内藤陽介 Yosuke NAITO
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World Wide Weblog
 新年快樂 吉祥如意
2018-02-16 Fri 01:40
 きょう(16日)は旧正月・春節です。というわけで、戌年の正式なスタートですから、干支にちなんでこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

      米軍・朝鮮戦争(清平里・1952)

 これは、1952年5月31日、朝鮮戦争に派遣された米兵が清平里から米国宛に差し出された軍事郵便で、“AIR MAIL FROM KOREA”の文言の下、ハチにお尻を刺されて走る犬のイラストが入った印が押されています。印の下部にある“HUBBA HUBBA”は、この場合は、「急いで、すぐに」を意味する米俗語で、朝鮮戦争期の米軍の軍事郵便では、今回ご紹介のような犬のイラストと組み合わせた印がしばしば使われました。

 今回ご紹介の郵便物の差出地、清平里はソウル(忘憂)=春川間を結ぶ京春線(韓国鉄道公社)の駅がある場所です。清平里を含む加平郡は、韓国・京畿道の北東部に位置しています。郡域は38度線を南北にまたがっているため、第二次大戦後、朝鮮半島が米ソによって南北に分割占領された際には、清平里を含む郡の大半は米軍政下に置かれたものの、一部はソ連の占領下に置かれました。その後、朝鮮戦争を経て、1953年7月27日の休戦協定の結果、 群全体が韓国領とされ、現在に至っています。

 なお、朝鮮戦争と切手・郵便の関係については、拙著『朝鮮戦争』でもいろいろご紹介しておりますので、機会がありましたら、ぜひお手に取っていただけると幸いです。
 

★★ NHKラジオ第1放送 “切手でひも解く世界の歴史” 次回は22日!★★

 2月22日(木)16:05~  NHKラジオ第1放送で、内藤が出演する「切手でひも解く世界の歴史」の第16回が放送予定です。今回は、前日の21日が国際母語デーということで、この国際デーの由来となったバングラデシュとベンガル語についてお話する予定です。なお、番組の詳細はこちらをご覧ください。


★★★ 世界切手展< THAILAND 2018>作品募集中! ★★★

 本年(2018年)11月28日から12月3日まで、タイ・バンコクのサイアム・パラゴンで世界切手展<THAILAND 2018>が開催される予定です。同展の日本コミッショナーは、不詳・内藤がお引き受けすることになりました。

 現在、出品作品を3月12日(必着)で募集しておりますので、ご興味がおありの方は、ぜひ、こちらをご覧ください。ふるってのご応募を、お待ちしております。


★★ 内藤陽介の最新刊 『パレスチナ現代史 岩のドームの郵便学』 ★★

      パレスチナ現代史・表紙 本体2500円+税

 【出版元より】
 中東100 年の混迷を読み解く! 
 世界遺産、エルサレムの“岩のドーム”に関連した郵便資料分析という独自の視点から、複雑な情勢をわかりやすく解説。郵便学者による待望の通史!

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 平野・渡部・小平が銀、高木が銅
2018-02-15 Thu 01:45
 現在開催中の平昌五輪は、6日目のきのう(14日)、スノーボード男子ハーフパイプで平野歩夢が銀、ノルディック複合個人ノーマルヒルで渡部暁斗が銀、スピードスケート女子1000メートルで小平奈緒が銀、高木美帆が銅のメダルをそれぞれ獲得しました。というわけで、きょうは、この切手です。(画像はクリックで拡大されます)

      韓国・スノーボード(2008)

 これは、2008年9月5日、エクストリーム・スポーツ・シリーズ第3集として韓国が発行したスノーボードの切手で、田型連刷の形式で、スノーボードの代表的な技を紹介しています。

 切手に取り上げられている技は、左上がカービング・ターン(板のサイド・カーブを利用した、雪面を“彫る=carving”ようなターン。ずれと減速が少ない)、右上がインディ・グラブ(後方の手で体の前方をつかむ)、左下がノーズ・グラブ(前方の手でノーズ=板の前方をつかむ)、右下がエア(ジャンプ全般。ハーフパイプではエアーターンと同意)です。

 なお、今回ご紹介の切手のシリーズ名となっているエクストリーム・スポーツとは、速さや高さ、危険さや華麗さなどの“過激な (extreme)”要素を持った、離れ業を特色とするスポーツの総称で、シリーズ第1集ではスケート・ボード、第2集ではインライン・スケート、第4集ではマウンテンバイクが取り上げられています。

 今回の五輪では、スノーボードとフリースタイルスキーの会場として普光フェニックスパークが使用されていますが、気象条件が安定せず、トラブルが相次いでいます。たとえば、11日に予定されていたスノーボード女子スロープスタイルの予選は強風のため中止になり、翌12日の決勝では全選手が出場することになったものの、競技時間を1時間以上遅らせたうえで、本来は3回行うはずだった演技を2回に短縮して行われています。それでも、12日の競技ではジャンプの際に空中であおられて着地に失敗して転倒する選手が続出しました。昨日の競技でも、やはり転倒者が相次ぎ、日本の戸塚優斗選手も2回目の途中で転倒して体を強打し、起き上がることができず、そり式の担架で運ばれました。その後の報道によると、検査の結果骨折は見られなかったそうで、まずは一安心というところなのでしょうが、あらためて、スノーボードが“エクストリーム・スポーツ”であることを思い知らされます。

 競技運営に関わる国際スキー連盟は、「われわれは選手が最高のパフォーマンスを出せる舞台を整えねばならないが、屋外競技では環境への適応力も(選手に)求められる」と主張しているそうですが、まずは、選手の安全を最優先にした運営をお願いしたいですね。


★★ NHKラジオ第1放送 “切手でひも解く世界の歴史” ★★

 2月8日(木)に放送の「切手でひも解く世界の歴史」第15回は無事に終了しました。お聞きいただいた皆様、ありがとうございました。次回の放送は、2月22日(木)16:05~の予定です。引き続き、よろしくお願いいたします。
 
 なお、2月8日放送分につきましては、2月15日(木)19:00まで、こちらの“聴き逃し”サービスでお聴きいただけますので、ぜひご利用ください。


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 ふんどしの日
2018-02-14 Wed 02:38
 きょう(14日)は、2と14で“ふんどし”と読む語呂合わせから、日本ふんどし協会(2011年12月14日設立)が制定した“ふんどしの日”です。というわけで、昨年同様、“ふんどしの日”を祝して、この切手をご紹介します。(画像はクリックで拡大されます)

      広重・宮

 これは、2003年10月6日に発行された国際文通週間の切手のうち、歌川広重の『東海道五十三次』の「宮」を取り上げた1枚です。

 東海道最大の宿場、“宮”は江戸・日本橋から数えて41番目に位置しており、次の桑名とは東海道唯一の海路である七里の渡しで結ばれていました。“宮の宿”と呼ばれるのが一般的でしたが、熱田神宮の門前町でもあったことから“熱田宿”と呼ばれることもありました。現在の地名では、愛知県名古屋市熱田区となります。

 今回ご紹介の切手に取り上げられた広重の浮世絵は、毎年5月5日(旧暦)に行われていた熱田神宮の神事“馬の塔”で、生成りの褌に藍染めの半纏を着た一群と、藍色の褌に赤い有松絞の半纏を着た一群が、馬を走らせ競っているようすが描かれています。ちなみに、褌姿での外出が禁止されたのは、明治維新後の1872年12月、当時の東京府知事が違式註違条例を発令されてからのことで、日本の歴史全体の中では、ごく最近のことでしかありません。

 さて、相撲のまわしまで含めると、ふんどし姿の男性を描く切手はいろいろとあります。やはり日本男児たるもの、毎年2月14日には、そうした切手を毎年1枚ずつご紹介していこうかと思いますので、西洋由来のチョコレートではなく、熱田名物のひつまぶしでも食べながら、お付き合いください。


★★ NHKラジオ第1放送 “切手でひも解く世界の歴史” ★★

 2月8日(木)に放送の「切手でひも解く世界の歴史」第15回は無事に終了しました。お聞きいただいた皆様、ありがとうございました。次回の放送は、2月22日(木)16:05~の予定です。引き続き、よろしくお願いいたします。
 
 なお、2月8日放送分につきましては、2月15日(木)19:00まで、こちらの“聴き逃し”サービスでお聴きいただけますので、ぜひご利用ください。


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 高木が銀、高梨と原が銅
2018-02-13 Tue 02:20
 現在開催中の平昌五輪は、4日目のきのう(12日)、スピードスケート女子1500mで高木美帆が銀、ノルディックスキー・ジャンプ女子ノーマルヒルの高梨沙羅とフリースタイルスキー男子モーグルの原大智がそれぞれ銅メダルを獲得しました。というわけで、きょうは、この切手です。(画像はクリックで拡大されます)

      韓国・平昌五輪(2011)

 これは、2011年8月3日に韓国が発行した“第23回平昌冬季オリンピック誘致”の記念切手で、今回、ジャンプ競技が行われたアルペンシアスキージャンプセンターを背景に、スキーで滑走する選手が描かれています。銅メダルの高梨、原の両選手の競技にちなむモノということで持ってきました。(スピード・スケートの切手については、別途ご紹介することもあるでしょうから)

 平昌への冬季五輪招致は、2010年冬季五輪の開催地選考に立候補したのが最初です。この時は、2003年7月2日、プラハで開催された第115次国際オリンピック委員会総会において、第1回投票で平昌は51票を獲得して1位になったものの、2回目の投票では、ヴァンクーヴァーが56票を獲得して53票の平昌を下し、2010年冬季五輪の開催地に選ばれています

 そこで、平昌は冬季五輪の招致活動を継続し、2014年冬季五輪の開催地として本命視されていましたが、2007年7月4日にグアテマラの首都グアテマラシティで開かれた第119次IOC総会では、第1回投票で36票を獲得して第1位となったものの、第2回投票では、51票を獲得したソチが2014年大会の開催地となり、47票の平昌はまたしても逆転負けを喫しました。

 このため、3度目の挑戦となった2018年大会に関しては、李明博政権は、ヴァンクーヴァー五輪のフィギュアスケートで金メダルを獲得した金妍児を招致の顔としただけでなく、汚職などで服役中だった元IOC委員の李健熙を特赦で釈放してIOC委員に復帰させ、さらに、2011年7月6日にダーバンで開かれた第123次IOC総会の直前には大統領が自らアフリカ各国を歴訪して支持を取り付けるなどして、開催地として選ばれました。

 今回ご紹介の切手は、2011年7月、2018年の平昌五輪の開催決定を受けて、IOC総会から1ヶ月後の8月3日に発行されたものです。

 切手の背後に取り上げられているジャンプ台は、2009年にオープンした韓国唯一のスキージャンプ台で、スタート位置は標高800m超の位置にあり、むき出しの岩肌にラージヒル(125m)とノーマルヒル(98m)が並ぶ景観が特徴となっています。飛び出し部分の斜度は11度(ちなみに、長野五輪で使用された白馬のジャンプ台は10度台)で距離を伸ばしにくい設定となっているほか、一帯は風が強い日も多く(周辺には風力発電の施設もあります)、条件の差が大きいことでも知られています。

 今回の冬季五輪では、スキージャンプ、ノルディック複合(ジャンプ)、スノーボードビッグエア競技の会場となっており、ジャンプ着地地点になるアルペンシアスタジアムには、スキー博物館も併設されています。

 さて、このブログでは、毎回、五輪開催期間中の日本選手応援企画として、日本選手がメダルを獲得した場合には、その競技にちなんだマテリアルをいろいろとご紹介しています。今回の平昌五輪でも、その先例に従おうと思いますので、しばらくは内容的なバランスに偏りが生じるかもしれませんが、よろしくお付き合いください。
 

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 切手に見るソウルと韓国:李巌の『母犬図』 
2018-02-12 Mon 12:24
 ご報告が遅くなりましたが、 『東洋経済日報』1月26日号が発行されました。月一で同紙に僕が連載している「切手に見るソウルと韓国」は、今回は、2018年最初の掲載ということで、干支にちなんで犬の切手の中からこの1枚をご紹介しました。(画像はクリックで拡大されます)

      韓国・李巌『母犬図』(1970)

 これは、1970年10月30日に発行された“名画シリーズ”の切手うち、李巌の『母犬図』を取り上げた1枚です。名画シリーズには目打アリと無目打がありますが、今回は、無目打の切手を持ってきました。

 切手に取り上げられた『母犬図』の作者、李巌は、朝鮮王朝(李氏朝鮮)時代の燕山君5(1499)年生まれ。世宗(第4代朝鮮王)の第4子、臨瀛大君・李谷の曾孫で、字は静仲。朝鮮王朝宗室の出身として、正五品の杜城令の官職も与えられています。本貫は全羅北道全州で、これにちなんで、完山(全州の旧称で、現在は全州市南部の区名に残っています)と号しました。

 没年の記録はありませんが、『朝鮮王朝実録』の仁宗元(1545)年1月の条に、李巌が官命を受け、図画署の画員だった李上佐とともに、前年の1544年に崩御した中宗の肖像画の制作に参加したとの記録がありますので、少なくとも、1545年までは健在だったことが確認できます。

 日本では“完山静仲”の名で古くから知られており、狩野永納(1631-97)の『本朝画史』(1693年刊)では、李巌を室町時代の日本の画僧と誤解したうえで「完山、彩色狗子を善画す 宋の毛益に学ぶ 而して最も佳なり」と紹介しています。その後、幕末に朝岡興禎が著した『古画備考』では、『本朝画史』の誤りが修正され“朝鮮画人”と記載されました。

 李巌が範とした毛益は、中国・南宋の画家で、孝宗の乾道年間(1165-73)、画家として最高の位である画院待詔となりました。翎毛(小鳥や小動物)、花竹を得意とし、渲染(色のぼかし)の技法に優れ、鳥を描けば鳴き出して飛び立つばかりに真に迫っていたと伝えられています。李巌は毛益の画風を学び、犬の絵を得意としていました。

 現在、李巌の作であることが確実な絵は6点(うち2点は双幅のため、8幅)が伝えられており、その内訳は以下の通りです。

 ①双狗子図(日本・個人蔵)
 ②狗子図(日本・個人蔵、双幅)
 ③母犬図(韓国・国立中央博物館
 ④花鳥狗子図(韓国・湖巌美術館)
 ⑤花鳥猫犬図(北朝鮮・平壌美術館、双幅)
 ⑥花鳥双雁図(同上)

 このほか、作風から李巌の作品と考えられている無印の絵としては、以下の4点(5幅)がある。

 ①翎毛図(韓国・国立中央博物館)
 ②花鳥図(韓国・湖巌美術館)
 ③狗子図(日本・個人蔵)
 ④狗子図(米・フィラデルフィア美術館)

 今回ご紹介の切手に取り上げられた『母犬図』は、無邪気な雰囲気の犬を描いたもので、上述のように、ソウルの国立中央美術館の所蔵品。李巌の代表作として知られており、日本の俵屋宗達の犬図にも影響を与えたといわれています。

 ところで、李巌の『母犬図』に限らず、朝鮮の伝統絵画では、犬は木の下にいる姿で描かれるのが定番となっています。

 古来、朝鮮では、犬は悪鬼・妖怪などがもたらす禍を祓い、家庭の幸福を守る力があると信じられており、中国の吉林省集安県に残る高句麗時代の古墳、角抵塚の壁面には、墓を守るためと思しき犬が描かれています。

 さらに、犬の意味でも用いられる“戌”の字が、“守る”という意味の“戍”と形が似ていること、さらに、韓国語の発音では、“戍”“守”“樹”がいずれも“ス”となることから、「泥棒に入られないようよく守る」という意味で「戌戍守樹」の語が使われるようになり、そこから、木の下に犬を描く画題が好まれるようになりました。朝鮮王朝時代には、木の下にいる犬の絵は泥棒除けになるとの俗信も広く信じられていたそうです。
 

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 建国記念の日
2018-02-11 Sun 11:08
 きょう(11日)は、建国記念の日です。というわけで、例年どおり、建国神話にちなんでこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

      観光地百撰・日本平24円

 これは、“観光地百選”切手の第2集として、1951年4月2日に発行された「日本平」の切手のうち、日本平からの富士を取り上げた24円切手です。

 日本平は静岡県清水市の南方約5km、標高308mの“有度山”を中心とした一帯の丘陵地です。

 記紀神話によると、景行天皇の命を受けた日本武尊は、比比羅木之八尋矛を賜り、吉備臣の祖先である御鋤友耳建日子を伴とし東征に向かいました。東征に先立ち、伊勢を訪ねた日本武尊に対して、倭比売命(日本武尊の叔母で、斎宮の祖とされる女性)は神剣と袋を与え、「危急の時にはこれを開けなさい」と言いました。

 はたして、相模の国で、国造に荒ぶる神がいると欺かれた日本武尊は野中で火攻めに遭いましたが、叔母から貰った袋を開けると火打石が入っていたので、剣で草を刈り掃い、迎え火を点けて炎を退けて脱出。生還した日本武尊は国造らを全て斬り殺し、死体に火をつけ焼き(これが焼津の地名の由来とされています)、賊を平定しました。なお、この時の故事にちなみ、神剣は草薙の剣と命名されています。

 勝利の後、日本武尊は有度山の山頂に登り四方を見まわしたとされ、これが“日本平”の地名の由来となったとされています。

 観光地百選はもともと、毎日新聞社の企画で、10部門の観光地のベスト10を全国からの投票によって決めようというもので、各部門の1位となった10点が切手として取り上げられました。このうち、日本平は“平原”の部の第1位として切手に取り上げられました。

 切手の元になった写真は、国立公園切手で収集家にもなじみの深い岡田紅葉が撮影したもので、印刷庁の山田輝郎が原図の版下を作成しました。郵政省から印刷庁への発注は2月6日でしたが、刷色に関して試刷が何回かやり直された結果、校了は3月12日までずれ込んでいます。

 切手発行日の4月2日には静岡県庁で贈呈式が行われ、郵政大臣の代理から静岡県知事、清水市長、清水商工会議所会頭、静岡市長、静岡商工会議所会頭、安倍郡有土山村長に、それぞれ、特別封包の切手一シートが贈呈されました。

 さて、以前から繰り返し書いていることですが、天孫降臨神武東征などの建国神話は、それがそのまま歴史的事実であるとは考えられません。ただし、そういうレベルでいえば、『聖書』の記述にも歴史的事実としては認めがたい部分が多々あるわけで、欧米のキリスト教世界で(信じるか信じないかは別の問題として)『聖書』の物語をたしなみとして国民に教えているのであれば、わが国でも民族の物語=神話としての建国神話を日本人の大半が常識として共有しているのが本来の姿だと僕は思います。

 したがって、僕に言わせれば、歴史の授業ではなく、国語の授業でこそ、小学生のうちから徹底的に記紀神話を教え込むべきだと思うのですが、そういうことを言うと、左巻きの人たちは「戦前の皇国史観が大日本帝国の侵略戦争を支える役割を果たした」などと主張して反対するんでしょうな。困ったものです。


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 平昌五輪開会式の“人面鳥”
2018-02-10 Sat 02:53
 平昌五輪の開会式が、きのう(9日)、行われましたが、選手が入場行進する前の、韓国の歴史と文化をアピールするアトラクションの一場面として登場した“人面鳥”のインパクトが強すぎるとして、ネット上では話題になっています。(下の画像。以下、画像はクリックで拡大されます)

      平昌五輪開会式・人面鳥

 報道各社に配られた開会式のガイドブックによると、「人の顔をした鳥は高句麗時代(紀元前1世紀~7世紀)の壁画に描かれており、韓国の神話に出てくる不死鳥の元になった」とのことですが、そうした“人面鳥”を取り上げた高句麗時代の壁画を取り上げた切手としては、こんなモノがあります。

      韓国・高句麗シリーズ(2006・壁画)  

 これは、2006年7月3日に韓国が発行した高句麗シリーズ第2集の切手のうち、将軍塚古墳の壁画「海神と月神」を取り上げた1枚で、人面鳥身の2神が描かれています。

 古代の朝鮮では、天と地を自由に往来する鳥は霊的な存在とみなされており、高句麗の建国神話には、以下のような物語が伝えられています。すなわち、中国の河伯(黄河の水神)の娘、柳花夫人は、太白山の南を流れる優渤水にいたところ、夫余王の金蛙に捕えられ、幽閉されていたところ、日光を浴びて懐妊し、大きな卵を産みます。金蛙王はその卵を犬や豚の傍に捨てさせましたが、犬も豚もこれを食べず、路上へ捨てても牛馬はこれを避けなかったため、野原へ捨てさせると、鳥が集まってきて卵を抱いて守りました。そこで、王は卵を柳花に返し、その卵から生まれた朱蒙は、後に高句麗を建国し、東明王(在位前37-前19)となります。

 こうしたこともあって、高句麗古墳の壁画には、神仙が鳳凰や鶴に乗って天を飛ぶ姿が描かれているほか、将軍塚を含む集安県(中国吉林省)の壁画には、今回ご紹介の切手に見られるように、人面鳥身の神獣が描かれました。この神獣にはさまざまなヴァリエーションがあり、今回ご紹介の切手に取り上げられた壁画のようにペアで描かれる場合には、不老長寿を意味する千秋・萬歳の対にして、中国の伝説の医者の扁鵲(の霊力)を表現するケースが見られます。これに対して、開会式のパフォーマンスのように、単独の場合には、“句芒”をイメージしたものであることが多いようです。

 句芒は、中国古代の五帝の一人、少昊の子で、三皇の一人に挙げられる伏羲を補佐して東方を治めたとされています。『山海経』によれば、その姿は、人頭鳥身で、二頭の龍に乗っているとされています。また、五行思想によれば、東は木と春に通じるので、句芒は木を治め、春を治める神ともされています。今回の開会式に登場した“人面鳥”も、おそらく、この句芒を意識したものではないかと思います。

 ところで、今回ご紹介の切手の高句麗シリーズは、盧武鉉政権下で、歴史認識をめぐる中韓対立が先鋭化する中で発行された1枚です。
 
 ことの発端は、1996年、中国社会科学院が中国東北部(満洲)に関する歴史研究を重点研究課題とする方針を決定し、翌1997年から“東北工程”と題する大規模な歴史研究プロジェクトを開始したことにありました。

 東北工程の一環として、中国側は高句麗前期の都城と古墳を世遺産に推薦するとともに、「高句麗は歴代中国王朝と隷属の関係にあり、中原王朝の管轄にあった地方政権」として、高句麗を中国史の一部として扱う傾向を強めます。

 じつは、2002年以前の中国では、北京大学の歴史科でも、高句麗を朝鮮史として扱っている蔣非非、王小甫らの『中韓関係史』がテキストとして使用されており、中国も高句麗史を“朝鮮史”として認識するという姿勢を示していました。ところが、東北工程を経て、2004年7月1日、蘇州で開催された世界遺産委員会において、高句麗前期の都城と古墳が世界遺産に登録されると、翌日の中国各紙が、高句麗について「漢、の時代に中国東部の地方政権だった」、「歴代の中国王朝と隷属関係を結んだ地方政権であり、政治や文化など各分野で(中国の)中央王朝の強い影響を受けた」と報じたばかりか、中国外務省のホームページでも韓国の地理、歴史に関する記述から高句麗という言葉も削除されていたことが判明。高句麗を、朝鮮半島北部で部族集団を統合した最初の国家としている韓国側はこれに強く反発します。

 2000年代に入り、中国側が高句麗を中国史の一部として扱うようになった背景について、当時の韓国内では、北朝鮮国家崩壊の可能性が現実味を帯びてきた中で、中国が統一後の国境問題など領土問題を強固なものにするための布石を打ち始めたものとの見方が一般的で、そうしたことも、韓国側の反発をより強める結果になりました。

 結局、中国はこの問題での譲歩を余儀なくされ、2004年8月、中韓両国政府は「歴史解釈の問題が政治争点化することを阻む」ことで合意したものの、韓国世論の反発はなかなかおさまらず、2006年9月のASEM首脳会議では、盧武鉉大統領が中国の温家宝首相に対して「学術研究機関次元だとしても両国関係に否定的な影響を及ぼすことがあり得る」との抗議しています。

 韓国の高句麗シリーズは、このように、高句麗の歴史的な帰属をめぐる中韓の対立が先鋭化する中で、2005年から盧武鉉政権末期の2007年まで3年に渡って発行されたもので、ナショナリズムを前面に打ち出したものでした。ちなみに、盧武鉉政権は北朝鮮に対してきわめて宥和的な姿勢を取っており、竹島問題などでの反日姿勢と並行して、高句麗問題でも“朝鮮民族”としてのナショナリズムを強調することで、“同胞”としての北朝鮮への韓国世論の反発を和らげようという意図があったものと考えられます。

 現在の文在寅政権はかつての盧武鉉政権以上に親北姿勢を鮮明にしており、今回の五輪も、統一旗を掲げての南北合同チームの入場をはじめ、北朝鮮芸術団の公演などを行うなど、“南北宥和”のプロパガンダとして活用しています。高句麗の壁画に登場する人面鳥を開会式のアトラクションに登場させたのも、その一環であることは疑いようがありません。

 ちなみに、一部の日本のメディアでは、人面鳥が「韓国の神話に出てくる不死鳥の元になった」というガイドブックの記述を基に、「韓国で不死鳥は『平和な時代にしか現れない』とされていることもあり、『平和の祭典』をうたう五輪の開会式に起用されたと思われる」と説明していましたが、その“平和の祭典”という大義名分が、文在寅政権による理不尽な対北宥和政策の口実になってきたという点も見逃してはなりますまい。
 

★★ NHKラジオ第1放送 “切手でひも解く世界の歴史” ★★

 2月8日(木)に放送の「切手でひも解く世界の歴史」第15回は無事に終了しました。お聞きいただいた皆様、ありがとうございました。次回の放送は、2月22日(木)16:05~の予定です。引き続き、よろしくお願いいたします。
 
 なお、2月8日放送分につきましては、2月15日(木)19:00まで、こちらの“聴き逃し”サービスでお聴きいただけますので、ぜひご利用ください。


★★★ 世界切手展< THAILAND 2018>作品募集中! ★★★

 本年(2018年)11月28日から12月3日まで、タイ・バンコクのサイアム・パラゴンで世界切手展<THAILAND 2018>が開催される予定です。同展の日本コミッショナーは、不詳・内藤がお引き受けすることになりました。

 現在、出品作品を3月12日(必着)で募集しておりますので、ご興味がおありの方は、ぜひ、こちらをご覧ください。ふるってのご応募を、お待ちしております。


★★ 内藤陽介の最新刊 『パレスチナ現代史 岩のドームの郵便学』 ★★

      パレスチナ現代史・表紙 本体2500円+税

 【出版元より】
 中東100 年の混迷を読み解く! 
 世界遺産、エルサレムの“岩のドーム”に関連した郵便資料分析という独自の視点から、複雑な情勢をわかりやすく解説。郵便学者による待望の通史!

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 リオのカーニヴァル
2018-02-09 Fri 10:18
 ことし(2018年)のリオデジャネイロ(以下、リオ)のカーニヴァルのメインパレードが、きょう(9日・現地時間)から14日まで行われます。というわけで、例年同様、カーニヴァル関連の切手の中から、この1枚です。(画像はクリックで拡大されます)

      ブラジル・カーニヴァル(2011)

 これは、2011年10月29日にブラジルがベルギーと共同発行した“ユーロパリア”の記念切手で、ブラジルの象徴として、リオのカーニヴァルが取り上げられています。

 切手の題材となったユーロパリアは、ベルギー王室の支援を受けて1969年から隔年開催されてきた文化祭典で、毎回、テーマ国を選んで、その国の美術、演劇、舞踊、文学、映画などを紹介しています。2011年はそのテーマ国にブラジルが選ばれたことから、今回ご紹介の切手が発行されたというわけです。

 西方キリスト教会では、四旬節(復活祭の46日=日曜日を除く40日前)から復活祭(イースター)前日までの期間は、イエス・キリストの受難を思って肉や卵などの食事制限を行うことから、その直前に肉に別れを告げる祭りが行われます。これが“謝肉祭”で、いわゆるカーニヴァルというカタカナの言葉は“carne vale(肉よさらば)”という表現に由来するものです。

 この断食の前の祝祭に、キリスト教伝来以前からのゲルマン人の春の到来を祝う祭りが融合し、街中を練り歩いたり、どんちゃん騒ぎをしたりする習慣になったと考えられています。

 この種の行事は、ポルトガル人入植者によってリオにももたらされましたが、リオのカーニヴァルの起源をどこに求めるかについては諸説があります。

 たとえば、1565年のリオデジャネイロ市の建設を記念して、1567年に人々が街を練り歩いたという記録が残されており、カーニヴァルの中心をパレードに求めるのなら、これが最古の例ともいえます。また、17世紀以降、遅くとも1723年までに、アゾレス諸島、マデイラ諸島、カーボ・ヴェルデからのポルトガル人移民が春祭りの“エントルード”を持ち込んだことをもって、リオのカーニヴァルの起源とされることも多いようです。

 エントルードというのはポルトガルの春祭りのことで、人々は仮面をつけ、通りで水や泥、柑橘類を投げ合うもので、じっさい、19世紀前半までのブラジルの街頭でのカーニヴァルは、“灰色の水曜日(カーニヴェル後の水曜日、すなわち、この日から四旬節が始まる日)”までの3日間、かつらや仮面をつけて、液体を掛け合ったり、小麦粉やタピオカ粉を投げつけあったりするのが、庶民の間では一般的なスタイルでした。

 一方、春祭りの時期のパレードとしては、1786年、前年(1785年)のポルトガル王ドン・ジョアン6世の結婚を祝って山車が作られたほか、1808年にポルトガル王家がナポレオン戦争の戦禍を逃れてブラジルに遷移してきた際に、ブラジル在住のポルトガル人たちが仮面をかぶり、派手な衣装をつけ音楽を鳴らして町中を練り歩き歓迎したことが、記録に残されています。

 こうした経緯を経て、1840年代になると、地元新聞社が主導して、かつてのローマやヴェネツィアに倣って、街の中で仮装をつけ、コンフェッテ(紙吹雪)をかけあう“カーニバル・パレード”の復活キャンペーンが始まりましたが、この時点では、カーニヴァルの音楽はゆっくりとしたマーチの“マルシャ”が主流です。ちなみに、音楽としてのサンバは、公式には、1916年12月16日に楽曲として登録された「電話で(Pelo Telephone)」(ギタリストのドゥンガとジャーナリストのマウロ・ヂ・アルメイダの作品)が最初の1曲とされています。「電話で」は、翌1917年の大ヒット曲となり、当時の舞踏音楽の最高の名誉として、翌1918年のカーニヴァルのテーマ曲の一つとなりますが、これが、サンバとカーニヴァルの最初の接点となりました。

 ところで、20世紀初頭、サンバとカーニヴァルが結び付く以前のリオでは、カーニヴァルの音楽はマルシャが中心で、パレードには公式には中流以上の白人しか参加が認められておらず、黒人や貧しい地域の人々は、自分たちで独自のグループを作り、カーニヴァルに勝手に参加していました。

 この小さなグループは“ブロコ”と呼ばれていますが、そうしたブロコが合併して規模を拡大していき、1928年以降、“エスコーラ・ヂ・サンバ”と呼ばれる巨大組織が生まれていくことになります。

 エスコーラというのは、本来、“学校”の意味ですが、この場合は、1928年にイズマエル・シルヴァらが組織した最初の団体の近くに学校があったため、冗談で“エスコーラ・ジ・サンバ・デイシャ・ファラール(Escola de Samba Deixa Falar=「言わせておけ」サンバ学校)”と名乗ったことに由来するもので、サンバの技能訓練施設という意味ではありません。

 さらに、1930年からは、カーニヴァルのパレードにコンテスト制度が導入され、5つのエスコーラが参加。これが好評だったため、1932年からはリオの大手スポーツ紙「ムンド・スポルチーヴォ」が、翌1933年からは大手紙の「ウ・グローボ」が、それぞれコンテストのスポンサーとなったことで、メディアを通じて、“リオのカーニヴァル”の注目度もあがり、優れた演出、楽曲が次々に誕生。世界的なビッグ・イヴェントへと成長していく端緒となりました。

  なお、リオとカーニヴァル、サンバの関係については、拙著『リオデジャネイロ歴史紀行』でもご説明しておりますので、機会がありましたら、ぜひご覧いただけると幸いです。


★★ NHKラジオ第1放送 “切手でひも解く世界の歴史” ★★

 2月8日(木)に放送の「切手でひも解く世界の歴史」第15回は無事に終了しました。お聞きいただいた皆様、ありがとうございました。次回の放送は、2月22日(木)16:05~の予定です。引き続き、よろしくお願いいたします。
 
 なお、2月8日放送分につきましては、2月15日(木)19:00まで、こちらの“聴き逃し”サービスでお聴きいただけますので、ぜひご利用ください。


★★★ 世界切手展< THAILAND 2018>作品募集中! ★★★

 本年(2018年)11月28日から12月3日まで、タイ・バンコクのサイアム・パラゴンで世界切手展<THAILAND 2018>が開催される予定です。同展の日本コミッショナーは、不詳・内藤がお引き受けすることになりました。

 現在、出品作品を3月12日(必着)で募集しておりますので、ご興味がおありの方は、ぜひ、こちらをご覧ください。ふるってのご応募を、お待ちしております。


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 切手でひも解く世界の歴史(15)
2018-02-08 Thu 03:36
  本日(8日)16:05から、NHKラジオ第1放送で、内藤が出演する「切手でひも解く世界の歴史」の第15回が放送される予定です。(番組の詳細はこちらをご覧ください)。今回は、明日(9日)が平昌五輪の開会式ということで、この切手もご紹介しながら、、平昌のある江原道にちなみ、金剛山の切手についてお話する予定です。(画像はクリックで拡大されます)

      北朝鮮・金剛山(1950頃)

 これは、1950年頃に北朝鮮が発行した金剛山50チョン切手の田型です。

 北朝鮮最初の切手は、1946年3月12日に発行されたムクゲの20チョン切手と金剛山の50チョン切手ですが、このうちの50チョン切手にはさまざまなバラエティがあり、刷色違いだけでも黄緑・赤・紫の3種に大別(さらに細かいシェード違いもありますが)されます。このうち、紫色で無目打のものは、1950年頃に出現したと考えられています。 

 金剛山は、中朝国境の白頭山(中国側の呼称は長白山)とともに朝鮮を代表する名山とされており、その大半は、現在の行政区域でいうと、軍事境界線(北緯38度線)近くの北朝鮮の江原道の東海岸に位置しています。ちなみに、江原道は、もともと、朝鮮王朝(李氏朝鮮)の時代の行政区画として朝鮮半島中東部に設置された“朝鮮八道”の一つでしたが、第二次大戦後、その範囲は南北に分割されました。ただし、江原道の名前の由来になった江陵と原州は、いずれも、韓国領内にあります。

 金剛山一帯は、最高峰の昆盧峰(1639メートル)をはじめ、1万2000もの峰からなるダイナミックな渓谷地帯で、その範囲は東西40キロ、南北60キロにも及んでおり、その範囲を一番広くとった場合には、南端の一部が韓国領内にまたがることになります。また、毘盧峰がある中央連峰の西側が内金剛、東側が外金剛、東端の海岸部が海金剛と呼ばれています。

 花崗岩が長い年月をかけて風化・浸食された奇岩の数々は、古来より多くの伝説の舞台となるなど、朝鮮民族にとっては単なる景勝地にとどまらず、民族の象徴ともいうべき存在となってきました。旧朝鮮王朝時代は交通の便が悪く、訪れる人も少なかったのですが、日本統治時代に金剛山電気鉄道ならびに朝鮮総督府鉄道・東海北部線が開通し、一大観光地となりました。

 さて、金剛山は、日本統治時代の1939年、当時の7銭切手の図案に“日本有数の名山”として取り上げられています。この7銭切手は濃い青緑色の精巧な凹版印刷で製造されており、戦前日本の国力のピークを示すものでした。

 その後、いわゆる太平洋戦争の時代を通じて日本切手の品質も大いに劣化していますが、終戦前後、最も品質が劣化したとされる普通切手でさえも、今回ご紹介した北朝鮮の切手に比べればかなりましな出来ばえです。

 終戦直後、旧満州に進駐したソ連軍が日本人の資産を大量に接収していったことは広く知られていますが、それと同様に、北朝鮮の場合も、旧満州ほどではなかったにせよ、機械や施設、食料などがソ連軍によって大量に奪取されていきました。この結果、ソ連による北朝鮮の“解放”は、北朝鮮経済、特に一般民需に大きな打撃を与えることになりました。北朝鮮の粗悪な金剛山切手には、そうした当時の状況が反映されているわけです。

 ちなみに、金剛山の萬物相は1949年には発足後まもない韓国の20ウォン切手にも取り上げられています。北朝鮮領内にある金剛山を、韓国があえて通常切手の図案として取り上げたのは、自分たちこそが朝鮮半島を代表する唯一の正統政府であることを、切手を通じて内外に示すためです。ただし、韓国の切手は、日本時代の切手には及ばないものの、北朝鮮の切手に比べると印刷物としては上質です。

 現在でも、しばしば、1960年代までは韓国よりも北朝鮮の方が豊かだったとの記述が歴史の本などでは見かけられます。たしかに、北朝鮮の発表した公式の統計データがすべて正しいとすれば、国家全体のGDPレベルにおいては北朝鮮が韓国を凌駕していたということになるのかもしれません。しかし、GDPがどれほど大きかろうと、富の再分配が適正に行われなければ、国民の日常生活は決して豊かにはならないのです。

 一般国民が日常生活で使用する切手(や郵便物に使われす紙類)の品質は、時として、そうした公式の統計数字には表れない国民生活の実態をあぶり出す資料として、重要な意味を持っていると言えましょう。

 なお、このあたりの事情については、拙著『朝鮮戦争』でも詳しくご説明しておりますので、機会がありましたら、ぜひお手にとってご覧いただけると幸いです。


★★ NHKラジオ第1放送 “切手でひも解く世界の歴史” 次回は8日!★★

 2月8日(木)16:05~  NHKラジオ第1放送で、内藤が出演する「切手でひも解く世界の歴史」の第15回が放送予定です。今回は、平昌五輪の開幕前日ということで、平昌のある江原道にちなみ、金剛山の切手についてお話する予定です。なお、番組の詳細はこちらをご覧ください。


★★★ 世界切手展< THAILAND 2018>作品募集中! ★★★

 本年(2018年)11月28日から12月3日まで、タイ・バンコクのサイアム・パラゴンで世界切手展<THAILAND 2018>が開催される予定です。同展の日本コミッショナーは、不詳・内藤がお引き受けすることになりました。

 現在、出品作品を3月12日(必着)で募集しておりますので、ご興味がおありの方は、ぜひ、こちらをご覧ください。ふるってのご応募を、待ちしております。


★★ 内藤陽介の最新刊 『パレスチナ現代史 岩のドームの郵便学』 ★★

      パレスチナ現代史・表紙 本体2500円+税

 【出版元より】
 中東100 年の混迷を読み解く! 
 世界遺産、エルサレムの“岩のドーム”に関連した郵便資料分析という独自の視点から、複雑な情勢をわかりやすく解説。郵便学者による待望の通史!

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 世界切手展< THAILAND 2018>のご案内
2018-02-07 Wed 11:34
      タイ・ラーマ10世誕生日(2017)

 本年(2018年)11月28日から12月3日まで、新国王陛下御即位の祝賀行事の一環として、タイ・バンコクのサイアム・パラゴン(2013年の世界切手展<Thailand 2013>と同じ会場)でFIP(国際郵趣連盟)認定の世界切手展<THAILAND 2018>が開催される予定です。同展の日本コミッショナーは、不詳・内藤がお引き受けすることになりましたので、本ブログにて、同展の特別規則のうち、出品に関する事項を抜粋し、その概要をお知らせいたします。

 規則の正式な文言などは、必ず、同展ウェブサイトに掲載の特別規則の原文でご確認ください。出品に必要な書類の用紙も同サイトからダウンロード可能です。なお、印刷・製本された状態のブルテン等は現時点では制作されていません。

 なお、今後の同展に関する連絡は、原則として全て電子メールにて行います。電子メールをお使いになれない方で関係書類をご希望の方は、データをプリントアウトしてお送りいたしますので、実費として500円(送料込・切手代用不可)をコミッショナー宛、ご送金ください。

1.開催時期 
 2018年11月28日-12月3日(6日間)

2.会場
 サイアム・パラゴン5階 ロイヤル・パラゴンホール1-3

3.出品申込と結果の通知
 出品申込に際しては、所定の書式(主催者ウェブサイトでダウンロードできます)に必要事項を記載の上、作品の内容を説明するページ(タイトルないしはプランのリーフ。英文)のコピーを添えてコミッショナー宛にお送りください。郵送だけではなく、電子メールでのご送付も受け付けます。なお、連絡先は文末に記載しております。
 現地組織委員会への提出期限が2018年3月15日ですので、国内の受付〆切は3月12日(コミッショナー必着)とします。(なるべく、3月以降に到着するようにお送りいただけると助かります)ご出品の可否は、2018年5月30日までにコミッショナーに告知されることになっています

3.出品クラス
 競争出品
― Class 1:FIPチャンピオン・クラス (2008-2017年の10年間にFIP展において3回以上LG受賞の作品)
― Class 2:国別伝統  A)タイ B) タイを除くアジア、オセアニア、アフリカ C)ヨーロッパ、D)南北アメリカ
― Class 3:郵便史 A)タイ B) タイを除くアジア、オセアニア、アフリカ C)ヨーロッパ、D)南北アメリカ
― Class 4:ステーショナリー
― Class 5:航空郵趣
― Class 6:宇宙郵趣
― Class 7:テーマティク A)自然 B)文化 C)科学技術
 *出品申込書には作品がA-Cのどのサブクラスに該当するかを記入してください。
― Class 8:マキシマフィリー
― Class 9:収入印紙
― Class 10:ユース A)2018年1月1日時点で10歳から15歳 B)同16歳から18歳 C)同19歳から21歳
― Class 11:文献 A)2013年1月1日以降に出版された書籍 B)2016年1月1日以降発行の雑誌 C)2016年1月1日以降に出版されたカタログ
 *文献の出品には、通常の出品申込書に加え、文献専用の申込書(主催者ウェブサイトでダウンロードできます)も提出してください
― Class 12ワン・フレーム(1フレーム出品)
  出品申込書には、以下のA-Hのどのサブクラスに該当するか、ご記入ください。
  A)国別伝統 B)郵便史 C)ポスタル・ステーショナリー D)航空郵趣 E)宇宙郵趣 F)テーマティク G)マキシマフィリー H)印紙
 *ワン・フレーム出品には賞状のみでメダルは授与されません。また、過去に国際切手展で受賞したマルチ・フレームの作品からの抜粋展示は認められません。
― Class 13 現代郵趣
 現代郵趣の最高水準の作品を展示して、この分野の収集を促進するとともに、郵政当局に対して1980年以降(1980年から現在まで)に発行されたマテリアルを収集・研究しているフィラテリストが相当数存在していることを示すためのクラスで、(A)国別伝統、(B)郵便史、(C)ステーショナリーの各分野での出品が可能です。
 出品作品には、審査の結果、しかるべきランクの授賞メダルが授与され、そのデータはFIAPの公式記録にも掲載されます。なお、採点の結果、60点以下の場合はメダルではなく参加証が授与されます。
 出品作品への割当フレーム数は5フレームで、他部門への出品と重複しての出品も可能です。
― Class 14 オープン

 *以前の出品作品のタイトルを変更して出品する場合は、必ず、以前のタイトルを出品申込書に記載してください。

4.リーフのサイズとフレームの割当数
 ・ フレームの大きさは97cm×120cmとなる予定です。1フレーム16リーフ構成の場合、1リーフの大きさは23cm×29cm以内としてください。
 ・ 黒色ないしは濃色のリーフは受け付けません。
 ・ 鑑定書が必要なマテリアルについては、リーフの右下に©と表示したうえで、鑑定書の実物を保護ラップに入れてリーフの裏側に添付してください。
 ・ フレームの割当数
 8フレーム :チャンピオン・クラスならびに一般競争出品のうち、過去にFIP展/FIAP展で大金銀賞以上を受賞した作品
 5フレーム :初出品もしくは過去のFIP展/FIAP展で金銀賞以下を受賞した作品
 ユース部門 :1-3フレーム (10.A)/2-4フレーム (10.B)/3-5フレーム (10.C)
 ワン・フレーム:1フレーム
 現代郵趣:5フレーム

5.出品料
 ・ ユース、文献、1フレームを除く各部門の出品料は1フレーム80米ドル
 ・ ユースの出品料は無料
 ・ 文献の出品料は1件につき90米ドル
 ・ 1フレーム部門の出品料は1件につき100米ドル

6.作品の搬入と返却
 ・作品搬入はコミッショナーが行うことになっております。したがって、コミッショナーと同行の上、ご本人が作品を搬入される場合を除き、コミッショナーが作品をお預かりすることになりますが、その場合は、全日本郵趣連合の規定によるコミッショナーによる運搬費用(1フレームにつき4000円)をご負担いただくほか、別途、指定の条件をご承諾いただくことが前提となります。そのほか、なお、コミッショナーとの作品の受け渡しに関する詳細等については、内藤までお問い合わせください。
 ・ 文献出品は2018年10月31 日必着で、各タイトルにつき2部ずつ、後述の組織委員会宛に送付してください。
 ・ 〆切を過ぎて到着した作品は審査の対象外となります。作品未着の場合、出品料は返金されません。
 ・ 出品物は取り外し可能な保護カバーをつけ、各リーフの表面左下に展示順の番号を記してください。また、出品物は組織委員会の支給する指定の封筒に入れて搬入してください。

7.関係連絡先
・組織委員会 The Organizing Committee of THAILAND 2018
 PAT 2nd Floor Operation Building, Samsen Nai Post Office
 1553 Phahholyothin Road, Phayathai,
 Bangkok 10400, THAILAND
 Tel: 662 278 1034
 Fax: 662 278 1034
・日本コミッショナー 
 内藤陽介(ないとう・ようすけ)
 ご連絡は本ブログ右側、プロフィール下のメールフォームをご利用ください。

 ちなみに、本日の記事の冒頭に掲げた切手は、昨年の国王陛下のお誕生日に際して発行された記念切手です。今回の切手展が、国王陛下の御即位祝賀行事の一環として行われるということなので、御即位後の陛下の肖像切手をご紹介しました。

 1人でも多くの皆様のお申込み・お問い合わせを心よりお待ちしております。
 

★★ NHKラジオ第1放送 “切手でひも解く世界の歴史” 次回は8日!★★

 2月8日(木)16:05~  NHKラジオ第1放送で、内藤が出演する「切手でひも解く世界の歴史」の第15回が放送予定です。今回は、平昌五輪の開幕前日ということで、平昌のある江原道にちなみ、金剛山の切手についてお話する予定です。なお、番組の詳細はこちらをご覧ください。


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