切手に取り上げられた第5回のアジア冬季競技大会は、2003年1月30日から2月8日まで開催され、アジア29の国・地域から1016名の選手・役員が参加しました。青森県での総合的国際スポーツ競技大会の開催は、これが最初のことで、日本選手は51種目中、金24、銀23、銅20、計67個のメダルを獲得しました。ちなみに、切手に取り上げられている競技のうち、男子のスピードスケートでは日本選手は、500mの西谷岳文が銀、1000mの寺尾悟、500mリレーの日本代表チームが銅メダルを獲得しています。一方、女子フリースタイルスキーでは、上村愛子が金、久保田裕美が銅メダルを獲得しています。


 ★★★ 予算1日2000円のソウル歴史散歩 ★★★   

 毎月1回、よみうりカルチャー(読売・日本テレビ文化センター)荻窪で予算1日2000円のソウル歴史散歩と題する一般向けの教養講座を担当しています。次回開催は3月4日13:00~14:30です。講座は途中参加やお試し見学も可能ですので、ぜひ、お気軽に遊びに来てください。(4月以降の講座については、近々、ご案内いたします)


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 彼女はしわくちゃの手で、給水塔の脚をペチャペチャ叩きながら、そんな風に説明してくれた。(本文より)

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 日本との深いつながりを紹介しながら、意外な「日本」を見つける旅。

 出版元特設ページはこちらです。また、10月17日、東京・新宿の紀伊國屋書店新宿南店で行われた『蘭印戦跡紀行』の刊行記念トークの模様が、YouTubeにアップされました。よろしかったら、こちらをクリックしてご覧ください。


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